期待値爆上げ!『ラ・ラ・ランド』監督の最新作『ファースト・マン』

東京ウォーカー(全国版)

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現在、アカデミー賞に多数ノミネートされ、注目を浴びている映画『ファースト・マン』(原題:FIRST MAN)が、いよいよ2月8日(金)に公開される。『セッション』や『ラ・ラ・ランド』で話題をさらったデイミアン・チャゼル監督の入魂の最新作だ。

名優ライアン・ゴズリングが持ち前の演技力で繊細に演じる


月面着陸から50周年!前人気上々のアニバーサリー作品


アカデミー賞の視覚効果賞、録音賞、音響編集賞、美術賞の4部門にノミネートされている本作。既に、アカデミー賞の前哨戦とも目されるゴールデングローブ賞をはじめとした数々の賞を受賞しており、期待値も爆上げ状態だ。

そんな本作は、まだ携帯電話もなかった時代に、“人類初の月面着陸”を試みた人々、また、その危険なミッションについて描いている。前人未踏の、この未知なるミッションを、アポロ11号船長のニール・アームストロングの視点から紡いでいるのだ。“月面着陸から50周年”となる今年、アニバーサリーイヤーを盛り上げてくれる作品だ。

【写真を見る】『ラ・ラ・ランド』デイミアン・チャゼル監督×主演ライアン・ゴズリングのタッグ再び!


アームストロング船長の複雑な心情に目頭が熱くなる


アポロ11号の乗組員に任命されたニール・アームストロング船長を演じるのは、ライアン・ゴズリング、バズ・オルドリン操縦士を演じるのはコリー・ストール、マイケル・コリンズ操縦士を演じるのはルーカス・ハース。現在解禁されている予告映像では、この3名が、出発に向けて記者会見に登壇する様子が映し出されている。

華々しいミッションに目を輝かせ、我こそ先に質問しようと次々に挙手する記者たちと、“第1号”になれるかもしれない喜びに心を躍らせながら、意気揚々と質問に答えるバズの姿。しかし、ニールだけは記者たちの羨望の眼差しに眉をひそめ、「もし成功したら…」という質問にも、「皆、成功を目指しています」と淡泊に回答する。

続けて、“人類初の月面着陸に何を持っていくのか?”と問われるも「少しでも多くの燃料を」と、毅然とした態度を貫くニール。周りから英雄として讃えられる一方で、幼い娘を失くした過去や、命を落としていった仲間たちの想いを背負いながら過酷なミッションに向き合っていかなければならない現実。その複雑さと葛藤する心情を、ライアン・ゴズリングが持ち前の演技力で繊細に演じている。

『ファースト・マン』はチャゼル監督の新境地!


本作の広報担当者は、「チャゼル監督といえば、『セッション』や『ラ・ラ・ランド』といった、彼自身の音楽経験を生かした、音楽をテーマにした作品たち。それぞれの作品では素晴らしい音楽が生み出されていますし、音楽と人間ドラマの結びつきが濃く描かれていますが、最新作の『ファースト・マン』では”宇宙”を舞台にした物語や映像が展開していくので、チャゼルの新境地といってもいいかもしれません!」と解説。

しかしながら、「主人公が目標や野望を達成するためにどれだけの犠牲を払えるか、どれだけの犠牲を払ってどんな思いで挑戦していくのか、といったような主人公の葛藤は、これまでの2作品のテーマからもしっかりと引き継がれています」とのこと。

自分の命、人生、家族、仲間たちを犠牲にしながら、目標やミッションに挑戦していく、その実際の過酷さや壮絶さを映像として描くために、NASAやニール・アームストロング本人を知る関係者から徹底的にリサーチを重ね、リアルに描き出すことを追求している本作だが、「さまざまなものを背負ったニールの感情面はもちろん、命懸けで宇宙に飛び立つ状況や当時の機体の脆さに至っても、見事に臨場感たっぷりに映像化されているなと思います」と感嘆の声。

そして、「当時こんな挑戦をしていたなんて、社会情勢や世界を知るためのいろいろな理由があったとはいえ、正気の沙汰じゃないなと思ってしまいますね。いつも冷静な対応で任務をこなしながらも、実は誰も経験したことのない怖さや期待に応えようと必死なのだろうなと思わせるニールの姿は、静かなのに、うちにあるものはとても熱くて、ある意味の男らしさを感じました」と、同広報は感想を語ってくれた。命を静かに覚悟した、物事を達観しているような芝居をするライアン・ゴズリングも、さすがの演技力を見せているそうだ。

ニールだけでなく、母親たちや亡くなった仲間、 NASA技術者たちにもフォーカスしている


実は私、『セッション』と『ラ・ラ・ランド』に関しては、モヤモヤ感が発生してしまったトラウマが。週末毎に一緒に映画を見る、“映画仲間”と、初めて意見が割れて対立した経験があるのだ(私→チャゼル監督全面肯定派/映画仲間→結末に納得いかなかった派)。ただ、そんな議論ができるのもこの監督の作品ならでは。今回もどのような展開を見せてくれるのか、楽しみで仕方がない!

(C)Universal Pictures

平井あゆみ

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