碇シンジ役・緒方恵美も「最後」を明言！　新作への期待が高まる「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』0706 作戦」大阪会場レポート

2007年からの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとして再始動し、第4作目となる最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開が2020 年に決定。それを記念して7月6日（土）「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』0706 作戦」というイベントがパリ、ロサンゼルス、上海と全国主要5都市で行われ、大阪ではグランフロント大阪のうめきた広場で催された。

イベントでは『シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT 1(冒頭 10分 40 秒 00 コマ) 0706 版』の上映を実施、またパリ・Japan Expoで様子も中継され『残酷な天使のテーゼ』で知られる歌手・高橋洋子の歌唱ステージ、『エヴァンゲリオン』シリーズ主人公・碇シンジ役の緒方恵美登壇によるトークも配信、新作への期待感もより一層の掻き立てるものとなった。

同日正午にスマートフォン向け公式アプリ『EVA-EXTRA』で本イベントが告知され、イベント開始の30分前には警備員が誘導を促すほど大賑わいをみせたうめきた広場。広場には巨大スクリーンが2台建てられ、イベントが開始されるとフランスのJapan Expoでの様子を生中継。現地では高橋洋子によるライブが行われており『残酷な天使のテーゼ』『魂のルフラン』などエヴァの曲を含めて5曲披露し、盛り上がりを見せた。

ライブが終わると特別ゲストとして声優の緒方恵美が登場、フランス語で挨拶し現地での盛り上がりも最高潮に。緒方は24年間愛される本シリーズに参加し続けられていることに感謝し、「現在新しい作品を作り始めている」と来年公開の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の話題に。緒方の口から「最後の作品」と明言されたことにより盛り上がっていた会場も一旦ピリッとした空気になった。「キャストが生きてる間に完結させるようにお願いしていたけど、実際になると寂しい」と緒方は漏らす。昨年末緒方は庵野監督に呼ばれ「24年間演じてきてシンジは2種類あるこの結末のどちらを選ぶと思いますか」と尋ねられたのだという。そのくらい監督からキャストまで1つ1つを丁寧に作っていってることをアピール、観客から拍手が起こった。

また、Japan Expoに参加できなかったという庵野監督のビデオメッセージを紹介。監督はパリの街は美しいと語りながら「特にエッフェル塔が大好きでずっと憧れていて、初めて登ったときは本当に感動しました。昔、自分の作品にも登場させたことがあったんですが見よう見まねで。今回はちゃんとしたエッフェル塔をきちんと描こうと思っていましたので、それが叶ってよかったです」と来年公開に向けて全力で取り組んでいるとコメントした。

今回、緒方は新作の冒頭の映像を持ってきたと語り会場も再び熱気を帯びる。大阪会場でも新作を映像を収めようとスマホを掲げるファンも。緒方の「エヴァンゲリオン発進！」の掛け声のもと『シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT 1(冒頭 10分 40 秒 00 コマ) 0706 版』が公開。大阪会場でもファン同士カウントダウンの掛け声を行い、盛り上がりを見せた。

冒頭映像の上映終了後、観客から拍手が。退場する人の中には続きが気になって仕方がない様子で思い思いの感想を口にして、ますます新作への期待感を膨らませた様子だ。映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は2020年公開。最新情報などは公式HP(https://www.evangelion.co.jp/)をチェックしよう。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』

2020年公開

配給：東宝　東映　カラー

桜井賢太郎