<福岡うどん愛>コシのある自家製麺は冷たいうどんで食べてほしい「うどんさかい」
九州ウォーカー
さぬきうどん系のツルツルシコシコ麺でうどんファンを魅了している「うどんさかい」(北九州市小倉南区)。研究に研究を重ねた麺は、ざるやぶっかけといった冷たいうどんでこそ堪能してほしい。
讃岐で学んだコシのある麺

店主の酒井さんが脱サラをきっかけに、2005年に開店した「うどんさかい」。香川県のうどん学校でうどん作りを学び、その後は全国各地のうどんを食べ歩きながら、理想の形をイメージしたという。そうして完成した自家製麺は、温度、水分量、塩分を調整し、適度な圧力を加えることで独特のコシを実現。本場讃岐から取り寄せる小麦粉とミネラルを含んだ徳島の塩「鳴門のうず塩」など、素材にもこだわっている。温かいかけうどんと冷たいうどんとで味わいが変わるので、麺とダシの関係性も楽しもう。
冷たいうどんダシは自家製かえしと大量のカツオが決め手

「麺が好きで来られる常連さんが多く、その特徴が一番出ている冷たいうどんをぜひ味わっていただきたいです」と店主が語るように、まずはざるうどんやぶっかけうどんがおすすめ。温かいうどんダシは、サバをメインに、シイタケ、コンブ、カツオ、ウルメといった数種類の素材をブレンドしているのに対して、冷たいうどん用のダシは、大量のカツオと自家製のかえしを使用。コシのあるうどんとよく絡まり、うどんがスルスルと進むさっぱりとした味わいに仕上げている。


ごぼう、ちくわ、大葉、エビといった揚げたての天ぷらが豪勢にのった「天ざるうどん」(820円)や、どんぶりからはみ出るほど大きなちくわ天が特徴の「ちく天ぶっかけ」(550円)といったメニューが人気。通常のうどんでも一人前の麺の量が多めだから、食べ応えも十分だ。
メニューは他にも、「釜玉うどん」(480円)や「生醤油うどん」(430円)など、讃岐でうどん作りを学んだ店主ならではの一杯も並ぶ。トッピングは、「ごぼう天」「鳴門わかめ」「半熟たまご天」「はも味丸天」「えび天」など、7種類をプラス120〜220円で用意。好みに合わせてチョイスしよう。

店内はカウンター15席のみで麺を茹でるのに12〜15分ほどを要するため、行列ができることもあるが、待つ価値のある味に出会えるだろう。小倉南区までわざわざ行きたい味がそこにある。


[うどんさかい] 福岡県北九州市小倉南区新道寺851-1 / 093-452-2302 / 11:00〜15:00(売り切れ次第終了) / 月曜休み(祝日の場合は翌日休み)
取材・文=森川和典、撮影=本田純一
森川和典
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