文具ファン大注目「PARKERミュージアム」に潜入!その魅力を体験レポート
東京ウォーカー(全国版)
2020年2月8日(土)~4月5日(日)の期間、銀座 伊東屋にて高級筆記具ブランド「パーカー」のイベント“「PARKER Tokyo Museum 2020」Travel with PARKER~人生の物語を綴る~”が開催されている。イベントでは、日本初上陸のペンを含む名品の特別展示や、限定グッズの販売など文具ファンにはたまらない企画が目白押しなほか、万年筆を初めて持つ人に向けたワークショップなども楽しめるとのこと。早速、気になるイベントの模様をレポートしよう。

無料で参加できるものも!子供から大人まで楽しめるワークショップを体験
1888年に誕生し、130年以上の歴史を持つ「パーカー」。由緒ある歴史を持つ上、“高級筆記具”“英国王室御用達”との冠から、高級品というイメージを持ってしまうが、「パーカー」が書くことを通じて目指すのは「あなたの人生を紡ぐ最良のパートナーになること」と至ってシンプル。実は身近な存在のブランドなのだ。イベント期間中は、そんな世界観を表したワークショップがいくつか開催される。その中には、愛好家だけでなく、万年筆を触ったことがない人や子供も参加しやすいもの、さらに無料で参加できるものもある。そんなワークショップの中から、今回は2つのワークショップを体験したので、その模様を紹介しよう。

まず体験したのが、各回15名を対象に開催予定の「パーカーの万年筆を体験しよう」だ。本ワークショップは、万年筆を初めて持つ人を対象としていて、小学生以上なら誰でも無料で参加可能。これまで「パーカー」の製品や、万年筆への興味はあったものの、自分の万年筆を手に入れていないという人に、ぜひ参加してほしいプログラムだ。
ワークショップでは、冒頭「パーカー」の万年筆の特長や取り扱い方法について、スタッフからレクチャーがある。レクチャーの中で触れる「パーカー」が「書くことを通じて人生を紡ぐ最良のパートナーになること。長く愛用するために使いやすさにこだわってペンを作っている」という話を聞いて、「パーカー」の万年筆がなぜ長きにわたり多くの文具ファンから支持されるのかが納得できた。

「パーカー」の万年筆の特長や思いについて学んだあとは、実際に万年筆を手に取りインクの入れ方やお手入れを体験。手入れが難しいイメージがある万年筆だが、実は「パーカー」の万年筆は毎日使う分には手入れは必要なく、長期間使わずにインクが乾いてしまったタイミングでお手入れをすればおよそ一生ものとして使えるのだそうだ。また、毎日使うことで自分の筆記角度に合わせて徐々にペン先が馴染んでいくとのこと。まさに人生に寄り添う1本になり得るのだ。

このワークショップでは、実際に先ほどインクを入れた万年筆を使って手紙を書くことができる。手紙を書き終えたら、会場内のポストに投函。万年筆を初めて体験した感動を乗せて、大切な人に送るのも、自分自身に送るのもよいだろう。無事、手紙を投函したらワークショップは終了。数日後には切手が貼られたポストカードが届けられるとのことだ。約45分間の体験を終えたころには、きっと人生を共に歩む1本が欲しくなるに違いない。

このほか、小学生以上を対象した「PARKER Tokyo Museum」のペーパークラフトを使って、ミニチュアのミュージアムを作成、出来上がったらお好きな「パーカー」のペンと一緒に撮影できる「ミニチュアPARKER Museumを作ろう」も無料で参加可能。子供から大人まで楽しめる内容が満載なので、家族で行っても楽しめる。ワークショップはいずれも、事前予約が必要。ほかのワークショップの開催概要と合わせてチェックしてみよう。

買えるのはココだけ!限定グッズをゲット!!

また、イベントでは来場者だけが手に入れられるオリジナルグッズも発売。キャンバス素材の「トートバッグ」(1500円)は、本イベント期間中展示されている「スネークペン」や「パーカー」の代名詞ともいえる「デュオフォールド」のイラストがアルファベットの一部として表現されている、「パーカー」好きなら誰もが羨むデザイン。カジュアルに使えるキャンバス地で、お気に入りの1本とノートを入れておでかけするのにぴったりだ。

「クインク・ボトルインク ミュージアムパッケージ」(1200円)は、パッケージの箱に本イベントのオリジナルデザインがあしらわれた貴重なグッズ。「パーカー」愛用者にファンも多いブルーブラックをはじめ、ブラック、ブルーの3色展開。愛用の万年筆とともに、ぜひゲットしたいアイテムだ。

