さとう宗幸・山寺宏一・大久保剛志…宮城県ゆかりの著名人が選ぶ「私が好きな日本酒」
東京ウォーカー(全国版)
山寺宏一「ぼくの体は宮城の酒と食べ物でできています」

出身は塩竈(しおがま)市。その後多賀城市、利府町に引っ越しましたが、最寄り駅がJR仙石線本塩釜駅だったので、自分の意識では「地元は塩竈」です。
22歳まで宮城で過ごしましたが、当時は日本酒には縁がありませんでした。でも不思議なもので、年齢を重ねると酒の魅力がわかるようになるんですよね。「あれ?すごくおいしいな」と思う瞬間がくる。若いころは、おいしい魚には白ワイン、なんて格好つけていましたが、今は断然日本酒ですね。
地元の魅力は、地元を離れるとわかるもので、今さらながら本当に宮城はいいところだなと実感しています。自分の細胞は宮城でできているんだと思います。宮城のものをのんだり食べたりすると、細胞が喜ぶんですよ。
お店では宮城県産の魚介や野菜があるとついつい注文しますし、お米も宮城県産を取り寄せて食べてます。お米がおいしい地域は日本酒もおいしいですね。間違いない!
私の一本というインタビューですが、やっぱり私も1本は選べなかった(笑)。
まず、塩竈の酒蔵は絶対外せないでしょう。夏にいつものんでいるのは、阿部勘酒造の『阿部勘純米吟醸夏酒』。昨日も番組の打ち上げに持っていきました。「山ちゃんの“金魚” 、きたー!」と喜んでくれました。これをのむと、普通のつまみが高級に感じるんですよ。
それにラベルがいい。裏から見ると、酒の中を金魚が泳いでいるように見えるんです。あるスタッフさんがいたく感動して、空き瓶を抱えて帰っていました(笑)。
もう1本は、はさまや酒造店がつくっている『阿佐緒』。杜氏が女性なのですが、ミュージシャンでぼくの友達なんです。「音楽をつくるのと同じような感覚でつくっている」と聞きました。
いいじゃないですか、こういう台詞! こういう想いを知ることで、酒を五感で楽しめるようになります。これ、今家でのんでるのでのみかけなのですが、紹介したくて持ってきました。
佐浦のお酒も、もちろんよくのみます。安定してなんでもおいしいですが、おすすめするなら『花は咲く 蔵の華 純米吟醸 浦霞』です。
東日本大震災の応援ソング『花は咲く』の趣旨に賛同した酒で、売り上げの一部が義援金になっています。ぼくの知り合いや友人も震災でたくさんの被害を受けました。応援する気持ちは忘れちゃいけないです。
それにしても、宮城の酒や食べ物は本当においしいから、食べて応援してね!ってすすめやすい(笑)。山ちゃんがすすめてたからのんでみようかなって、宮城のお酒を選ぶきっかけになれたらいいと思っています。

栗原祥光
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