黒木ひかり「初挑戦のアクションシーンに注目してください!!」

19年初夏公開予定の映画「キドラアローン」に出演決定！

モデル、女優、そしてダンス＆ボーカルユニット「Groovy(グルービー)」のメンバーとして活躍中の黒木ひかりさん。リアリティーショー「オオカミくんには騙されない♡」シリーズのシーズン4「太陽とオオカミくんには騙されない」(AbemaTV)でも注目された黒木さんが、19年夏公開予定の映画「キドラアローン」に出演することが発表された。初めてのアクションにも挑戦したこの作品について、撮影時のエピソードを交えて語ってもらった。

―まずは、「キドラアローン」への出演が決まった時の気持ちから聞かせてください。

「アクション映画だと聞いて、最初は不安もありました。『アクションをやったことがないけど、私で大丈夫かな？』って。でも、たくさん映像作品に出たいと思っていましたので、映画に出演できるといううれしさも大きかったです。作品に関しては、非現実的な世界観で、ホラー映画に近いなと思いました」

―演じた“ジュリ”という女の子はどういう人物ですか？

「この映画は、キドラという女の子が両親にコンテナに閉じ込められて、食料がなくなり、そこから出てきますが、平和だと思い続けてきた町が豹変するというお話です。ジュリは悪そうなグループの一人で、一番弱いんですけど、唯一生き残った女の子。前半は弱々しい感じですが、そこから変わっていきます。なので、芯がしっかりしているというか、ある意味、強い女の子なのかもしれないなと思いました」

―黒木さん自身と似ている部分はありますか？

「私は芸能界の中ではまだまだ下っ端なので、そこのところは似てますね(笑)」

―ジュリを演じる上で大変だったことは何ですか？

「やっぱりアクションですね。回し蹴りとかもしたことがなかったので『どうしよう？』と悩みました。未完成なまま作品に出るわけにはいかないので、林(一嘉)監督にガンアクションを含めて、しっかりと教えてもらってから撮影に臨みました」

―実際、林監督は準主演として作品にも出られていて、ジュリとのシーンもありますし。

「そうなんです。喫茶店の中で戦うシーンがあるんですけど、アクションに関して最初から動きが決まっていたわけではなくて、撮影しながら『ここはこういう感じにしよう』と流れを作っていきました。アクションに馴れていないので『あ、殴っちゃった!』って監督さんに当たってリアルにちょっと痛がっていましたけど、そういうところも含めて(笑)、アクションシーンを頑張ったので注目してください」

―林監督の印象は？

「最初は怖そうだなと思いました、見た目が(笑)。でも、すごく気さくにお話をしてくださいますし、何でも相談できる感じでした」

―主人公のキドラを演じた塚崎湖都美さんは中学一年生なんですよね。

「かわいいですよね！でも、すごく大人っぽくてしっかりしています。キドラを演じている時と普段とのギャップが大きくて、その切り替えがすごいと思いました」

―この作品のどういうところに注目してもらいたいですか？

「私としてはアクションに初挑戦なので林監督に特訓してもらいました。やっぱりそこですね。あと、セリフがない役なので表情や動きでの感情表現が重要になっています。険しい顔をしているシーンが多いので、『え？これが黒木ひかり？』という感じになると思いますが(笑)、いつもとは違った表情も楽しんでもらえたらいいなと思っています」

―2018年も残り少なくなってきましたので、最後に今年を振り返ってもらいましょう。

「この世界に入ってもうすぐ3年になりますけど、『芸能ってなんだろう？』『私は何をしたいのかな？』とずっと考えたり悩んだりしてきました。でも今年は『オオカミくん』(「太陽とオオカミくんには騙されない」)に出演したり、グルービーとしての活動もスタートしました。私のことをたくさんの人に知ってもらえたので、大きな変化の年になったと思います」

―同じ事務所(ゼロイチファミリア)の皆さんもモデル、タレント活動などで活躍されていますし。

「はい。同じ事務所に良きライバル、良き仲間がいますので、刺激を受けていますし、私も頑張ろうという気持ちになっています。来年は、今年経験したことを踏まえて、さらに活動の幅を広げていけたらいいなと思っています」

撮影＝石塚雅人　取材・文＝田中隆信

ウォーカープラス/週刊東京ウォーカー＋編集長 野木原晃一