「ラーメンWalker宮城グランプリ」新店部門発表！1位は”打ち立て麺”で味わうつけ麺が自慢の店

「ラーメンWalker宮城」の人気企画「ラーメンWalker宮城グランプリ」。今回は近年オープンばかりの新店に限定したランキングを紹介する。毎年数多くの店がオープンする宮城で新店部門1位になったのは、つけ麺と担々麺で人気を博したあの店だ。＜※情報はラーメンWalker宮城2020より＞

新店部門3位:「麺牛(めんぎゅう) ひろせ」(宮城野区福室)

「麺屋とばし」などのとがしグループにて、スープ作りや麺作りなど多くのノウハウを学んだ店主が独立。「ほかの誰もやってない素材で勝負したい」との思いから注目したのが、仙台では珍しい牛を使ったラーメンだ。仕入れ単価は少々高いものの、豚や鶏にはない牛ならではの旨味と圧倒的なインパクトを実現した。

ここで味わいたいのは「特製牛そば」(1000円)。牛骨メインに作ったスープはまろやかな仕上がりで、牛特有の臭みも香味野菜などで上手に消され、旨味とコクのみが際立っている。このほか、塩ダレに少し魚介を加え、あっさりとした味に仕上げた「塩牛そば」(800円)も人気だ。

＜住所：仙台市宮城野区福室字弁当2-25-2 / 時間：11:00〜14:30、18:00〜21:00、土日・祝日11:00〜14:30 / 休み：火曜、第3水曜＞

新店部門2位:「麺匠 一丞(めんしょう いちじょう)」(太白区郡山)

人気店「麺匠 玄龍」で4年の研鑽を積み、その原点にあたる場所を譲り受けて開店。スープのキーとなるサワラの煮干しは、まず焼いて香ばしさを出し、独特の甘味を引き出す。さらに、アジやサバ、カツオなどの節で旨味のバランスをとり、醤油や味噌の濃い味にも負けないタフなスープにまとめ上げている。おすすめは「味噌らーめん」(850円)。魚介と豚骨の力強いダブルスープで、野菜の旨味と香ばしい焼きを入れた味噌スープは、プリプリの弾力の中太麺と最高の相性だ。このほか、サワラ煮干しの香りと旨味が上品な「醤油らーめん」(750円)もおすすめ。

店主の遠藤丞さんは「自分のラーメンが認められ、うれしいです。一見スタンダードですが、実は『一丞』でしか味わえない、そんな一杯を追求します」と喜びと意気込みを話した。

＜住所：仙台市太白区郡山4-14-13 / 時間：11:30〜15:00、土日・祝日11:30〜15:00、18:00〜20:00(各LO) / 休み：火曜＞

新店部門1位:「麺屋 熊胆(ゆうたん)」(青葉区小松島)

つけ麺と担々麺で人気を博した「麺屋 熊胆」が堂々の1位に輝いた。「“普通”を極めたい」と笑う店主だが、カドのないスープと自家製麺には“普通”を超えた個性が光る。異なる特徴を持つ3種の麺は、日々の気温や湿度でレシピを変える自家製。その麺の旨さをダイレクトに感じられるつけ麺は、平打ち極太麺の打ちたてならではの食感、香りが堪能できる。今や一番人気となったつけ麺は、福島出身の店主がかつて客として通った「自家製麺くをん」(福島市)、「自家製麺じゃじゃ。」(郡山市)をリスペクトして作った一品だ。ほかにも、担々麺や繊細なスープの醤油にも定評がある。

おすすめの「つけ麺(レモン付き)」(900円)は、極太の平打ち麺を清湯系の醤油つけ汁で味わう一杯。サラリとしたつけ汁だが、たっぷりのネギと厚切りのチャーシューも入って、味は濃厚。ツルツルでコシもある麺は、200グラムと300グラムから選択可能だ。このほか、ゴマの甘味と花椒(ホアジャオ)の刺激、さまざまな香りや刺激が展開する「担々麺」(850円)も人気。辛さとしびれは調整可能だが、「2辛」がイチ押しだ。

店主の熊谷和貴さんは、「数ある新店のなかで1位を受賞できたこと、とにかく驚いています。本当にうれしいです。他店に負けぬようにと試行錯誤し作ったラーメンを評価してくださったみなさんに、ありがとうございますと感謝したいですね」と、1位に決まっての心情を語っていた。

＜住所：仙台市青葉区小松島4-15-26 / 時間：11:30〜14:30、17:30〜20:00(各LO) / 休み：月曜＞

宮城のラーメン店の新星のなかで、1位に輝いたのは「麺屋 熊胆」。もちろん、これ以外にも数多くの店舗がオープンしているので、まずは「ラーメンWalker宮城」お墨付きの新店から足を運んでみてはいかがだろう。

※表記価格は消費税8％時の税込価格となります。2019年12月現在、消費税率が10％に変更され、税込価格が変更となっておりますのでご注意ください。

ウォーカープラス編集部