「史上初」の試み続々登場、進化する花見の楽しみ方!プロが教える桜の絶景ベスト7
東京ウォーカー(全国版)
3月18日放送の「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)で、「今年、特に注目!桜の絶景スポットベスト7 関東近郊編」が発表された。 この日は、ゲストに“桜情報のプロ”3名がゲスト出演。日本最大級の旅行情報誌「じゃらん」統括編集長・大橋菜央さん、マツコ・デラックスに“桜の世界”を教えて一躍有名になった自称“日本一桜に詳しいサラリーマン”・中西一登さん、全国のお花見特集を展開する「ウォーカープラス」編集長・浅野祐介が絶景スポットを紹介した。 今年初の取り組みを行う桜の名所や、気球から夜桜を眺められるスポットやお花見クルーズなどが話題を呼んでおり、“花見の楽しみ方”も進化しているようだ。
ここからは、その気になるランキングに見事入った絶景スポットを、今年注目のポイントと共に見ていこう。
史上初!?気球で空から花見&イルミネーション鑑賞「さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト」

第7位は、関東最大級2500本の桜が植えられ、夜になれば桜とイルミネーションのコラボが楽しめる自然豊かな遊園地「さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト」(神奈川県相模原市)。開花時期には「さがみ湖桜まつり」や夜桜イルミネーションも開催され、贅沢な時間を過ごせる。
アミューズメント施設ならではの、リフトや観覧車から桜を“上から”見られることがポイントとして紹介されたが、さらに今年は3月23日(土)限定イベントとして気球の上からの夜桜&イルミネーション鑑賞を実施するとのこと。さらに一歩進んだ“空飛ぶ花見”が体験できるのだ。
動員300万人以上の「上野恩賜公園」、今年の目玉はオーケストラの指揮者体験

第6位は、江戸時代に徳川家康の側近・天海僧正が奈良の吉野山から桜を移植したのが始まりといわれる「上野恩賜公園」(東京都台東区)。園内は約800本の桜に彩られ、なかでもメインの並木通りが“桜のトンネル”になる様子が非常に有名。昨年は300万人以上の観光客が訪れた。最寄り駅からも近く、美術館や博物館、動物園などもあって子供から大人まで楽しめる。
番組では、小さな桜のトンネルになる、不忍池の歩道が穴場スポットだと紹介。ほかにも清水観音堂や上野東照宮など、見どころも多いという。
また、今年の目玉企画として噴水前広場の桜に囲まれたステージでオーケストラの演奏会が行われる。その楽しみ方も個性的で、プロの演奏に合わせて、子供から大人まで誰でも指揮者を体験することができるというのだから驚きだ。
桜だけでなく、菜の花畑も今年初のライトアップ 「赤城南面千本桜」

第5位は、樹齢60年の桜のトンネルが約1.3kmに渡って続く「赤城南面千本桜」(群馬県前橋市)。隣接する「みやぎ千本桜の森」には、平成25年4月にオープンした「世界の桜ゾーン」もあり、37種・約500本の桜が楽しめる。桜まつり期間中は、郷土芸能・農産物などの特産品販売なども行われる。
また、桜並木のすぐ横には、4月上旬から中旬にかけて見頃を迎える菜の花畑が広がっている。さらに桜並木をはさんで反対側にはピンク色が鮮やかな約15万株の芝桜の絨毯も広がり、どちらを向いても絶景が広がるという充実ぶりだ。
今年からは桜だけでなく、菜の花畑もライトアップされることも話題に。ライトアップの時間は日没から夜9時半まで。
今年からライトアップ開始!秋冬に咲く桜もある「新宿御苑」
第4位は、あまり知られていないが、実は桜が長い期間咲き続ける場所「新宿御苑」(東京都新宿区)。毎年ここで内閣総理大臣主催で開催される「桜を見る会」をニュースで見て知っている人も多いだろう。
新宿御苑は東京ドーム12個分の広さに約1000本の桜が植えられており、一般開放されている庭園には毎年約100万人が訪れる大人気のお花見スポット。園内に植えられている桜の種類は、その数なんと65種類。種類によって開花期が異なるので、秋口の9月10月に咲く品種もあれば、1月に厳しい寒さのなかで咲く桜もあるという。
そんなお花見の定番スポット・新宿御苑でも今年から初めてライトアップが行われるため注目を浴びている。
お花見クルーズが人気、楽しみ方進化中の「目黒川」

