「声を出して“アホやな”と、笑ってほしい!」 世界のナベアツ監督作「さらば愛しの大統領」が10/30(土)関西先行公開!
関西ウォーカー
人気お笑い芸人・宮川大輔とケンドーコバヤシを主演に迎え、“大阪合衆国”のナベアツ大統領を暗殺犯から守る “アホ”刑事2人の奮闘を描いたお笑いギャグ・エンタテインメント「さらば愛しの大統領」。本人役での出演に加え、世界のナベアツが長編映画初監督に挑んだ。彼が本作でマニフェストとして掲げたのは、ずばり“笑い”!
「大阪は日本から独立しかねないくらいパワーがあるし、大阪合衆国にしようやって軽~いノリで決めまして(笑)。万人にウケる映画にしたいと思ったんですけど、それが実は一番難しいんですよ」
しかし、そこは“笑いのプロ”。「テレビではできない笑いを好き放題やることを自分の課題にしつつ、小難しくわかりにくい笑いを避けた」と、真面目に笑いに取り組んだナベアツ。ゆえに、大統領暗殺危機の緊迫したシーンでも役者の表情やお約束のボケの連続など“シンプルな笑い”が満載だ。
「役にぴったりな芸人さんをキャスティングできた時点で、映画の成功が見えましたね。個人の味を活かすために、アドリブで撮影したシーンもありますし、その人のキャラに合わない笑いも映画の意図を伝えて演じてもらいました」
さらに、わきを固める大杉漣ら大物俳優もイメージ崩壊の“笑撃”の演技で、観客を笑わせてくれる。
「“こんなポーズをお願いしたいんですけど…”って、大杉さんにお願いをするのは大変恐縮しました。共同監督の柴田さんと“オマエが言えよ!”とか、なすりあってましたもん(笑)。でも、大杉さんご本人はお笑いが好きみたいで、ものすごく楽しんで演じてくれました。ネタも家で考えていたらしいです(笑)」
まさに、映画に携わるキャストとスタッフが観客を“アホ”にしようと、全力を尽くした作品だ。
「映画館で“アホやなぁ”って声を出して笑ってもらいたいですね。自分でも “僕ちゃん、よくやったな”と褒めてやりたいくらいの出来ですよ!(笑)」と、政治家に見習ってほしいほど(!)マニフェストの実現に自信を見せるナベアツ。また、映画の端々にナベアツが映画に込めた“大阪愛”もスクリーンからひしひしと伝わる!
「今日も新幹線で新大阪に下りて、地べたにおばちゃん3人が座っているのを見た時に“大阪やなぁ”って思って…ちょっとした外国ですね(笑)。僕は大阪独特のギラギラした感じと、人のあたたかさが好きなんですよ。そのあたりを大阪の人はもちろん、それ以外の地域の人にも感じてもらえればいいなと思います」
大阪の魅力もふんだんに盛り込まれ“100%アホ”になれるオモローな本作。暗いニュースばかりがあふれるいまの日本を救うのも夢ではない!?
【取材・文=リワークス/撮影=サンペイ】
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