「食べ放題はもとを取りすぎるほど食べちゃいます!」 岐阜県出身の乃木坂46・堀未央奈が食べたい冬グルメとは?
東海ウォーカー
乃木坂46の次世代エースとして存在感を増している堀未央奈さん。グループ活動だけでなく女優業への意欲も高く、2019年6月には初映画出演にして初主演の「ホットギミック」が公開されるなど、ますますの飛躍が期待されている。そんな堀さんの出身地は、自然と歴史が調和する岐阜県岐阜市。2018年12月20日(木)発売の「東海ウォーカー2019年1月・2月号」の表紙を飾ってくれた彼女に、地元での思い出や、本誌の特集テーマである「食べ放題」について語ってもらった。

「映画やドラマの舞台になることが多い岐阜が誇らしいです」
「私、ほんとに岐阜が大好きで! 京都や金沢(石川県)ほど知られてはいませんが、昔ながらの町並みも自然も楽しめますし、映画「君の名は。」(16年)やドラマ「半分、青い。」(18年NHK総合)などの舞台にもなっているのが誇りに思えます。最近は外国人観光客の方もたくさん来てくださっているのがうれしいですね」

-----16歳で乃木坂46に加入するまで、そんな岐阜で過ごした堀さん。
「地元にいたころは食べて寝てのマイペースな日々で(笑)。特にやることがないから、自転車で長良川に行ったり、花火したりと自然っ子の生活でした。ダイエットをしていた時期には、河川敷の高橋尚子ロードを友達と2人でマラソンしていましたね。走りながらお互い悩みを言い合って、走り終わったらきれいな空を見て…みたいな。青春でしたね〜、懐かしい(笑)」

-----地元をこよなく愛するのは、食の楽しみも充実しているからこそ。
「岐阜は清流の町と言われるほど長良川の水がきれいだから、なにを食べてもおいしいんです。夏は家族でよく郡上八幡に行って、名物のおそばや、アユを釣って塩焼きにして食べたりしていました。長良川のアユは大きくて本当においしいんですよ! 地元で採れた野菜や食材でいろんな料理も作っていましたし、東京に住んでいる今も、岐阜のみかんを大きな箱でお取り寄せして食べています」
「カニ食べ放題ツアーで、カニを尋常じゃないほど食べました」

堀さんの家族は、全員が食べることが大好きで「朝ご飯を食べながら『昼ご飯なににする?』と話すほど、食が生活の中心なんです(笑)」。そう話す堀さんに冬に食べたいものを聞いてみると、出るわ出るわ!
「冬だったらフグですね。フグは唐揚げも鍋も刺身も大好きです!あと、味噌ベースのカキ鍋や、寒ブリのしゃぶしゃぶとか…。サツマイモも好きで、いろいろな品種を食べています。シルクスイートという品種が特においしいんですよ。イチゴとか、ほかにも食べたいものはいっぱいありますね!」

-----細身のスタイルからは想像できないほど食いしんぼうの堀さんは、食べ放題にもよく行くそう。
「学生時代に親友とカニ食べ放題ツアーに行って、尋常じゃないぐらい食べてきたことがあります。『もう帰りますよ』と言われても最後の最後まで食べていて(笑)。最近、友達とビュッフェに行った時は、閉店10分前にお店に入ったので、慌ててテーブルいっぱいに料理を並べて食べました。食べ放題はいつももとを取りすぎるほど食べるので、お店の人は私には来てほしくないかも(笑)」

-----こんな食べ放題があればぜひ行きたい!というものは?
「生ハムとか、普段あまり食べられないものがいですね! 生ハムは大好きなんですが、一枚一枚が薄くて一瞬でなくなっちゃうから、ぜひ食べ放題で。パンと食べるとかメロンと食べるとか、パスタに入ってるとか…そういうビュッフェがあるといいな~(笑)」
「映画主演はせっかくのチャンスだから頑張ろうと思いました」

