わずか一年で利用者3倍! Facebook革命がやってくる?
東京ウォーカー(全国版)
最近、数多くのメディアで特集が組まれ、大手企業が広告ツールとして続々参入するなど、驚くべき躍進を見せている「Facebook」。その魅力はどこにあるのだろう?
Facebookとは、当時ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグによって、2004年に誕生した世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。地球上に5億人の利用者を抱え、メッセージや写真を投稿したり、アプリを利用できたり、あるいは“名刺代わり”に活用できたりと、新しいコミュニケーションツールとして注目を集めている。
Facebookが他のSNSと一線を画すのは、実名登録が推奨されている点。これには「余分な個人情報を公開したくない」、「トラブルに巻き込まれそうで怖い」などといった否定的な意見もあるが、匿名性を排することでより正確な情報が手に入る、あるいは知り合いを探しやすいといったメリットも多い。
Facebookユーザーは世界中で爆発的に増えており、日本でも昨年1月に136万人ほどだった利用者が、およそ一年で約460万人まで増加している(ニールセン調べ)。その数だけを見れば、国民の半分がFacebook利用者とされるアメリカに遠くおよばないものの、1年で約3倍に増加した、その勢いは驚きだ。
こうした利用者増加の背景には、今年初めに公開された映画「ソーシャル・ネットワーク」の影響が大きい。Facebook誕生までのエピソードを軸に、仲間同士の友情と裏切りを描いたこの作品。他のSNSにも広告を掲載するなど、大々的なプロモーションを行ったこともあって大ヒットを記録、さらには今月初めのアカデミー賞で3部門に輝いたことにより、SNSに興味を持たない人にも、Facebookの名前を印象付けた。
もうひとつ、利用者増加の要因として考えられるのは、こちらも爆発的な勢いを見せるスマートフォン所持者の増加だろう。パソコンと同様のコンテンツを大きな画面上で扱うことができるスマートフォンは、モバイルでのFacebookの使い勝手を向上。現在では、家電量販店のケータイ販売数の約半分がスマートフォンといわれているだけに、こうしたスマホの浸透がFacebookの発展を後押ししそうだ。
ところで、実際にFacebook利用者の声を聞いてみると、その反応はさまざま。「他のSNSと連携しているので、複数のSNSをまとめて管理できる」「海外の友人と気軽につながれる」といった肯定派もいれば、「映画の人気に便乗して登録したものの、使い方が分からず放ったらかし」「機能が多すぎて使いづらい」といった否定派もおり、その評価は賛否両論といえるのが実際のところのようだ。
最新の報道では、広告最大手の電通と広告販売で業務提携を結び、映画大手のワーナーがアメリカ国内で映画のストリーミング配信を行うなど、ビジネス面での動きも盛んになりつつあるFacebook。今後もさらなる発展が期待できそうだ。【東京ウォーカー】
この記事の画像一覧(全4枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介