「何度でも挑戦」友野一希、いざGPシリーズロシア杯へ
東海ウォーカー
2018年11月16日(金)、フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦、ロシア杯がモスクワで開幕。スケートカナダで9位に終わり「心が折れかけた」という友野一希が、公式練習後、巻き返しを図る今大会への決意を語った。
――動きは切れていて良さそうだった。
はい、体の動きはとても良かったと思います。
――カナダ大会のできは納得できなかった?
でもカナダ大会もいま振り返ればすごくレベルの高い大会で、やっぱりその大会の中で勝ちたかったな、って思いは強くあります。その中でやれたのはいい経験だったなと思いますし、本当に悔しい思いをしたので、見つかった課題を今回でこなせるように、まずは自分に集中して、いまの自分をしっかり出せたらいいなと思います。
――ジャンプに関してはかなり修正はできてきた?
そうですね。まあカナダ大会の時からジャンプはかなりいいので、あとは本当に試合でどれだけやれるかというのが自分の中では課題ですし、本当に練習でやれることはしっかりやってきたので、もう本当に、試合でどれだけできるかっていうのが自分の中では壁ですし、しっかりそれをこなせるように、いまぶつかっている壁っていうのを楽しみながら…。正直結構カナダ大会の後に、ちょっとぽきっと心が折れそうになったんですけど、でもいままでも何度もつらい思いをしてきましたし、まだまだ始まったばかりかなと思うので、何度でも挑戦してやろうという気持ちで今回のロステレコム杯に挑みたいと思います。
――ぽきっと折れそうになった心をどうやって取り戻したんですか?
西日本大会に出て、また「試合って楽しいな」って思えたし、正直そういう自分に負けたくないって気持ちもあったので、あれだけ練習をして結果を出せなかったっていうのは初めての経験だったので、試合で結果を出す難しさを改めて知って。でもよくよく考えたらまだグランプリ2戦っていうのは派遣されたばっかりで、シニアまだ2年目ですし、どんどんどんどん挑戦していって、色んな方からも「まだまだどんどん攻めていっていいんだよ」という風に励まされたりもして、前向きに一つ一つの試合で全力で攻めていければいいなと考えが変わりました。
――髙橋大輔選手と西日本選手権で一緒に滑った。得られたものは?
それはもう、あの会場の雰囲気の中でやれたのが僕の中では収穫ですし、フリーを終えた後、彼のすごくいい演技を観られたというのが僕の中では収穫でした。またこのロステレコム杯でも、こっちに来てびっくりしたのが、分かってはいたんですけどやっぱり羽生結弦選手が来るだけで大会の雰囲気が本当にガラッと変わって、いままで感じたことのないような大会の雰囲気で、本当に彼のすごさというのを既に感じているというか。
――公式練習を一緒にやるというのは?
初めてです。同じ試合に出るっていうことがほぼ初めて。全日本選手権でもグループが違いましたし、同じ試合で戦っているっていうイメージもなかったので、自分の出番が終わって上で観ているっていう感じだったので、こうやって大きな試合で一緒に滑るというのは初めてですし、とてもいい経験になるのではないかなと思います。
――練習していることを試合で出すために必要なことは?
しっかり自分を信じることだと思います。
――それがいままではできていなかった?
できてないというか、少し弱い自分が出てしまったりとか、しっかり自分を信じ切ることができれば、まだ模索中なんですけど、しっかり自分を信じたいなと思っています。
東海ウォーカー編集部
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