かねてより女優業への意欲も見せていた堀さんが、2019年6月28日(金)公開の「ホットギミック」で、ついに映画初出演にして初主演! メガホンを取るのは、「溺れるナイフ」(16年)で注目された山戸結希監督。乃木坂46のMV「ハルジオンが咲く頃」(16年)を手掛けた際に堀さんを見初め、本作の主演に抜擢したという。
「MV撮影の時は山戸監督としっかりお話もできていなかったので、私が主演でいいのかなと不安や驚きがありました。でも監督とお会いした時に、監督の映画への情熱を感じて。せっかくのチャンスだから私も頑張ろうと思いました」
原作は相原実貴の人気マンガ。堀さんは3人の男性との恋に揺れ動く女子高生・成田初(なりたはつみ)を演じた。
「優柔不断なのにコレと決めたことは曲げない初の頑固さが、自分と似ていると感じました。だから撮影中は初として生きながら、自分の今までの悔しかったことやうれしかったことも役に投影して、観ている方に少しでもなにかが伝われば…との思いでいましたね」
「自分には“キュンキュン”のスイッチがなかったみたいです(笑)」

-----とはいえ、堀さんにとって少々わかりにくい感情もあったとか。
「私は高校も女子ばかりで自由に生きてきたので、キュンキュンするスイッチがなくて(笑)。自分は恋愛感情に疎いんだと気付いて、大丈夫かなと不安がありました。ただ、初自身も恋愛とは縁遠い生活をしていて、自分はモテないとネガティブになっていた子なんですが、行動力のある男性3人に囲まれて変わっていくんです。だから、初のように受け身でいたほうが感情が素直に出ると気付きました。私もまっすぐ喜怒哀楽を出せるようになれば、お芝居にも生かせるのかなと感じましたね」
“行動力のある男性3人”というのが、初の幼なじみで憧れの存在だった梓(板垣瑞生)、同じマンションに住む横暴な亮輝(清水尋也)、優しい兄・凌(間宮祥太朗)と、それぞれにタイプが違う男性。演じた3人もとても個性豊かだったそうだ。
「清水くんは普段はふざけていて面白いんですが、亮輝としてお芝居をする時は目がすごく鋭くて。初が唯一ぶつかっていけるのが亮輝なんですが、清水くんじゃなければ遠慮して本気でやれなかったかもしれないです。板垣くんはすごく天然で、話が噛み合ったことが一度もないんですよ(笑)。梓は初にとって甘くて柔らかい居心地のいい相手なんですが、板垣くんにはそういうスキがたくさんあったから、梓の優しさとリンクしていましたね。一緒にいてみんな笑顔になれるから、素敵だなと思いました。お兄ちゃん役の間宮さんは、クールな印象はあったんですが、話すとすごくひょうきんな方で。かと言ってすごくおしゃべりなわけでもないから、逆にすごく落ち着けました。私は姉がいるんですが、撮影中に間宮さんの優しい部分をたくさん見て、お兄ちゃんもいいなってすごく思いましたね」
「主演にこだわらず、いろんなポジションでお芝居をしたいです」

少女マンガの映画化は多いが、本作は“キュンキュン”だけではない、10代特有のヒリヒリとした感情もリアルに描写されている。
「『ホットギミック』もキュンキュンするポイントもたくさんあるんですが、そこに山戸監督の視点がすごく組み込まれていて。初という10代の女の子独特の悩みや、初を取り巻く周りの人もすごく繊細に描かれているので、人間的なストーリーになっています。“恋愛映画=キュンキュンするもの”というイメージの方も多いと思いますが、私は演じていて、辛かったり楽しかったりと感情の起伏が激しかったので、恋愛にはいろんなことが含まれているんだなと感じたんです。見ている方にもそれが伝わって、心にズサズサ刺さるものがあればいいなと思います」
お芝居をやるからには、いつか主演を…。そんな目標を本作でかなえた堀さんだが、浮かれず地に足をつけて先を見据えている。
「実力派の共演者の方々の間で主演をさせてもらえたのは、すごく大きな経験でした。ただ、私は乃木坂46でセンターや2列目、3列目、アンダーなど全部のポジションを経験しているから、どのポジションの気持ちも少しはわかると思うんです。だからお芝居でも主演にこだわらず、わき役などいろいろな視点からお芝居の世界を見ていきたいと感じています」

取材・文=大西淳子/撮影=下田直樹/スタイリング=柏木作夢/ヘアメイク=吉田真佐美/フードスタイリング=井口美穂/編集協力=千葉由知(ribelo visualworks)
東海ウォーカー編集部/伊藤甲介
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