横浜DeNAベイスターズ、山﨑選手、佐野選手、そしてファン代表・今井翼さんが、ベイスターズ愛を熱く語る!

横浜ウォーカー

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現在発売中の「横浜ウォーカー」4月号は、横浜DeNAベイスターズ特集! 表紙は、日本を代表するクローザーに成長した山﨑康晃選手、新キャプテンに任命された佐野恵太選手。そして横浜大洋ホエールズ時代からのファンという今井翼さん。今回は誌面では収まりきらなかった話を掘り下げてお届けします!

2020年シーズンのキーマンともいえる山﨑選手、佐野選手と、熱烈ファンの今井翼さんの3ショットが実現!この写真を見て「僕、紛れ込んだファンみたいじゃないですか?」と今井さん(c)KADOKAWA 撮影=福岡諒祠


9回の守り、山﨑選手が抱える“たくさんの人の思い”


今井 山﨑さんは日本球界を代表する守護神として頼もしい存在。リードして8回を迎えると、“ブルペンではヤスアキさんが準備を始めているのかな”と想像したり、いよいよ9回になって山﨑さんが登場すると、僕もみんなと一緒に「ヤスアキジャンプ」をして盛り上がったりしています。その瞬間僕たちファンは、安心感と期待感と喜びがごっちゃになった、ものすごい高揚感があるのですが、実際にマウンドに上がる山﨑さんはどのような心境なのでしょう。

山﨑 そんなに熱く観ていただいていたんですね(笑)。ありがとうございます! 「ヤスアキジャンプ」は、すごく僕の力になっているので、本当にうれしいです。でもマウンドに上がる時は、いろんなプレッシャーがあるのは確かです。試合に勝たなきゃいけない、抑えなきゃいけないというのはもちろんですが、1試合1試合、僕が投げるまでにみんなで作り上げたストーリーがあるわけです。僕もモニターを通してその過程を見ているので、試合によって毎回違う思いを持ってマウンドに上がっています。

今井 なるほど、たくさんの人の思いが乗っかっているから、勝負へのプレッシャーもさらに大きいんですね。僕、山﨑さんの、腕の出方を確認するようルーティンが好きなんですけど、それとは別に、マウンドで「ふぅ」って、息を吐く時があるじゃないですか? あれは力まないためにやっているんですか?

山﨑 そうですね。どうしても緊張はしちゃうので、力まずというより自分を落ち着かせるためにやっている感じです。自然にやっている時もあるんですけど、あまりにも緊張しているときは、意識してやるようにしています。そういった緊張感の先にある勝利だからこそ、最後にみんなとハイタッチする瞬間や、ウイニングボールを監督や先発投手に渡しに行く瞬間は、(クローザーを)やっていてよかったなって思えるんです。僕自身、このために頑張っていると言ってもいいかもしれません。その試合がメモリアルとなる選手がいる場合もあるし、一つでも多くウイニングボールを誰かのもとに届けられたらいいなって思います。

佐野 ヤスさんは登場した時点で球場の雰囲気も変えられる人。。それは味方にとっても同じで、ヤスさんがマウンドに上がることで、チームの雰囲気が一気に勝利に向かっていくのがわかるんです。だから僕ら野手陣は、リードした状態を作って、ヤスさんに投げてもらえるように頑張らなきゃと思っています。

【写真を見る】新キャプテン、佐野選手を中心にガッツポーズ!頼もしい二人に支えられて、佐野選手もうれしそう(c)KADOKAWA 撮影=福岡諒祠


新キャプテン、佐野選手が目指すもの


今井 先ほど山﨑さんにも聞きましたが、スポーツ選手のルーティンに興味があるんです。僕は緊張する方なので、何かルーティンのようなものがあったらいいのかなって。佐野さんにもルーティンはありますか?

