スターバックスが着目した京都・東山のかわいい文化!御所人形×福玉のJIMOTO made Series「縁起物チャーム」のストーリー(1/2)

2020年2月3日 12:00更新

東京ウォーカー(全国版) 二木繁美

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左から各店共通の縁起物チャーム「駒犬土鈴」、「這子(はいこ)」、さらに店舗限定の「招き猫土鈴クロ」、「招き猫土鈴ミケ」、「招き猫土鈴シロ」

左から各店共通の縁起物チャーム「駒犬土鈴」、「這子(はいこ)」、さらに店舗限定の「招き猫土鈴クロ」、「招き猫土鈴ミケ」、「招き猫土鈴シロ」
撮影=RYUGO SAITO

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日本各地の産業や素材を取り入れた商品開発を行い、地元のスターバックス限定で販売する「JIMOTO made Series」。13回目となる今回は、京都ならではの文化が息づく京都市東山区を舞台にJIMOTO made Seriesを展開する。老舗「島田耕園人形工房」の伝統ある「御所人形」と、祇園で受け継がれている「福玉」の文化を組み合わせたJIMOTO made Series HIGASHIYAMA「縁起物チャーム」が2月3日(月)から、京都祇園ホテル店、京阪祇園四条駅店、京都二寧坂ヤサカ茶屋店の3店舗で販売される。なぜ御所人形なのか、なぜ福玉なのか、商品に込められたストーリーを密着取材した。

JIMOTO made Series新作は、幸運を招く縁起物チャーム!

JIMOTO made Series HIGASHIYAMA「縁起物チャーム」が入った福玉カプセル(左)

JIMOTO made Series HIGASHIYAMA「縁起物チャーム」が入った福玉カプセル(左)撮影=RYUGO SAITO

京都二寧坂ヤサカ茶屋店に飾られる黒い招き猫

京都二寧坂ヤサカ茶屋店に飾られる黒い招き猫撮影=RYUGO SAITO

スターバックス コーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店のカウンターには黒い招き猫が鎮座する。これは、店舗オープンの際に、店舗の前にお店を構える島田耕園さんから贈られたもの。スターバックスグリーンの前掛けを身にまとう招き猫のかわいらしさに、来店した客から「どこに売っているの?」と聞かれることも多いという。京都では幸運を祈る気持ちを込めて、大切な人に縁起物を贈る習慣があると言われている。

JIMOTO made Series HIGASHIYAMA「縁起物チャーム」は、そんなふうに京の人々の生活に当たり前に溶け込んでいる、縁起物の文化から生まれた。

縁起物チャームは、そのまま飾ったり、お守り代わりに持ち歩いても。根付け紐が付いているため、タンブラーチャームとしても使える

縁起物チャームは、そのまま飾ったり、お守り代わりに持ち歩いても。根付け紐が付いているため、タンブラーチャームとしても使える撮影=RYUGO SAITO

JIMOTO made Series HIGASHIYAMAで取り扱う縁起物チャームは5種類。幼児や女性のお守りで、魔除けにもなる「駒犬土鈴」に、代表的な御所人形「這子(はいこ)」。さらに3種類の「招き猫土鈴」だ。「招き猫土鈴」は、クロ、シロ、ミケと、それぞれ店舗ごとに種類が違うものが入る。

縁起物チャームにもなっている健やかさを願う縁起物、御所人形とは

「島田耕園人形工房」の御所人形。あどけない童の形をしていて、透き通るような白い肌に、気品があるふくよかさが特徴だ

「島田耕園人形工房」の御所人形。あどけない童の形をしていて、透き通るような白い肌に、気品があるふくよかさが特徴だ撮影=RYUGO SAITO

御所人形とは、江戸時代初期から京都で作られている人形。天皇が、親王や皇女の健やかな成長を願ってお年玉として贈ったり、御所への贈り物の返礼品として使われていた。江戸時代中期に一般庶民にも普及し、宮廷や公家など高貴な人々が愛したことから「御所人形」と呼ばれるようになったと言われている。

今回のJIMOTO made Seriesは、御所人形の老舗「島田耕園人形工房」とコラボレーション。縁起物チャームには、代表的な御所人形「這子(はいこ)」も登場する。「這子」は、健康的な肉体の赤子がハイハイする姿を現している。生まれてきた子の災いを、身代わりとなって払うように、今も赤ちゃんの枕元に置く風習が残っているのだ。

御所人形は気品のある白を出すために、何度も胡粉を塗って磨く、を繰り返す。

御所人形は気品のある白を出すために、何度も胡粉を塗って磨く、を繰り返す。

縁起物チャームに表情を入れる島田さん。1点1点が手作業なのだ

縁起物チャームに表情を入れる島田さん。1点1点が手作業なのだ撮影=RYUGO SAITO

「御所人形では今を生きる人間の想いと、古代からのカルチャーが一緒になったものを表現していきたい」と島田さん。縁起物チャームには、かわいらしく吉祥感がある御所人形の這子や、女性や子供のお守りと言われる駒犬、人との縁をつなぐという左手を上げた招き猫など、現代でも親しみやすいモチーフが選ばれた。

花街・祇園で今も大切にされている「福玉」とは

お店の天井から吊られた福玉(井澤屋さん)

お店の天井から吊られた福玉(井澤屋さん)

縁起物チャームが入るパッケージは、福玉を模したカプセル。アイデアの元になった福玉は祇園町独特の風習で、大切な人に贈る縁起物。パッケージを検討する中、祇園町の福玉文化がアイデアとしてあがり、この福玉カプセルが誕生したという。

福玉を持つ舞妓さんの写真

福玉を持つ舞妓さんの写真写真提供 井澤屋

年末の祇園で、お店の天井から紅白の玉がぶら下がっているのを見かけることがある。これが福玉。中に縁起物が入った紅白でできた丸い玉で、もともと祇園が発祥といわれ、今でも祇園には、福玉を販売するお店が数店舗残っている。

株式会社 井澤屋 代表取締役社長 井澤美紀子さん

株式会社 井澤屋 代表取締役社長 井澤美紀子さん

祇園に伝わる文化とは、どのようなものだろうか。地域にゆかりのある方々に話を伺った。福玉はもともと、年末に祇園町の子どもたちや舞妓らが、お年玉としてもらっていたもので、京都の花街の中でも祇園だけに伝わる独特の文化。除夜の鐘が鳴り終わってから割って開け、中身によって新年の運気を占う風習もあったのだとか。年の瀬に大切な人へ贈る“かわいい縁起物”なのだ。

井澤屋のショーケースを見る、昔の舞妓さん

井澤屋のショーケースを見る、昔の舞妓さん写真提供 井澤屋

南座の前に店舗を構える井澤屋さんでは、今でも手作りで福玉を作る。「子供のころは大晦日になると、福玉を30〜40個手に持って配達していたんですよ」と、社長の井澤美紀子さん。お茶屋遊びが盛んだった頃は、たくさんの福玉を抱えて歩く舞妓さんの姿が見られたのだとか。福玉は、舞妓の人気のバロメーターでもあった。

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