週末クルマライター栗原が行く!北海道初開催の「D1グランプリ」でドリフトとグルメを堪能(後編)

東京ウォーカー(全国版)

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好天に恵まれた決勝日は大賑わい!


決勝日ということもあり、この日の十勝スピードウェイは大賑わい。コースサイドには幾重もの人垣ができました。

コースサイドは観客で幾重もの人垣ができた撮影:クリハラジュン


訪れた方にお話を伺うと「D1ってよくわからないのです」という方が意外と多くてビックリ。家族連れの中には「子供が車好きで。コンビニでポスターを見てやってきました」という方も。また、十勝地方の人が多いのかと思いきや、室蘭から車で6時間かけて来た方もいらっしゃいました。

午前中の単走決勝は川畑真人選手が優勝


レースは午前中、単走決勝が行われました。観客の熱気を受けて、選手たちも熱い走りで応えます。


日比野哲也選手(K'SPEC SunRISE Racing)は1コーナーをドリフトしながらリアタイヤから入っていく「ケツ侵入」を披露!

日比野哲也選手(K'SPEC SunRISE Racing)撮影:栗原祥光


2コーナーまでドリフトを維持することはできなかったのですが、その走りに場内は大盛り上がり!

そして室蘭出身の上野選手がタイヤスモークをモクモク出しながら96.23点を出して暫定トップに立つと、場内は北海道のヒーローに湧きあがります。 

上野高広選手(TEAM VERTEX DIGICAM)撮影:栗原祥光


この日、強さを見せたのはTOYO TIRES GLION TRUST RACINGのGT-R。

1000馬力近いパワーを出す2台のGT-Rのうち1号機の末永正雄選手が97.49点でトップに立つと、2号機でエースの川畑真人選手が、この日の最高速である182km/hをたたき出し、1コーナーへ向けて豪快なドリフトで侵入。振り返すセクター5の点数は伸びなかったものの、97.60点でトップ。単走3連勝を決めました。

川畑真人選手(TOYO TIRES GLION TRUST RACING)撮影:栗原祥光


3位には、末永正雄選手の兄で、帯広周辺に住んだことがあるという末永直登選手が入りました。

末永直登選手(YUKE'S Team ORANGE)撮影:栗原祥光


ピットウォークは大盛況!


お昼には、選手やレースクイーンに近づけるピットウォークが開催され、サインを求める人たちで大盛況!

ピットウォークの様子撮影:栗原祥光


目をキラキラさせながら選手にサインを求める姿が印象的で、選手たちも握手やサイン、記念撮影に大忙し。でも楽しそうでした。

昼は「ご当地」ポテトチップス


その間、私は昼食をとることに。弁当を買い忘れ、また豚丼一つに30分並ぶことに懲りたので、この日は更別村観光協会が販売していたポテトチップスを購入。

さらべつ産のポテトチップス。1個130円撮影:栗原祥光


更別村で取れたジャガイモを米油で揚げたというこのポテトチップス。口当たりはとても軽く、コーラとぴったり。味は薄味でしょっぱくないのも嬉しいです。ポテトチップスまで美味しいとは、北海道恐るべし!

決勝日の昼食は、十勝産ジャガイモのポテトチップスとコーラ撮影:栗原祥光


北海道出身の上野が大活躍!横井選手が2連勝


午後は決勝トーナメント。2台のマシンが並んで走り、その距離と姿勢を競います。近い距離で走りますから、ちょっとしたミスで接触ということも。

末永正雄(写真右)が接触し、前走車のバンパーが外れた瞬間撮影:栗原祥光


ルールにより単走、追走を通じて使えるタイヤは3セットのみで、タイヤマネージメントが優勝の鍵となります。

どの試合も見応えがあったのですが、特に印象的なのはベスト4戦から。その中でも上野選手と末永直登選手は、お互いにタイヤの溝がほとんど残っていない状況の中、ギリギリのコントロールで再戦にまでもつれる展開。

準決勝の第2試合「末永正雄VS上野高広」戦撮影:栗原祥光


その中で上野選手は走行後、スタート地点へと戻ってくる度に観客に手を振るなどファンサービスをされていました。結果としては末永選手が決勝進出しましたが、この日の上野選手はとても輝いていました。

試合ごとにファンに手を振る上野高広選手撮影:栗原祥光


準決勝のもう一組は、川畑選手と横井昌志選手。横井選手は後追いから川畑選手のインにピッタリ入って2ランクのアドバンテージを獲得し勝利。

準決勝第1試合「川畑真人VS横井昌志」戦撮影:栗原祥光


決勝はタイヤがほとんど残っていない末永直登選手と、若干ではあるが余裕のある横井選手。誰もが横井選手が有利だと思ったのですが、末永選手が2コーナーで相手のインに入る走りを見せてアドバンテージを取るなどをして、再戦にもつれこみます。


再戦はお互いタイヤの溝がなく、両名とも脱輪。その中でピッタリとつけていた横井選手が優勝となりました。


3位は決定戦で上野選手を引き離した川畑選手が入り、奇しくも前戦オートポリスと同じ結果となりました。

3位決定戦の様子撮影:栗原祥光


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