キャップ、バレル、リフィールの組み合わせは2000パターン以上!自分だけの「JOTTER」を作る
本イベントを訪れたからには、挑戦してほしいのが「JOTTER Factory -Final assembly line-」だ。「JOTTER(ジョッター)」とは、今から66年前(1954年)に登場し、世界中で愛され続けるロングセラーのボールペン。

「JOTTER Factory -Final assembly line-」は、11種類のキャップ、23種類のバレル、8種のリフィールを選び、自分だけの1本が作れる伊東屋限定のサービス。早速、体験してみた。会場内で最も目を引いていたのは「JOTTER」ボールペンの巨大ウィール。参加者はこの巨大ウィールを使って、お好きなパーツを選ぶ。全部で2000通り以上もの組み合わせパターンがあるので、さまざまな組み合わせを試してみよう。どんな1本にしようか、何度も組み合わせを変えていくのが、実に楽しい。

悩みに悩むこと15分、こだわりの1本がその場で完成。お気に入りの詰まった1本となったことで、すでに愛着がわき、これから使うのが楽しみだ。自分のために作るのはもちろん、家族や友達同士でお互いをイメージするデザインを選び合うのもよいだろう。ギフトとしても最適で、贈る相手のことを考えながら作れば、きっと喜んでもらえるはず。

また、イベント期間中、オリジナル「JOTTER」を購入すると、伊東屋社長が描いた「JOTTER」のイラストの缶ペンケースに商品をセットしてくれる。個性的なデザインが施されたおしゃれなケースで、日常使いにピッタリ。
イベント限定公開!マニア垂涎の歴史的な1本を展示
”Museum”と名付けられていることもあり、普段お目にかかれない、レアなアーカイブスの展示も楽しめる本イベント。

注目は今回が日本初上陸の1907年に発売された「スネークペン」。ペンコレクターの中で“伝説”と言われる1本だ。1900年代初頭、万年筆は持つ人の個性を表現するための装飾としても愛用されることが多く、創業者ジョージ・パーカーは希少な素材を使った華やかな装飾のペンを作ろうと試みたのだそう。その際に、ペン本体と装飾を分けて製作する装飾方式「オーバーレイ」を採用し、希少な素材と高度な装飾技術により完成したのが「スネークペン」だ。

ブラックの硬化ゴムのボディに18金製のスネークが巻き付いた意匠を凝らした芸術性の高いデザインには思わず息を飲むだろう。

ほかにも、白蝶貝と金細工の装飾が美しい1906年発売の「No.15」や、フラッグシップモデル「デュオフォールド」の前身「ブラックジャイアント」、広告で使用されたフェアチャイルド飛行機の模型なども登場。普段はロンドンで厳重に保管されてきた貴重なマスターピースや、「パーカー」の現代のコレクションの礎となった名品を直接目にできる、またとない機会。豪華なラインアップをお見逃しなく。
絵本に入り込む!体験型展示で世界観を堪能!

本ミュージアムのテーマは「Travel」。会場では巨大な絵本の中に入って「パーカー」が続けるものづくりの旅を体感できる展示もある。物語の中に入り込んだ気分に浸りながら、ブランドの歴史を学べ、さらに写真映えするのでフォトスペースとしても人気が出そう。

会場の中央に置かれた1枚の世界地図には、来場者が「パーカー」のペンを使ってそれぞれの旅の物語を自由に綴れる。こんなに大きな世界地図が2カ月後、来場者によってどんな世界地図に仕上げられるのかが楽しみだ。子供にも参加させて、自由な発想で描かせてあげればきっといい思い出にもなるだろう。

また、会場のデザインは空港のラウンジスペースをイメージ。「パーカー」のペンを試せるスポットや、大切な人に「Air Mail」を送れるフリーポストカードとポストもあるので、ゆったりとくつろぎながら「パーカー」の世界に浸れそうだ。

大人はビジネスシーンでも使えるお気に入りの一本に出会え、子供は体験や展示を通して「筆記文化」に触れられる本イベント。来場者は、スマホやパソコンなどのデジタルツールが普及する今だからこそ、改めて「手書き」の楽しさや価値を再確認するだろう。子供から大人まで、体験して、見て、買って、とさまざまな角度から楽しめる内容となっているので、ぜひとも訪れてみてほしい。さらに「PARKER Tokyo Museum 2020」の受付カウンターで「飛行機の名前はデュオフォールド号」とスタッフに伝えると先着30名にトートバッグがプレゼントされるとのことなので、お早目のご来場を!
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於ありさ
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