個性派スイーツが続々登場! 2018年注目の札幌テイクアウトフード
北海道ウォーカー
今年2018年も札幌ではさまざまなスイーツが登場していますが、ここでは注目の「テイクアウト系」スイーツメニューをご紹介いたしましょう。新感覚の和風デザートからカカオをたっぷり使ったチョコ系スイーツまで、どれもインスタ映えも十分な一品ばかりですよ。
彩りも鮮やかな甘さ抑えたヘルシーおはぎ「増田おはぎ」

トップバッターは札幌市白石区に、2018年3月15日にオープンした「増田おはぎ」。こちらのおはぎ、とってもインスタ映えすると市内のスイーツファンの間でいま話題なんです。というワケで、さっそくのれんをくぐってみましょう。

白が基調のこざっぱりとした店内にはカウンターが一つ。その上には桐箱が置かれており、中には彩りも鮮やかなおはぎが並んでいます。確かにこれは写真映えしますね。実はこちらは札幌市中央区にある人気うどん店「増田うどん」がプロデュースしているそう。「もともとはうどん店のスタッフさんたちに差入れとして持って行ったものだったんです。でも見た目もキレイで美味しいと評判が良かったものですから」と話すのは店を切り盛りする女将さん。何を隠そう「増田うどん」の代表のお母様です。出しているおはぎはすべて女将さんの手作り。どれもやさしい甘さで、口の中でほどける食感に何だか癒やされます。

あんは甘さを控えたつぶあんと、どんな食材ともマッチする白あんの2種類を使用。北海道産のもち米をメインに、具材によってはアクセントとして黒米を使ったおはぎもあります。味はきなこやうぐいすなどの定番のほか、ナッツや枝豆といった少々変わった食材を使ったもの、季節限定品を合わせて常時12~13種類(1個162円~)を販売しています。春はサクラ、秋はカボチャなど、旬の味わいを楽しめるのも魅力です。

最後に桐箱の一角をお借りして写真をパシャリ。どうでしょう、とっても絵になるでしょう。素朴な味わいだけれど、素材次第で可能性が無限に広がるおはぎワールド。次の季節はどんな味が並ぶのだろうと、つい足を運んでみたくなりますね。
増田おはぎ ■住所:札幌市白石区菊水5-3-5-17 ■電話:011・813・7557 ■時間:10:30~19:00(売り切れ次第終了) ■休み:月曜
旨さの秘密は三度揚げ! 素朴だけど飽きが来ない「大学いも せいす」
お次も和風スイーツのテイクアウトをご紹介しましょう。やってきたのは札幌パルコの地下2階「フーディーズマーケット」。その一角にある「大学いも せいす」が目的の店です。

ひとり暮らしをしているとなかなか食べる機会がない大学いも。昔は給食だったり、家だったり、オヤツ代わりにしょっちゅう食べていたものですが、最近はご家庭で作る人も少ないと聞きます。そう、大学いもって不思議なポジションの食べ物なんですよね。そんな超メジャーなんだけど、どこか不遇なスイーツを大胆にも主役に抜擢し店をプロデュースしたのが、札幌の人気居酒屋「酒と銀シャリ せいす」。しかし何でまた、大学いもにスポットを当てたんでしょ?

「それはズバリ、ウチの社長が大学いもが本当に大好きだからです」と話すのは店長さん。うーむ、これ以上無いストレートな動機。ではいただいてみましょう。まずは看板商品の「大学いも」から。うわ、外はすっごくカリカリ! それでいて、中はしっとり。この独特のカリカリ感、いったいどうやって出してるんですか? 「この食感は3度揚げすることで出しています。道産ハチミツと砂糖を合わせたミツに絡めて一晩寝かせて完成です」(前出店長)。見た目は古式ゆかしい大学いもそのものですが、大学いもへの深い愛とこだわりに溢れています。

そのほかにも大学いもをモチーフにしたスイーツを用意。大学いもにバニラと抹茶のアイスを乗せ、その上に小倉あんをたっぷりかけた「大学いもクリームサンデー」(700円)や、「大学いも食パンフレンチ」(シングル700円)など、どれも有りそうでなかった組み合わせのものばかり。中でも私が気に入ったのが、大学いもにアイスと白玉団子をトッピングした「大学いも白玉アイス」(500円)。アイスでミツが冷やされ、お芋のカリカリ食感がアップ。バニラアイスのコクのある甘さと大学いもの上品な甘さがマッチしています。大学いものポテンシャルを引き出す絶品スイーツの数々。こちらの店が若者からご年配の方まで、幅広い層に支持されているのも納得ですね。
大学いも せいす ■住所:札幌市中央区南1西3 札幌PARCO B2 ■電話:011・350・3614 ■時間:10:00~20:00、土曜は~20:30 ■休み:なし ■座席:43席(札幌PARCOフーディーズマーケット内・禁煙)
カカオをぜい沢に使う大人のためのスイーツが充実「Chocolate & Espresso SATURDAYS Stand 」
和風スイーツが続いたので、お次はチョコレート系のテイクアウトを。こちらは2018年の3月にオープンした「Chocolate & Espresso SATURDAYS Stand(チョコレート&エスプレッソ サタデイズ スタンド)」。自家製チョコレートを使ったスイーツが味わえる店です。

皆さんは“Been To Bar”(ビーン トゥ バー)という言葉をご存知ですか? 平たく言うと、カカオ豆を仕入れ、豆の選別、焙煎、粉砕、そして最終的に板チョコの状態に加工するまでの工程をすべて自社でこなすこと。実はこちらは、札幌市内でBeen To Barチョコレートを手がける「Saturdays Chocolate」の姉妹店。オリジナルチョコレートを販売しているほか、それらを使ったスイーツが人気なのです。では、さっそくいただいちゃいましょう。

まずはチョコ菓子の王道である「ブラウニー 晩柑&ナッツ」(378円)。たっぷりとカカオを練り込んだ生地はとってもビターで濃厚、カカオの風味も豊か。数種類のナッツとオレンジピールが良いアクセントです。

続いていただいたのは、こだわりの豆を使った薫り高いエスプレッソに、カカオ豆70%のビターなチョコレートを加えた「サタデイズ モカ」(518円)。甘ったるさは一切なく、深いコクとほろ苦さが際立つ一杯です。とってもぜい沢な味わいです。


シメは人気のソフトクリームといきましょう。でも、こちらで味わえるのはただのソフトクリームじゃありません。ミルクの風味とコクがたっぷりのソフトクリームをチョコレートでコーティングしてあるんです。その名も「DIPPER(ディッパー)」。その名の通り、ソフトクリームをチョコの中にディップ(浸す)したもの。口溶けの良いビターなチョコとクリームの甘さとの相性が抜群です。ちなみにこちらの商品は春から秋までのメニューで、11月からは、冬季限定で違うバージョンの「ディッパー」を発売予定なのだとか! 冬ならではのチョコレート・ソフトクリームがどんな味わいになるのか、期待が高まります。
SATURDAYS Stand ■住所:札幌市中央区北5西2 札幌ステラプレイスCENTER B1 ■電話:011・209・5527 ■時間:10:00~21:00(LO20:30) ■休み:なし ■座席:8席(禁煙)
さて、2018年誕生した注目のスイーツを追ってきましたがいかがでしたか? 仕事や買い物の合間に手軽に味わえるものから、彩りがきれいでおみやげにぴったりなものまで、どれもこだわりのスイーツばかり。果たしてこれからどんなものが登場するのか楽しみですね。
菅原雄一
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