ラーメンWalkerグランプリ 福島新店3位!独創あふれる郡山の新鋭「ROOTS」
東京ウォーカー(全国版)
ラーメン情報誌「ラーメンWalker」(KADOKAWA)による、全国の旨いラーメン店を決めるランキング企画「ラーメンWalkerグランプリ」。ラーメン王国・福島県の新店部門で3位を獲得したのが「ROOTS」(郡山市大槻町反田5-1)だ。<■情報は発売中の「ラーメンWalker福島2019」より>

塩、醤油、味噌いずれもがハイレベル
仙台の名店で修業を積んだ店主が、完全手作りにこだわり17年4月に開店。淡麗系の塩、非加熱処理にこだわった醤油、赤味噌と白味噌をブレンドした味噌の3本柱で、いずれも高いレベルを誇る。スープは「オープンから1年間でたき方やたく時間を5回変えた」と、つねにブラッシュアップ。タレの種類にかかわらず同じものを使い、同店の味の方向性をしっかり形づくる。

タレの仕込みからワンタン作りまで既製品は一切使わず、すべて自分で行いながら、限定の創作麺開発にも積極的。味の進化に向け、妥協することなく突き進んでいる。
豚や鶏、煮干しなどの旨味を蓄えたスープが軸
「塩わんたん麺」(890円・写真は味玉100円のせ)は、数多くの食材をじっくりたいて、さらにひと晩寝かせたスープが、しっかりと味の骨格を作る。そこに、店主イチ押しのワンタンが加わり、あっさりした塩の味わいに力強いパンチを与えている。麺は細ストレートと手もみの太麺が選択可能。赤味噌と白味噌をブレンドしている「味噌ラーメン」(850円)も人気。
ベースとなるスープにはシイタケ、豚足、鶏ガラ、ゲンコツ、背ガラ、香味野菜、煮干しなどの旨味が凝縮している。カツオ節は香り用の厚削りと、深い味わいを生む本枯節の2種類を。本枯節の価格は、厚削りの倍以上のものを使う。


名店での修業や広告代理店勤務などの経験を生かす
店主の丹治秀多朗さんは、広告代理店勤務という経歴をはじめ、これまでのさまざまな経験をもとに、独創的な発想でメニューの幅を広げている。そこには料理好きな母親からの影響や、仙台の「麺匠ぼんてん」「麺屋 喜多郎」といった修業先での教えも。それらすべてが、今のラーメン作りを支える”ROOTS“になっているという。
ラーメンWalker百麺人・田中一明は「鶏と豚とを丁寧に炊き込んだ動物系ダシに、魚介の香味と旨味とが嫌みなくかぶさる良杯。まろやかなタレの風味も、ダシと完璧に調和」。小林孝充は「郡山にできた今風のお店。ラーメンの見た目も美しく、スープを飲んでみても軽やかなきれいな味わい。店主のラーメンのルーツを感じさせる」。新鋭のさらなる展開に注目していきたい。

【ラーメンWalker福島2019編集部】
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