「きかんしゃトーマス」劇場最新作のゲスト声優に山口もえ＆麒麟！作品の魅力を語る

きかんしゃトーマスの劇場版最新作、『映画 きかんしゃトーマス チャオ！とんでうたってディスカバリー!!』。新型コロナウイルスの影響で延期となっていたが、2020年9月4日より全国劇場にて公開された。

内容は「トラブル続きのソドー島の港で、事故が発生!! ティドマス機関庫の蒸気機関車たちは、スチーム・チームを結成してピンチを切り抜ける。そのあと、イタリアで仕事をすることになったトーマスは、“消えた機関車”の伝説に興味津々。迷い込んだ鉱山で出会ったのは…!?」という、ハラハラドキドキのストーリー。イタリアでトーマスにいろいろなことを教えてくれる機関車ジーナ、歌が大好きなクラシカルな機関車ロレンツォと客車のベッペなど、新しい仲間たちが登場する。

今作には、ジーナ役に山口もえ、ロレンツォ役に麒麟の川島明、ベッペ役に田村裕が、ゲスト声優として参加。プライベートでは、それぞれ子供がいるママ＆パパということで、親目線で映画の魅力について語ってもらった。

山口もえ「トーマスが一生懸命頑張る姿だけではなく、頑張ったけれど空回りしてしまったり、それを助けてくれる仲間がいたりと、成長しながら冒険する姿を見て欲しいですね。大人も十分楽しめる作品です。トーマスの作品は見て楽しいだけでなく、“こんなことしたら、こうなっちゃった。じゃあ、こうしてみたらどうだろう？”とか、“こんなときに友達がいるといいな”とか、自分で考えることを教えてくれるので、その点も親としておすすめですね。失敗してもくじけず、いろいろな方法で挑戦する。楽しみながら学べるので、改めて素敵な作品だと思いました」

川島明「“好きなことは大事にしたほうがいいよ”というのも、今回の映画のテーマにあると思います。トーマスは好奇心旺盛で、たまにそれが困りの種なんだけど、彼がいなかったらロレンツォもベッペも見つかっていなかった。トーマスだけでなく、ロレンツォとベッペにもいえますが、人が制するのを無視するのはリスクもある。でも、自分の本当の気持ちに従うことも必要なんだと感じました。ベッペに関しては、普段聞いたことのない田村の声で、思い返してみると追い詰められているときにギャグで出す声だった(笑)。役に合っていたと思います」

田村裕「トーマスが失敗するところがお気に入り。失敗したり、見栄を張ったりするけれど、頑張ってそれをリカバリーすれば、次のステップに進めるんだよっていうメッセージが込められていると思います。回り道をしても、最終的には大きな発見や成功につながるところは、僕が子供に教えてあげたいこと！日頃、子供が何かに挑戦して失敗しても褒めるようにしています。“よく頑張ったね。よくチャレンジしたね”って。その部分がこの映画に詰まっているので、ぜひ見てほしいと思います。相方のロレンツォは、いい感じにハマっていてさすがでした(笑)」

「きかんしゃトーマス」は原作の誕生から75周年を迎えた。国連とコラボし、持続可能でより良い世界を目指す国際目標「SDGs」にちなんだテーマをエピソードごとに盛り込み、地球を守るための大切なメッセージを子供たちに向け発信中。さらに、東京学芸大学「こども未来研究所」との共同研究プロジェクトでは、「きかんしゃトーマス」の世界観が“認知能力”と“非認知能力”をバランス良く高め、子供の豊かな成長に寄与するという研究結果が発表された。幼い頃から触れるコンテンツとしての素晴らしさが実証されている。

ソドー島を飛び出して、イタリアの文化や歴史に触れながら成長するトーマス。ときにはわがままを言ったりケンカもするけど、“友達は大切”というメッセージが込められた劇場最新作は、シネ・リーブル池袋、全国のイオンシネマほかにてロードショー。親子で映画館へ出かけよう！

(C)2020 Gullane(Thomas)Limited.

取材・文＝北村康行
撮影＝長谷川靖哲

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