隠れ家カフェやショップが多数！常滑で1000年続く「やきもの散歩道」に行ってみよう!!

日本六古窯の1つであり、日本遺産でもある常滑焼。「やきもの散歩道」(愛知県常滑市)には、いたる所に古い工場や登り窯、また現役の工房やセレクトショップがあり、古さと新しさが調和する風情ある町だ。常滑焼の工房やショップが集まるやきもの散歩道は、常滑駅から徒歩10分程度。おいしいグルメもたくさんあるので、小路に入って散策してみよう。路地は坂が多いので、歩きやすい靴で出かけるのがおすすめ。

散歩道には常滑ならではのスポットがいっぱい！

登窯広場で見られるのは、カラフルなモザイクアート。見る角度によって絵柄が変わっていくのでおもしろい。撮影スポットとしても人気がある。

また、明治の土管と昭和の焼酎瓶が積み上げられた坂道は、常滑を象徴するスポットの1つ。足元に埋められた、焼成時に使われた焼き台を滑り止めにして上ってみよう。

ノスタルジックなレンガの煙突も見逃せない。最盛期には300～400本あったものの、現在も完全な姿で残っているのは50本ほど。一番高い煙突は約25m。今も現役で使われているものもあるのだとか。

カフェやショップがたくさん！

明治時代の土管工場と窯をリノベーションして建てられた「バー＆ビストロ 共栄釜(きょうえいがま)」は、大人の隠れ家をイメージさせるレストラン。ほぼ手を加えていない窯内は、釉薬(ゆうやく)が光を反射し幻想的な雰囲気。料理には常滑焼の器を使い、色鮮やかに盛り付けている。なかでも4種類のメイン料理から選べる「共栄窯ランチ」(1980円)は、地元産知多牛や知多豚を使用。素材を生かした優しい味付けも魅力的だ。

■バー＆ビストロ 共栄釜(きょうえいがま) / 住所：愛知県常滑市北条2-88 / 電話：0569-34-7786 / 時間：11:30～15:00(LO 14:00)、17:30～翌2:00(LO フード1:00、ドリンク3:00) / 休み：火曜昼、不定休

「ni:no(ニーノ)」は、キュートな雑貨とヘルシーなカフェご飯が人気のカフェ。1階はセレクトショップとなっており、店内には「かわいらしい」をコンセプトにセレクトした陶器やアクセサリー、洋服が所狭しと並ぶ。文房具、インテリア小物、ドライフラワーなど、種類豊富だ。また「いろいろな年代の人が集まる店に」と話すオーナーこだわりの料理も必食。メインが肉、魚、カレーから選べる「本日のランチ」(ごはん1080円、パン1188円)など、地元の野菜を使用したヘルシーなメニューが中心だ。

■ni:no(ニーノ) / 住所：愛知県常滑市陶郷町1-1 / 電話：0569-77-0157 / 時間：10:00～17:00(LO 16:30) / 休み：木曜

もとは土管工場だった長屋を改装した「麺甘味 侘助(わびすけ)」は、情緒あふれる古民家カフェ。なかでも名物の「土鍋カレーうどん」(1200円)は、これを目当てに行列ができるほどの人気メニュー。ダシの風味が強く感じられるアツアツのカレーの上には、チーズがトッピングされている。まずはそのまま、次に温泉卵を混ぜて、最後はご飯と一緒に食べるのがおすすめだ。また、あったかい「わらびもち」(緑茶付き 860円)や「おさつフレンチトースト」(850円)などのスイーツも人気。

■麺甘味 侘助(わびすけ) / 住所：愛知県常滑市栄町3-89 / 電話：0569-34-7169 / 時間：11:00～17:00 / 休み：火曜

「sugi cafe」の店内には、オーナーが長年かけてコツコツと集めたフィルムカメラが並ぶ。戦前に作られた、貴重なライカのシャッターを切ることもできる。音響にもこだわり、英国製スピーカーからはクラシックレコードの音色が。厳選した豆をハンドドリップした「コーヒー」(500円)を味わいながら、贅沢な週末を過ごそう。

■sugi cafe / 住所：愛知県常滑市栄町3-88 / 時間：12:00～17:00 / 休み：月曜～木曜

「えんける道具店」は、長屋を再利用した生活雑貨のセレクトショップ。常滑焼に限定せず、オーナーの気に入ったものを仕入れている。レトロな食器や道具をはじめ、ガラス製品や陶器、雑貨などの昭和を思わせる商品が所狭しと並ぶ。カラフルな陶製の「かめ」(1285円から)や「黒七輪」(6696円)など、個性派アイテムが多数。

■えんける道具店 / 住所：愛知県常滑市陶郷町1-1 / 時間：12:00～17:00(日曜 11:00～) / 休み：水曜・木曜

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東海ウォーカー編集部