佐野 今、頭の中で動きを再現してみたんですけど、右手から手袋をつけて、ネクストサークルからバッターボックスまで歩いて、ちょっと手前で素振りしてから打席に入っていますね。やろうとしているのではなく、自然とそうなっています。よく筒香さんがカウントごとに手袋を外したりしていましたけど、僕は打席に入ってからは何もしていないと思います。ひょっとしたら何かしているのかもしれませんが、まったく意識はしていないですね。

今井 佐野さんは、今年キャプテンに就任されました。それだけチームからの信頼と期待とがあるからだと思います。僕を含めたベイスターズファンなら、佐野さんの勝負強さは知っていますし、今シーズンはレギュラーとして、スターティングメンバーに入るべく人だと思っています。

佐野 ありがとうございます。僕はまだ1年を通してレギュラーで活躍したことがないし、キャプテンというのは、試合に出続ける人がふさわしいと思っています。だから今年、僕はレギュラーをつかまないといけない年。キャプテンとしてふさわしい活躍をして、これから数年先まで明るくチームを引っ張っていける存在になりたいです。

今井翼流のプロ野球観戦術とは?


――最後に、今井さんへの質問はありますか?

山﨑 今井さんはよく横浜スタジアムに観戦に来られていますが、今井さん流の観戦スタイルってあるんですか?

今井 ルーティンの話でいえば、まず「崎陽軒」でお弁当を買います。そしてそれを食べながら一人でじっくりと練習を見ています。

佐野 練習から見ているんですか? しかも一人で!

今井 僕、野球観戦って基本的に一人が好きなんです。集中したいんですよ、試合に。

佐野 ちょっとわかる気がします。一緒に行った人より自分の方が詳しかったりすると、「この選手は~」って解説しなきゃいけなかったりしますものね。

今井 それはそれで楽しいんですけれどね。でもだいたいは一人で、監督になったような気持ちで、一つ一つのプレーに「OK、OK」とかつぶやきながら拍手しています(笑)。一見おとなしいように見えるかもしれないんですけど、本人はものすごく楽しんでいるんです。でも投打両方ともいいシーンがあると立ち上がって、周囲のファンの人たちとハイタッチもしていますよ。それがまたうれしいし、楽しいんですよね。

山﨑 今井さんはダンスがめちゃくちゃうまいから、5回裏のダンスコンテストで(ビジョンに)抜かれたことがあったりして?

今井 さすがにそれはないです。というか、あったらかなり恥ずかしいかも。隠れちゃうと思います(笑)

誌面で“サノダンス”の決めにも使えるポーズも考えてくれた今井さんに「ありがとうございます」(佐野)。最後は、今後のお互いの活躍を約束してガッチリ握手!(c)KADOKAWA 撮影=福岡諒祠


【横浜ウォーカー編集部、取材・文=小貫正貴】


プロフィール

山﨑康晃  YASUAKI YAMASAKI / No.19・投手
1992年東京都生まれ。帝京高、亜細亜大を経て2014年ドラフト1位で入団。2018年、2019年と2 年連続でセーブ王を獲得。新人年から5 年連続で25セーブ以上を挙げており、通算163セーブ。押しも押されもせぬ日本の守護神に成長した


佐野恵太  KEITA SANO / No.44・内野手
1994年岡山県生まれ。広陵高、明治大を経て16年ドラフト9 位で入団。2019年は89試合に出場し、打率.295、5 本塁打。2019年8月18日にプロ初の4 番に座ると、11試合で4番を務めた。2020年1月にキャプテンに就任。オープン戦では4番に座り、11打点で打点王に


今井 翼  TSUBASA IMAI
1981年藤沢市生まれ。1995年より芸能活動を開始。歌手、俳優、タレントとして多彩な分野で活躍。休業期間を経て、2020年2 月にシスティーナ歌舞伎「NOBUNAGA」で活動を再開。10月の大阪松竹座、十月花形歌舞伎「GOEMON」への出演も発表された。横浜大洋時代からのファンなのは、祖父が当時の二軍球場だった平塚球場で、バックボードの選手名を書いていたからという

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