第3位は、世田谷区・目黒区・品川区を通り東京湾へと注ぐ「目黒川」(東京都目黒区)。池尻大橋駅付近から東急目黒線下の亀の甲橋まで約3.8kmに渡り約800本のソメイヨシノを中心とする桜並木が続き、中目黒駅から上流では、左右の川岸から桜がアーチ状に川を覆う。下流では遊歩道も整備され、比較的背の高い桜と空のコントラストも楽しめる。
開花時期のライトアップや桜まつりも人気で、夜になるとライトアップされた夜桜が幻想的な空間を演出。
そんな目黒川だが、中目黒あたりの上流と目黒駅の太鼓橋からの下流ではその楽しみ方が違うという。下流付近で昨年あたりから今までになかった桜の楽しみ方が話題になっている。それが「お花見クルーザー」だ。お花見クルーザーは芝浦から出て目黒川に入り、目黒雅叙園まで船の上から両側にきれいな桜を見上げながら楽しむ裏技なのだ。花見客の混雑を避けて貸切でお花見を楽しむ女子会やママ会に大人気だという。
さらに今年から新たに始まった注目のサービスとしてリクライニングソファが導入されたり、飲み放題付きのプランが人気を博したりと、話題に事欠かない新スタイルを楽しむなら早めの予約がおすすめ。
桜と菜の花の大パノラマ、 メディア注目度も急上昇の「幸手権現堂桜堤」

第2位は、「幸手権現堂桜堤(県営権現堂公園)」。約1000本のソメイヨシノが1kmにわたって咲き誇り、桜の木の密集度は全国屈指だ。また、周辺には菜の花畑が広がり、桜のピンク色と、菜の花の黄色とのコントラストは見事のひと言。周りには高い建物がないため、空も交えた大パノラマは圧巻だ。桜まつり期間中は日没からライトアップも行われ、夜桜見物を楽しむことができる。
ここ数年でさまざまなメディアで取り上げられたこともあり、お花見スポットとしての評価はうなぎのぼり。都内から電車で約90分というアクセスの良さも影響しているようだ。今年はさらにブレイクする可能性も秘める今注目のスポットだ。
プロ3名が満場一致で推薦!「六義園」

3人のプロが口をそろえて絶賛した第1位は、「六義園」(東京都文京区)。江戸幕府の5代将軍・徳川綱吉の側用人である柳澤吉保が造った和歌の趣味を基調とする「回遊式築山泉水」の大名庭園だ。昭和28年(1953)には国の特別名勝に指定されている。
ここに、将来の素晴らしい絶景となるよう計算されて3本の桜を寄せ植えしたという、関東一と名高い樹齢70年の巨大なシダレザクラがある。
その見事に流れ落ちる滝のようなシダレザクラは、昼と夜で全く違う表情を見せる。昨年から変わったライトアップは、暗闇から浮き上がってくるように見える演出で、これまで訪れたことがあるというに人もぜひ訪れてほしい。
駒込駅から徒歩5分の立地で、会社帰りにも立ち寄れる身近な絶景スポットであることもうれしいポイントだ。
なお、六義園ではござやレジャーシートはNGなため、桜を純粋に、上品に楽しむ方におすすめとのこと。園内の吹上茶屋では季節限定の桜スイーツ「しだれ桜羊羹」が楽しめる。
毎年、お花見を春恒例の楽しみとして行っている人も多いと思う。それだけ日本に根付いている文化だからこそ、改めて今注目すべき桜の絶景スポットを訪れて、さらに自分のお花見スタイルを増やしてもらいたいと思う。
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