スキマスイッチ×和田唱(TRICERATOPS)がコラボ!講義とジョイントライブで届けた『楽演祭 vol.3』

東京ウォーカー(全国版)

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19時からは大学内にあるホール「テアトロ・ジーリオ・ショウワ」にて、スペシャルライブが開演。まず登場したのは和田唱。『Over The Rainbow』のギターでのインストルメンタルから、昨年リリースした初のソロアルバムのタイトルナンバー『地球 東京 僕の部屋』を披露。まっすぐで伸びやかな歌声に、客席が引き込まれていく。

曲が終わると、「みなさんこんばんは、和田唱と申します。イェイ! スキマスイッチと一緒にステージに立てて、うれしいですね」と気さくな挨拶をした後に、「次は僕の足元にある“ループペダル”を使って、音を重ねながら演奏してみたいと思います。」と、音大でのライブらしいMCから、『矛盾』そして『アクマノスミカ』を披露。

和田の手の動きに合わせ、客席からもクラップが鳴りはじめる。終わると、「音楽のいいところはみんなを一つにすることだからね」と和田


「次の曲は、僕の生まれた西暦がタイトルになっています。いろいろ傷ついたり、後悔していまがある、そんな時間をも肯定したいなと思って作りました」と話すのは『1975』。「遅すぎたことは一つもないのさ――」そんな歌詞に、背中を押された人も多かったのではないだろうか。

曲が終わるとピアノの前に移動し、「スタインウェイのピアノなんて滅多に弾けないよ!」と『Let It Be』のワンフレーズを披露するサプライズも!「僕、デビューして21年目の去年に初のソロアルバムを作ったんですよ。そこでこのステージではチャレンジングなことをしようと。TRICERATOPSの曲は1つもやらず、全部そのソロアルバムから構成しました」(和田)。

『Home』の演奏前には「人生は勝負ですよ。僕だって、いつまでたっても緊張するし、分からないこともたくさん。でも大人になったら、おもしろいことがたくさんあります」と語りかけた


「この先にいい未来が必ず待ってるから、どんな時も自分を信じてください。僕も頑張って自分を信じて、いま初めてのソロ活動をやっています。新しいことを始めようとしているみんなに、少しでもエネルギーを与えられたらうれしい」と思いを話し、最後の曲『Home』を演奏。ピアノの音色と愛あふれるフレーズで会場を魅了した。

和田がステージを降り再び明かりが灯ると、スキマスイッチの2人が登場。 大橋が「どうも、スキマスイッチでーす! なんか静かだね、立ちたい人いたら!」と声をかけ『view』が始まると、観客は一斉に総立ちに。

スキマスイッチの1曲目は『view』


オープニングで観客を早くも魅了すると、「大学に、こんな素敵なホールがあるんですね。この雰囲気を楽しみつつ、精いっぱい演奏します」と大橋。続く『未来花(ミライカ)』のしっとりとしたメロディで会場を包みこみ、3曲目『さみしくとも明日を待つ』へ。

『さみしくとも明日を待つ』を珍しい2人バージョンで


拍手が起こるなか、「さっきの曲は『全力少年』のカップリングなんですけど」と常田。「これをよく、ライブハウスとかで二人でやっていたんですよ、普段はサポメンを入れたバンドスタイルが多かったから、今日は珍しく二人で、この曲をやるのもいいねと」と大橋が続ける。

2人の音にも熱がこもる


客席とのコールアンドレスポンスを経て、はじまったのは『ガラナ』。熱いクラップと共に熱気に包まれたのち、最後は「まだ時間ありますかね? 最後にもう一曲やろうか」という大橋の呼びかけから『奏(かなで)』がスタート。ラストのサビはマイクなしで。昭和音楽大学のテアトロ・ジーリオ・ショウワの館内に気持ちよく響く歌声に、誰もが魅了された。

ライブはセッションタイムへ


観客の興奮が冷めやらぬ中、次はいよいよセッションタイムに突入。大橋の呼び込みで和田が再びステージに。「盛り上がってたね〜! みなさんお久しぶりです、以前に会ったことがありますよね~」とさっそく会場を沸かせる。

1曲目の『マリンスノウ』では、美しいハーモニーが響く


“和田のMCスタイルにスター性がある”という話題で盛り上がったあとは、講義の題材にもなった『マリンスノウ』からスタート。そして2曲目からは、和田とスキマスイッチの2人が1人ずつコラボすることに。

まずは大橋と。「音楽の歴史でいうと60年代くらいから語られることが多いんですけどね。いまからやるエヴァリー・ブラザーズ『Crying in The Rain』はビートルズの面々も影響を受けた、50年代の曲です」(和田)。

「レノン&マッカートニーならぬ、“大和田”を結成しました」と和田が笑いを誘い、エヴァリー・ブラザーズ『Crying in The Rain』を大橋と2人でセッション


常田との番になると、「こっちから見たいな」と大橋が客席に! コラボするのは大橋が選んだというビートルズの『Honey Pie』だ。終演後に選曲の理由を大橋に聞くと、「TRICERATOPSのライブを観に行った時に、唱くんがピアノで弾き語りをやっていたんですよ。あのピアノをうちの相方が弾いたらいいコラボレーションになるんじゃないかなと思って」とチョイスしたのだそう。

「ポールはロックンロール以前のスタンダードやジャズにも興味があって、こうした古き良きアメリカの雰囲気ある曲をたまに作っていたんですね」(大橋)


『Honey Pie』がスタート。息ぴったりのコンビネーションと軽快なメロディに、自然とクラップが起こった


それぞれのコラボを楽しんだあとは、本日初となるTRICERATOPSの曲。選んだのは、講義でも取りあげられた『if』だった。「楽しいね〜。『if』は以前対バンした際に、リアレンジ・リプロデュース返しした曲。今日はそれともまた違う、昭和音楽大学バージョンです」(大橋)。

そして最後は「コールアンドレスポンスから入る?」という常田の提案により、観客も総立ちになって『全力少年』がスタート! ラスト、大橋の「叫べ〜!」という声に、会場のボルテージがマックスに。ステージと観客らが一体となったジョイントライブは終幕を迎えた。

それぞれのオリジナル楽曲にカバー曲と、3人ならではの多彩なステージングは、ステージと観客らが一体となって、終幕を迎えた


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