宮崎のローカル食でおもてなし!市を大きな食堂に見立てた「宮崎食堂」へ
九州ウォーカー
穏やかな気候と豊かな大地をから、畜産品や農作物などに恵まれた宮崎市。2020年2月から、地域に根ざしたその食の豊かさを、食堂のように気軽に訪れて体験してほしいという想いで、市をひとつの大きな食堂に見立てたプロジェクト「宮崎食堂」を実施している。"お品書き"とされた「朝の食堂」、「昼の食堂」、「夜の食堂」、「深夜の食堂」計23店舗が、宮崎市ならではのローカル食の魅力を発信している。今回はシーンごとに楽しめる宮崎食堂をめぐってみた!
朝の食堂 / 喫茶メルビィ

今年で創業50年になる「喫茶メルビィ」は、宮崎市中心部の歓楽街へアーケードが続く一番街にある喫茶店。アーケードも自動販売機もなかったという創業時から、現在は当時の常連が子どもや孫を連れて訪れる。親子三世代に渡って愛される名店だ。

店内は、アーチ状の窓や煉瓦造りの内装がレトロな雰囲気。お客さんにゆっくりと時間を過ごしてもらいたいという思いから、創業当時からほとんど変わらない姿だという。時を重ねてきた味わいのある内装に、ステンドグラスの温かな灯りがほっとくつろげる。

朝8時30分から食べられるのは、洋食と和食を選べるモーニング。洋食モーニングは、地元のベーカリーに特注するむっちりと分厚いトーストをメインに、サラダやベーコンエッグ、コーヒーが付いて660円というコスパの高さ。モーニングからハンバーグや生姜焼きなどが味わえるのもこの店ならでは。朝からしっかり食べたい人のニーズに応えたいという思いからだという。料理も空間も、この場所で歴史を重ねてきた店だからこそのもてなしを感じられる。
[喫茶メルビィ ]宮崎市橘通西3-8-13 2F / 0985-24-9488 / 8:30〜22:00(LO21:00) / 不定休 /
昼の食堂 / ON THE KITCHEN

お昼は、中心部からバスで10分ほどの場所にある「ON THE KITCHEN」へ。大通りから少し入った閑静な田園地帯に建つこの店では、地元農家や産地直送の野菜を中心にした体にやさしい料理が味わえる。日照時間が長い宮崎で育った野菜は旨味や甘味がしっかりとしていておいしいと評判なのだ。

店内は料理を作るオーナー夫妻が見えるカウンターキッチンがあり、広々としている。食事スペースだけでなく、米粉と野菜の粉で作った店オリジナルのパスタをはじめ、素材にこだわった天然だしなど、県内から店主がセレクトした体にやさしい食材も販売している。

ランチメニューは「1日分の野菜が摂れるランチ」。店主が一日に必要とされる野菜の量350gを摂れるように考えたメニューだ。魚か肉のメイン料理のほか、季節ごとに変わる旬の野菜を中心にした料理がプレートを彩る。味や見た目のバランスはもちろん、栄養面も考えて丁寧に作られているのがわかる。菜の花とからし、千切り大根と柚子胡椒など、意外な食材の組み合わせが、新しい野菜の美味しさに気づかせてくれる。
[ON THE KITCHEN]宮崎市阿波岐原町坂元1930-1 / 0985-78-6008 / 11:00〜15:00(LO14:00) / 日曜休み /
夜の食堂 / ひぜん屋

日が落ちたら、活気付いてくる宮崎市の歓楽街を訪れてみよう。その細い通りの路地裏にあるのが、家庭料理や郷土料理が評判の「ひぜん屋」だ。創業35年、もともと仕出し屋としてはじまった店は現在、2代目の大将が切り盛りしている。

店内に入るとカウンターにずらりと並んだおばんざいが出迎えてくれる。季節のおばんざいと地物の魚料理などが味わえる。魚はその日に獲れた魚を直接仕入れるので鮮度抜群。メニューはその日によって変わるのでお品書きを確認しよう。

卵焼きや肉じゃが、豚軟骨のみそ煮、肉豆腐などが並ぶおばんざいのなか、いち早く出された白和えは胡麻の風味豊か。カウンターに並ぶ焼酎ともよく合う逸品だ。今でも昔馴染みの客が多く訪れる店内では、客同士で話が弾むこともしばしば。アットホームな店の雰囲気と味わい深い家庭料理が、人との距離を縮めてくれるようだ。
[ひぜん屋]宮崎市高松町1-28 / 0985-28-6286 / 18:00〜24:00(LO23:00)/ 日曜休み /
深夜の食堂 / フルーツ大野

締めに食べるなら、マンゴーや日向夏などのフルーツが特産の宮崎ならではの締めパフェを。季節のフルーツを贅沢に使ったボリュームたっぷりのパフェで人気を集めている「フルーツ大野」へ。

もともと青果の仲卸業に従事していた店主が、昭和57年に念願のパーラーとしてオープン。以来多くの客が訪れ、カフェタイムはもちろん、夜も女性を中心に行列ができることもある人気店として知られる。

お店のおすすめは、見た目の華やかさもボリュームもインパクト大の「トロピカルパフェ」。マンゴーやマンゴスチン、パッションフルーツなどのトロピカルフルーツをメインに、どれから食べるか迷うほどたっぷりの果物が入っている。甘酸っぱくてみずみずしいフルーツを堪能しながら食べ進めると、グラスの中にはまたゴロゴロとした果実が。最後はアイスと生クリームの甘味で調和され、思わず笑顔になる締めにぴったりの逸品だ。
[フルーツ大野]宮崎市中央通1-22 / 0985-26-0569 / 11:00~22:30/ 不定休 /
暖簾をくぐれば、食だけでなく宮崎ならではの食文化を感じることができる「宮崎食堂」。この土地でしか味わえない、ご当地料理を味わいにぜひ訪れてみて。今後、食だけでなく、海や森の風景を楽しむサイクリングや宮崎市特有の農業体験など、体を使って楽しめるさまざまなアクティビティのコンテンツも予定しているのだとか。今後の展開にも注目だ。詳細は宮崎市の公式サイト(https://www.city.miyazaki.miyazaki.jp/miyazaki-shokudo/)、もしくは「宮崎食堂」で検索してみよう。【九州ウォーカーPR】
上川奈穂美
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