三崎の食堂で味わう意外なマッチング! 三崎マグロと東南アジアカレーの異色コラボに舌が驚き、よろこぶ!

横浜ウォーカー

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三浦市三崎で営業している、地元で人気の食堂「食房 miura」。三浦半島の季節の魚と新鮮野菜を扱う居酒屋だが、カレーLOVEの人ならランチタイムに訪れたい。定食と共にカレーを提供しているからだ。しかも、そのカレーは東南アジア風のテイストで、ルーと具にそれぞれ三崎マグロを使っているという。

テールのとろみとホホ肉の旨味が決め手


【写真を見る】昼限定の「三崎まぐろカレー(三浦野菜サラダ付)」(1,100円)。ココナッツミルクの効果もあり、辛さは抑えられている(C)撮影= 矢野健久


ランチ限定の「三崎マグロカレー」は、自家栽培のレモングラスやローズマリーなど約10種類のハーブ&香辛料と、ココナッツミルクで仕込むタイカレー。もっと具体的にいえば、赤唐辛子を使うレッドカレーになる。そこにコラーゲン豊富なマグロのテールを加えることで、ルウにとろみが出る。最後に揚げたてのマグロのホホ肉を、ルウとは別皿のライスと一緒に乗せれば完成。

三崎マグロカレーで使用しているマグロのテールとホホ肉。鮮度のよさがポイント(C)撮影= 矢野健久


タイカレーだからこそマグロにベストマッチ


三崎マグロとタイカレー。異色のコラボだが、いざ食べてみると両者のマッチングが非常にいい。スパイスの香りによって魚特有の臭みを一切感じず、トロッとしたテールと噛むほどに旨味が広がるホホ肉のよさが際立っている。

店主・荏原秀介さんは、「欧風カレーではマグロの臭みが出てしまう。ナンプラー(魚醤)も使うタイカレーだからこそ合う」と教えてくれた。

メニューリストに載っていない裏メニューが「アジフライカレー」(1,350円前後、ランチのみ提供)。これは常連客から「定食メニューの定番おかずのアジフライをカレーの具にしてほしい」という要望で誕生したカレーで、今ではファンが多い。一見さんでも注文できるので、カレー好きならこちらも試してみては?

同じく昼限定メニューの「アジフライカレー」(1,350円前後)。地元で水揚げされたアジフライは大好評(C)撮影= 矢野健久


常連客に頼まれて作った裏メニューも食べてみたい!


店主・荏原秀介さん。2014年の創業時よりスタッフの奥さん・由佳さんと一緒に店を切り盛り(C)撮影= 矢野健久


店主の荏原秀介さんは、元々、和食出身の職人だった。そして、自分の店を立ち上げる前に三崎マグロに合うスパイスカレーを探し求めて、東南アジアに渡って一から学んだ。

和の落ち着いた空間。店主夫妻が醸し出すアットホームな雰囲気も居心地がいい(C)撮影= 矢野健久


内装は、カウンターと座敷のある和風の造りになっている。2014年に創業して以来、地元の人から愛され、壁には袋に入ったキープされた焼酎ボトルが数多くぶら下がっている。夜は、漁師が釣った魚を味わえる「地魚刺身3種盛」(760円)、「同5種盛」(950円)などがそろう。昼のカレーもいいけど、夜の魚料理もオススメだ。

三崎マグロ×タイカレーという一見ミスマッチに思えるが、絶妙なほどのマッチングのよさが味わえるまぐろカレーを食べに行ってみよう!

三崎体育館や三崎小学校の近くで営業。看板にある「m」の字はよく見るとカモメの形をしている(C)撮影= 矢野健久


取材・文=小林智明、撮影=矢野健久

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