目指せ動画インフルエンサー!前田エマがビデオグラファーに挑戦
東京ウォーカー(全国版)

小学生の憧れの職業ランキング上位にYouTuberが食い込むなど、ここ数年で人気職業にまで上り詰めた動画系クリエイターの仕事。SNSの普及により、自分で撮影した動画を発表する機会も増え、今後ますます活躍の舞台が広がりそうだ。
動画の技術を学んでイマドキの仕事にチャレンジしてみたい。だけど独学で習得するのは難しそうだし、カメラの使い方もいまいちわからない。そんなお悩みを抱えている方も多いのでは? そこで今回は、幅広い表現活動を続けるモデルの前田エマさんが動画スクールの授業を体験取材し、自分で動画を撮影・ディレクションして編集する「ビデオグラファー」デビューを目指すことに!

「YouTubeでは、カバンの中身を紹介するものや、お悩み相談動画を観るのが好きなので、そういう動画が作れるようになれたら楽しそう」と意気込み十分!

前田エマさん/モデル 1992年生まれ、神奈川県出身。東京造形大学を卒業。オーストリアウィーン芸術アカデミーに留学経験を持ち、在学中から、モデル、エッセイ、写真など、分野にとらわれない表現活動が注目を集める。
学びたい動画技術でコース選択ができる!
前田さんが訪れたのは、青山一丁目駅から徒歩5分ほどのところにある「BYND(バインド)」。2015年に誕生した動画とモーショングラフィックスの学校だ。普段撮影スタジオとして使われているこちらでは、定期的に動画クリエイターのノウハウを教えるスクールを開講。動画の撮影から編集まで、1か月間全5回の講座でしっかりと学ぶことができると評判だ。
動画講座は、撮影と編集ソフトを学ベる「ビデオグラファー」と、フラットデザインアニメーションの技術を学ぶ「モーショングラフィッカー」の大きく分けて2つのコースから選択することができる。今回前田さんは、自分の撮影した動画を編集してみたいということで、「ビデオグラファー」講座の模擬授業を体験することに!

仕事に生かせる動画スキルが習える!
教えてくれるのは、動画クリエイターである講師の山本輔先生。現役クリエイターとして活躍する先生から直接指導を受けられるのもこのスクールの魅力だ。プロの目線から実践的な技術を学べることから、ビデオグラファーを目指す学生はもちろん、スチールカメラマンやデザイナーなど動画スキルを仕事に生かす目的で通う人も多いそう。
授業に必要な道具は、編集ソフト「Premiere(プレミア)」が入った自分のPCと、一眼レフカメラやスマートフォンなどの動画撮影機材の2つだけ。通常の講座では、全5回の授業の中で、動画制作の全体像の把握から、Premiereを使った編集技法や動画撮影のテクニックを学び、実際に動画を制作・発表するまでを行う。
カメラの使い方を覚えて、いざ動画を撮影!
今回は体験取材いうことで、まずは動画撮影に使う一眼レフカメラの使い方から学ぶことに。F値やシャッタースピード、ISO感度などカメラの基本から教えてくれるので、一眼レフで動画を撮るのは初だという前田さんもスムーズにカメラを操作していく。

授業では動画をうまく撮るためのポイントも丁寧に解説してくれる。「まずは失敗を避ける。ピンボケや手ブレしないように撮ることが大事です。次に邪魔なものが写り込まないように撮影する環境をつくること、そして撮影する構図に気を付けること。この3つを守れば、いい動画を撮影することができます」と山本先生。

カメラの操作方法と撮影のコツを教わったら、いよいよ撮影スタート。動画撮影は2人一組になり、教室内の好きな場所で行う。教室は普段はスタジオとして使っているため、動画映えしそうな小物がいたるところに。
前田さんも「私の好きなアンティークなインテリアがいっぱい。これは絵になりそう! 編集する時の素材に使えるように、いろいろ撮っておこう」とカメラを構えて教室内をウロウロ。
初めての動画レポで、気分は動画インフルエンサー
撮影に慣れてきたら、カメラを自分に向けて初の動画レポにも挑戦! 「カメラに向かって話すのって緊張するけれど、やってみると楽しいかも。どんなふうに撮られるかを自分で考えながら撮影するのが新鮮でおもしろい」と、気分はもう動画インフルエンサーだ!




編集ソフトを使って自分で撮った動画編集を!

続いては撮影した動画素材を使って編集作業にトライ! 「ビデオグラファー」講座ではプロのクリエイターも使う「Premiere」というソフトを使って動画の編集を行う。講座ではソフトを立ち上げるところから順を追って教えてくれるため、編集ソフトに触ったことがない初心者にも安心だ。初めは難しそうと自信なさげだった前田さんも、山本先生や周りの生徒さんに協力してもらいながら撮影した素材を上手につなぎ合わせていき……ついに動画作品が完成!「動画素材をバランスよくつなぎ合わせるのが難しかったけれど、作業が進むにつれて少しずつ動画が完成していくのを感じられて、すごく楽しかったです!」(前田さん)


完成した動画で作品上映会を開催
授業の最後には、クラスメイトたちの前で完成したばかりの動画を披露! 前田さんの作品が上映されると、みんなからいっせいに絶賛の拍手が巻き起こった。

「こんな短時間で、ここまでできたなんて、自分でもびっくり! 動画って撮るのが大変そうって思っていたけれど……先生がカメラの使い方や構図についても説明してくれるので、すごくわかりやすかったです。初めての編集作業は、クラスメイトの皆さんが手伝ってくれたおかげで楽しく進められました。作業中も自然とPCの前にみんなが集まってきて、『もっとこうしたらおもしろくなるかも』ってアドバイスをくれたり。和気あいあいと意見交換できるからどんどん動画のアイデアが生まれてきそう!」(前田さん)

短期間で動画スキルが身に付けられる!
「BYND」の魅力は短期間で動画を学べるところにもある。その理由を聞いてみると、「私たちが大切にしているのは、生徒さんに動画を学ぶための最初のステップをクリアしてもらうこと。まず1か月間、このスクールで動画の基礎を身に付けていただけば、ネットにある情報や本に書いてある内容が理解できるようになります。その先はどんどん自分の力でステップアップすることができるんです」(山本先生)

仕事につながる? 卒業後の人脈づくりも
また、このスクールのいいところは人脈づくりのしやすさにもあるという。「当校はクラス制を採用しており、入学から卒業までクラスメイトとして一緒に動画を勉強していくことで、いい仲間づくりができます。生徒さんの中にはスチールカメラマンやデザイナーなど、クリエイティブな仕事に携わっている人が多く、新たな人脈も広がると思います。卒業後、一緒に動画の仕事をすることになったという話もよく聞きますね」(山本先生)
動画撮影や編集を基礎からしっかり学べる「ビデオグラファー」講座。初めはカメラの使い方すらわからなかった初心者でも、1か月後には、クラスメイトたちの前で堂々と自分の作品を発表できるまでに成長しているはず。動画スキルを身に付ければ、憧れのビデオグラファーも夢じゃない!?
構成=城リユア(mogShore)/取材・文=秋山ももこ(mogShore)/撮影=千倉志野
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