ウィル・スミス「どちらもハンサム！」　中村倫也もはしゃいだ『アラジン』ナイトリポート

『アラジン』（6月7日）の公開に先駆け、ランプの魔人役のウィル・スミス、作曲家のアラン・メンケン、プレミアム吹き替え版を担当する中村倫也、山寺宏一、木下晴香、北村一輝ら日米の豪華スターが5月16日、恵比寿ガーデンプレイス広場に集結。この一夜限りの夢の共演を一目見ようと会場には大勢のファンや海外からも報道陣が詰めかけるなど、恵比寿ガーデンプレイス広場が人で埋め尽くされる事態に。16日のイベントの様子をレポートする。

「後ろをご覧ください！」という司会者の呼びかけで客席後方を向くと突如、ゲストの6人が登場。黄色い声援と大きな拍手が響き渡り、レッドカーペットが敷かれた会場は一層華やかに。「ウィルー！」という掛け声に応じ、日本人ファンへにこやかに対応するウィル・スミス。そして、『アラジン』の“悪”の象徴・ジャファーのプレミアム吹き替え版担当する北村一輝も快くサインや写真に応じるなど、悪とは思えぬ神対応。また、本作で主人公・アラジンのプレミアム吹き替え版を担当する中村倫也は、自身に向けて手を伸ばす大勢のファンに対し、ハイタッチをしながら会場を一周。この日米スターたちの気さくな振る舞いに会場が沸いた。

当日は『マジック・カーペットイベント』と題されたイベントらしく、ファンの願いを叶えるべく、アラン・メンケンがこの日限りの『アラジン・スペシャルメドレー』をピアノの弾き語りで生演奏。『ホール・ニューワールド』など名曲を披露し、集まったファンはこの贅沢な時間を楽しんだ。

続いてステージに大勢のダンサーとマーチングバンドが現れ、『フレンド・ライク・ミー ～スペシャル ver.～』の生演奏が始まる。そして、中村倫也など本日のゲストが全員ステージに集合すると会場からは「倫也さーん！」「山ちゃーん！」と声援が飛び交った。ウィル・スミスと中村倫也は向かい合いながら、軽快にステップを踏み楽しそうに踊る姿を見せるなど、会場のボルテージも最高潮に。

司会者から「ファンへのご挨拶をお願いします」と尋ねられると、ウィル・スミスは「とても興奮しています！」と笑顔。一方、中村倫也は「日本のファンのためにこれだけしてくれるアランとウィルは最高の友達と言っていいなじゃないんでしょうか？」と会場に呼びかけた。すると「イエーイッ」とファンも勢いよく反応していた。

「（踊りを披露した）『フレンド・ライク・ミー』はいかがでしたか？」という質問に対してウィル・スミスは、「この作品と出会って最初に関わった曲。パフォーマンスができて楽しかった」とコメント。そして、ウィル・スミスはアラン・メンケンと即興で華麗なボイスパーカッションを披露。また、国内のプレミア吹き替え版でジーニー役を担当する山寺宏一の印象について聞かれると、「違う言語で同じ役をやっている方にお会いできるのはなかなかないこと。僕らに共通しているのは、どちらもハンサムということです！」とジョークを放ち、会場を笑わせてくれた。中村倫也曰く、「恵比寿がこんなにはしゃいだ夜はないんじゃないですか？」とのこと。

また、「ジャファー役の北村さんならどんな願い事をしますか？」と問いかける一幕も。これに対し、「もちろん俺が王様になる」と悪役らしいコメントで会場を沸かす北村一輝。するとウィル・スミスが「まだ役が抜けきっていないんですね」と反応。このウィル・スミスへの“反撃”として、北村一輝は「俺が王様になってこの恵比寿の熱を世界に届ける」とニヤリと笑った。

「最後に映画をこれから見る日本人ファンに一言お願いします」と司会者がコメントを求めると、

ウィル・スミスは「すべてが含まれている映画です。家族全員で観て頂きたい。歌、ラップ、ダンス、コメディ、アクション全部です」と自信たっぷりに作品の魅力をアピール。するとまた突然ボイスパーカッションを披露し、最後の最後までファンを楽しませてくれた。

近藤加奈子