シメに立ち寄れる店からツウ好みの店まで!福岡市博多区のおすすめカフェ5選

九州ウォーカー

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”コーヒーの街・福岡”には素敵なコーヒーショップがたくさん。新店をはじめ、深夜まで開いているいる店や老舗まで、バラエティに富んだカフェをめぐって、コーヒーライフを充実させよう。今回は、福岡市博多区のおすすめカフェをご紹介!

飲んだ帰りにも気軽に立ち寄れる「AROMA CAFE」


中洲の中心で翌3:00まで営業するロースターカフェ。「場所柄客層がさまざまで、飲んだあとの方も多い。注文時にしっかり好みをヒアリングして最適の一杯を出したい」とマネージャーの光安一世さん。浅煎りから深煎りの多彩な自家焙煎豆を扱い、ライトフォーマーを置く“魅せる”カウンターで淹れる。

AROMA CAFE / 入口にある焙煎機


AROMA CAFE / マネージャーの光安さん。京都の喫茶店やイタリアで腕を磨いた


AROMA CAFE / コーヒーは1杯600円〜


[AROMA CAFE]福岡県福岡市博多区中洲4-7-7 1階 / 092-292-7779 / 11:00〜翌3:00(LO2:30) / 第2日曜休み / 27席 / コーヒー1杯600円〜

もっと自由においしくコーヒーを楽しむ「TOWNSQUARE COFFEE ROASTERS」


福岡のコーヒー好きならば「タウンスクエア」と聞くと、「コーヒー カウンティ」の森さんや、「コネクトコーヒー」の安藤さんなど稀代のコーヒーマンを輩出した店として思い浮かべる人も多いだろう。その理由を現店長の木下 僚さんに尋ねると「うちはいい意味で放任主義。ただ業界で定評のあるペトロンチーニの焙煎機にしても、14種類のシングルオリジンを含む20種類以上の豆を扱っていることにしても、良質なコーヒーに触れる環境はそろっていると思います」。

TOWNSQUARE COFFEE ROASTERS / コーヒー器具の販売コーナーも充実する


TOWNSQUARE COFFEE ROASTERS / 豆の味わいを左右するハンドピックは大人数で分担


地域や精製方法による個性の違いを感じてほしいと、2018年10月からはエスプレッソ系で使う豆もブレンドかシングルが選べるようになった。

TOWNSQUARE COFFEE ROASTERS / カフェラテ(500円)と、個人で菓子を作っている「kiitos」のマフィン(350円~)


ある日のカフェラテに使われたのは「エチオピア アラカ サンドライ」。生豆の段階からストロベリーの香りを漂わせるそれは、ラテにするとまさにストロベリーミルクチョコレートのような味わいに。シングルオリジンのエスプレッソは、10種類以上ある中から日替りで提供。マニアックな豆が登場する日もあるというから、楽しみに訪れたい。

[TOWNSQUARE COFFEE ROASTERS(タウンスクエア コーヒー ロースターズ)]福岡県福岡市博多区千代1-17-1 / 092-631-8261 / 8:00〜19:00、土曜・日曜・祝日〜18:00 / 年末年始休み / 37席 / コーヒー1杯200円〜

博多の喫茶遺産で香り高いブレンドを「カフェ ブラジレイロ」


創業は1934(昭和9)年。ブラジルサンパウロ州のコーヒー局が、コーヒーを宣伝する目的で東中洲の河畔に設けた喫茶店がルーツ。白亜のモダンな店構えで当時の流行の場所となり、火野葦平や原田種夫など九州文学の面々が集い、文化サロンとしてもにぎわった。

ブラジレイロ / 現在の場所には1962(昭和37)年に移転


現在、焙煎を務めるのは2代目社長の中村好忠さん。80歳にして焙煎歴50年という中村さんが、3台の焙煎機を使い分け、6種類のブレンドとストレートコーヒーを焼いている。看板といえるマイルドブレンドは、苦味、酸味のバランスがいいブラジルサントス、その味を引き立たせるように南米系の丸みのある味わいの豆を使用。「ブラジレイロのコーヒーはコクがあるのに重たすぎずサラッと抜ける」と評される所以だ。

