ラーメンWalkerグランプリ福島 総合1位! 旨味の神髄がこの一杯に「自家製麺 うろた」
東京ウォーカー(全国版)
ラーメン情報誌「ラーメンWalker」(KADOKAWA)による、全国の旨いラーメン店を決めるランキング企画「ラーメンWalkerグランプリ」。ラーメン王国・福島県の総合部門で1位を獲得したのが「自家製麺 うろた」(福島市新町3-14)だ。<■情報は発売中の「ラーメンWalker福島2019」より>

連覇を果たし、開店3年で早くもラーメンWalker殿堂入りとなった。
連覇で早くも殿堂入り!
「うろた」は、名店「えなみ」「くをん」(いずれも福島市)も展開する江南(えなみ)太郎店主にとって、「自分の好きなことをやる」を実現する重要拠点でもある店。お客さんを喜ばせたい一心で、食材選びはもちろん、製麺やスープ作りの手間まで原価率度外視。完成度が極めて高い一杯で、オープン以来ラーメン好きを圧倒してきた。
とはいえ、決して順風満帆ではなかった。人手不足もあり、18年は多彩で知られるメニューを一部休止。「麺超固い」と挑発するような文字がメニューに躍るゴワゴワは、そのクセの強さに賛否両論が。だが、「たとえ炎上しても話題に上ることが重要」と江南店主はブレない。

改良を重ね、人気メニューも続々と復活
看板の「醤油の純鶏ソバ」は18年5月に改良。内モモ肉や豚肩ロールなどを炭火焼きしたチャーシューに変えた。福島の文化である白河ラーメンのチャーシューがヒントだという、柔軟な温故知新のセンスも江南店主らしい。
幸い人手不足も解消しつつあり、人気の「5種の貝だしソバ」が味わえるようになった。「本気のうろた」がこれからも未知の一杯を見せてくれるに違いない。

その「5種の貝だしソバ」(800円)は、ハマグリ、シジミ、アサリなど5種の貝をたっぷり使用した滋味深い一杯。カドのないまろみのある塩スープにシソペーストが混じって、トロッと食欲をそそる味わいに変化する。燻製脂かシソ脂のいずれかを選んで投入できる。
「醤油の純鶏ソバ」(800円)は水、鶏、醤油のみで作った傑作。醤油は火入れせず生醤油を使うことで芳醇に香り立つ。また、「ゴワゴワ(中)」(800円)は煮干しのスープに、麺が300g。ゴワゴワの名前どおり、麺が硬めで超個性的な味わいだ。


ラーメン通の田中一明も絶賛!
江南店主は、09年に「自家製麺 えなみ」、10年に「自家製麺 くをん」を開店し、福島にこれまでなかった“魚介豚骨つけ麺”で勝負。「うちで修業した郡山市の『じゃじゃ。』も(今回の)総合部門で同時ランクインできたことがなによりもうれしいです」と語る。店主自ら製麺作業を行い、細、中、中太のストレート麺をスープにより使い分けている。
ラーメンWalker百麺人・田中一明は「『醤油の純鶏ソバ』は、幾種もの鶏をたき上げた鶏100%のスープに、芳醇な旨味が印象的な醤油ダレが深みのある味わいを生む、垂涎の一杯!」と絶賛。福島を訪れたらぜひ味わってみるべき名店だ。

【ラーメンWalker福島2019編集部】
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