東京ディズニーランドで35年続いた「クリスマス・ファンタジー」は「ディズニー・クリスマス」へ変化、「伝統よりもゲストの幸せ」

東京ウォーカー(全国版)

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イベント名変更の背景には…35年の伝統よりも「目の前のゲスト」の精神


今年(2019年)、東京ディズニランド『ディズニー・クリスマス』(C)Disney


ここまで大きな変化は付けていなかったが、昨年、両パークではそれまでの呼称「クリスマス・ファンタジー」と「クリスマス・ウィッシュ」を一新し、「ディズニー・クリスマス」という統一した呼称に変更した。長く続く呼称を変更するという一大決心に踏み切った理由はなぜなのか。その理由は東京ディズニーリゾートが大切にしてきた”ゲストファースト”の精神があるという。

今年(2019年)、東京ディズニーシー『ディズニー・クリスマス』(C)Disney


【石原さん】「たしかに長年“クリスマス・ファンタジー”、“クリスマス・ウィッシュ”との名で続けては来ましたが、単純にもっと伝わる、わかりやすい形にしたかった、というのが理由です。名前は変わりましたが、軸はブレていません。両パークともにクリスマスがやってきたことが直感的に伝わる呼称にすることで、よりストレートに皆さんの心に届くと考えました。伝統も大切ですが、目の前のゲストにより楽しい時間をすごしていただくためなら、

呼称が変わったからといって、クリスマスイベントの価値はこれまでと全く変わっていませんし、これからも変わりません。シンプルで王道な「みんなが好きなクリスマス」こそが、東京ディズニーリゾートのクリスマスらしさだと思います」

時代の変化に惑わされず、童話のワンシーンのような「クリスマスの多幸感」に寄り添う


今年(2019年)、東京ディズニランド『ディズニー・クリスマス』(C)Disney


「呼称は変わろうとも、これからも大きく変えていくつもりはない」と語ってくれた石原さん。最後に、東京ディズニーリゾートが考えるみんなが好きなクリスマスとはどんなものだろうか。今後の展開について語ってもらった。

2013年 東京ディズニーランド「 サンタヴィレッジ・パレード」(C)Disney


【石原さん】「時代が進むにつれ、“クリスマスらしさ”も多様化が進んでいます。以前よりも、赤・緑・白・金とのカラーイメージにとらわれなくなりました。ですが、過去、サンタクロースの住む村「ディズニー・サンタヴィレッジ」の企画を行ったとき、反響が大きかったことがありました。東京ディズニーリゾートのクリスマスが支持され続けているのは、きっと心の奥底に皆さんが考える、童話のワンシーンに出てくるような、クリスマスならではの多幸感を求めているからではないかと思っています。時代の流行に惑わされすぎず、これからも少し懐かしい王道なクリスマスを追及していきます」

1983年 東京ディズニーランド『クリスマス・ファンタジー』(C)Disney


加藤由盛

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