ブラジレイロ / 中村さんの妻・久美子さんが店を切り盛りする 


また店のもう一つの魅力がクラシックな洋食。関東出身で77歳まで勤め上げたシェフの味をベースに、手間ひまをかけたメニューを提供している。博多で最も古い喫茶店のたたずまいに身をゆだねながら、歴史が刻まれたコーヒーや洋食をじっくりと味わいたい。

ブラジレイロ / 7種ある洋食のなかでも人気の高いミンチカツレツ(1000円※数量限定)


[カフェ ブラジレイロ]福岡県福岡市博多区店屋町1-20 / 092-271-0021 / 10:00〜20:00、土曜〜19:00 / 日曜・祝日休み / 50席 / コーヒー1杯450円〜

語り草の店が復活、初代の技を孫が継承「Brewer’s Coffee ばんぢろ」


1949年に創業し、福岡にコーヒー文化を広げるのに一翼を担った喫茶店が約20年ぶりに復活。オーナーバリスタは初代の孫・徳安善孝さん。

Brewer’s Coffee ばんぢろ / 店主はアドバンスドコーヒーマイスターのほか、ティーアドバイザーの資格も持ち、コーヒーと紅茶を突き詰める


Brewer’s Coffee ばんぢろ / ネルドリップで一度に10杯とる


「祖父は独自のドリップ式抽出法の確立に半生を捧げた職人。伝統のスタイルにならい、私も”10杯だてネルドリップ”にこだわっています」と話す。絶妙の蒸らし、差し湯をほどこす低温抽出により、オーダーごとに温めても風味や旨味が落ちない。

Brewer’s Coffee ばんぢろ / ブレンド(500円)


[Brewer’s Coffee ばんぢろ]福岡県福岡市博多区上川端町4-235 2階 / 092-981-3335 / 11:00〜22:00(LO21:30) / 火曜休み / 23席 / コーヒー1杯500円〜 

エチオピアの大地の味を一滴ずつ「マスカル珈琲」


“マスカル”とはエチオピアの新年にあたる9月に咲く黄色い花。店主の宮崎良子さんは25歳の時、青年海外協力隊として現地に派遣され、製菓などを教えていた。

マスカル珈琲 / 店のロゴはセレモニーの際に使うドリップポットから


マスカル珈琲 / 注文ごとに木皿の上で再度豆を確認しミルで挽く


帰国後もかの地に“望郷”の念を抱いていた彼女は、福岡にエチオピアのおいしいコーヒーを出している喫茶店の存在を知る。それがコーヒーの伝道師と呼ばれた故・森光宗男さんが営む「珈琲美美」だった。

「自他共に認める不器用」という宮崎さんだが、コーヒーに対する真摯な姿勢と味の感覚は天性のものがあったのだろう。「珈琲美美」での修業時代には、ハンドドリップの全国大会で2位に輝いた。

マスカル珈琲 / 1杯130ccに対し豆は20gとたっぷり


今、店の看板といえるのが、エチオピアのハラールモカをベースとしたマスカルブレンド。「ハラールは昔から一番好きな豆。何かが突出しているわけではないですがバランスがよく、これぞコーヒーと感じるんです」と宮崎さん。

コーヒー発祥の伝説が残るエチオピアには古くから「コーヒーセレモニー」と呼ばれるコーヒーでもてなす風習がある。現地でその伝統に魅了された宮崎さんは日本にも伝えたいと、現地の道具を使い奇数月の11日に開催している。

マスカル珈琲 / コーヒーセレモニー(1人400円)では宮崎さんが民族衣装を身にまといもてなす


生豆を炭火で熱した鉄皿で煎って焙煎し、それを木臼に入れて砕きポットに湯を加えて煮出す。現地の話を聞きながら2時間かけてゆったり味わう3杯のコーヒー。それは原始的な方法で抽出したとは思えない濃厚で甘美な味がした。

マスカル珈琲 / 11:00まではモーニングを提供。ブレンドにハムチーズトースト、卵が付いて500円は良心的


[マスカル珈琲]福岡県福岡市博多区博多駅南4-16-14 / 092-260-8321 / 9:00〜18:00(LO17:30) / 月・火曜休み / 17席 / コーヒー1杯400円〜

九州ウォーカー編集部

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