実写版『アラジン』は「幸福感」と「めでたさ」いっぱい!ジーニーの“ウザさ”も元気をくれる
東京ウォーカー(全国版)

アニメーション『アラジン』から27年経た今、遂に実写版『アラジン』が完成!ハリウッド最強のエンターテイナー、ウィル・スミスが“ランプの魔人”ジーニーを演じることで話題になっている本作が、6月7日(金)より公開される。公開に先立って行われたプレス向け試写会では、映画館の前には長蛇の列が。そんな、ディズニー映画のなかでも人気が高く、多くのメディアから注目されている『アラジン』がどのように実写化されているのか、ひと足先に鑑賞してきた。

幸福感でいっぱいになれる作品
最初に感じたのは「ボリウッド映画(インド映画)のようだ!」ということ。ボリウッドとは、Bombay(ボンベイ)のBとHollywood(ハリウッド)を掛け併せた言葉で、歌とダンスの場面が散りばめられた娯楽映画を指すが、この映画も冒頭から歌とダンスをたっぷりと楽しめるのだ。華麗なミュージカルナンバーに、モロッコやペルシア、トルコの文化をはじめ、ビクトリア朝時代の絵画などからインスピレーションを得て構築したという豪華絢爛なセットも加わり、“めでたさ”満点の仕上がり。目と耳の両方から幸福感を感じることができた。
やっぱりジーニーなくしては語れない!
「ウィル・スミスが青くなっただけなのでは…」と、その姿が物議を醸していた本作のジーニー。ランプの精なのに“人間風味”が強すぎるのではないか、ということらしいのだが、彼の仕上がり具合は是非、劇場で確認してみてほしい。
ランプをこすって自分を起こした人間に仕え、願い事を3つまで叶えることができる魔人・ジーニーは、ある悩みを抱えつつも、陽気過ぎるくらい陽気な性格が特徴。アニメのオリジナル英語版でジーニーの声優を務めたロビン・ウィリアムズに敬意を示しつつ、形作っていったという今回のジーニーは、アニメ版に負けないくらい“ウザい”のがポイントだ。分身の術で自分を量産するジーニー(ウィル・スミス)、女装してニヤつくジーニー(ウィル・スミス)など、とことんふざけ倒すキャラクターに、またもや魅了されること間違いなしだ。ちなみに日本語吹替えを担当したのは、アニメ版と同じ山寺宏一。
少女漫画ファンも必見
“ダイヤモンドの心”を持ちながら、本当の自分の居場所を探す貧しい青年アラジンが巡り合ったのは、王宮の外の世界での自由を求める王女ジャスミン。2人は、魔法のじゅうたんで夜空をかけながら、次第に心を通わせてゆく。
そんな彼らの“胸キュン”恋愛模様は、記者が学生時代にハマっていた少女漫画を思い出させるほどロマンティック。夜にこっそりお城へ会いに来てくれるピュアなアラジンに、ときめいてしまう女性も少なくないのではないだろうか。そして、ドキドキ感をアップさせたいなら、アラジンの吹替えを担当した中村倫也の色気のある声もチェックしてほしい。本作は字幕版、英語版で2度味わうべし!
取材・文/平井 あゆみ
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