「積極的なサッカーを続けてほしい」鹿島OBの岩政がロシアW杯で活躍する後輩にエール
東京ウォーカー(全国版)
元サッカー日本代表で、現在は東京ユナイテッドFC選手兼コーチを務める岩政大樹氏が、「アリアンツ・ジュニアサッカー・キャンプ ジャパンセレクション」の審査員として登場。ロシア・ワールドカップで活躍する鹿島アントラーズの後輩について期待を語った。
「(決勝トーナメントでは)今続けているように相手に勝つためにどうすれば良いのかを考えながらプレーをするだけだと思います。将来、日本のサッカーが世界一位になるために、どのようにバランスを保ちながら攻めていくのかを確立しなくてはいけない時代に入ってきていると思います。挑戦によって見えてくるものがあるので、積極的なサッカーを続けてほしいですね」

FCバイエルン・ミュンヘンのプラチナ・パートナーとして、サッカーの普及と次世代の育成に取り組むアリアンツ・グローバル・インベスターズは、毎年14歳から16歳の男女を対象とする「アリアンツ・ジュニアサッカー・キャンプ」を主催している。
今回は、参加国24ヵ国の中に日本が初選出され、6月30日(土)、中高生の若きサッカー選手54名がドイツ・ミュンヘン行きの切符を求めて集結。選考会には、岩政氏と、ペスカドーラ町田で活躍する現役Fリーガー・中井健介選手、アリアンツ・グローバル・インベスターズ代表者が審査員として登場した。
一次選考では、書類選考を通過した選手54名が、制限時間1分の一対一の対戦方式で対戦。積極的にドリブルを仕掛ける選手や、ミドルシュートを効果的に使う選手など、それぞれの個性が光る熱い戦いを繰り広げた。
トーナメントが進むにつれて戦いは白熱。体をぶつけ合いながら激しくボールを奪い合う姿と、目が離せないスピード感のある試合展開に会場は終始熱気に包まれた。

本選考会を主催するアリアンツ・グローバル・インベスターズ代表取締役の小橋氏は「今年はちょうどワールドカップの年ということもあり、日本で初開催することになった。サッカーはスキルだけではなく品性やパーソナリティーも重要。キャンプへ参加して自分を磨き、日本の先頭に立つ選手になってほしい」と語った。
ドイツ行きを決める一戦必勝のトーナメントで、計8名の選手が一次選考を通過し、続く二次選考で、自国の文化を海外に発信する能力が問われる英語を含んだ面接へ。選手たちは試合の時とはガラッと違った雰囲気に緊張の面持ちを浮かべながら、サッカーへの想いや、日本のアピールポイントを堂々と話した。
審査員を務めた岩政氏は、子どもたちに対して「現代では情報を得ることはいくらでもできますが、世界を直に体感できる機会というのはなかなかないので、自分の将来に対する投資になると思って頑張ってください」とエールを送った。
今回の選考会で勝ち残った8名から、技術と面接の結果を総合的に審査したのち、最終的に2名(予定)が代表として選出される。日本代表に選ばれた選手は、8月にドイツで行われる6日間のキャンプに無償で招待され、「FCバイエルン・ミュンヘン」のトレーニング受講やプロ選手との交流、また同じ志を持つ世界各地の選手と異文化交流ができるプログラムに参加する。
セレクション終了後、岩政氏は「非常に興味深いセレクションでした。選手たちもチーム戦ではないので、ゲームに入り辛かったと思いますが、徐々にチャンスを掴みたいという気持ちが出てきて、熱い戦いを繰り広げてくれましたね」と語り、若い世代で世界を経験することのメリットについて「現代では情報を得ることはいくらでもできますが、世界を直に体感できる機会というのはなかなかないので自分の将来に対する投資になると思っています」とコメントした。
■一次選考合格者の8名
①大熊 悠希選手 14 歳 (LARGO.FC U15)
②菅原 遼介選手 14 歳(横浜栄 FC)
③Lukas Sussman 選手 14 歳 (CHRISTIAN ACADEMY IN JAPAN)
④金子 暖叶選手 14 歳 (横浜栄 FC)
⑤太田 峻輔選手 16 歳 (FC Gois)
⑥荒木 翔選手 16 歳 (FC Gois)
⑦平井 淳貴選手 14 歳 (横浜栄 FC)
⑧一瀬 葵夢選手 14 歳 (武田消毒ジェイド FC)
浅野祐介/ウォーカープラス編集長
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