実の甥がマイケル・ジャクソン役に挑んだ映画『Michael/マイケル』を鑑賞。“伝説のはじまり”と“すべてが動き出す瞬間”に迫った必見作!

東京ウォーカー(全国版)

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2026年6月12日より全国公開された『Michael/マイケル』は、ジャクソン5の一員としてその才能を見出された幼少期から、ソロアーティストとして飛躍し、世界最高のエンターテイナーへと駆け上がっていくまでのマイケル・ジャクソンの軌跡を描いた作品。公開前に試写で観た本作の感想を紹介(以下、ネタバレを含みます)。

映画『Michael/マイケル』メイン画像(C),TM & (C)2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.


【ストーリー】
圧倒的な歌唱力と革新的なダンスパフォーマンスで、アーティストの枠を超え、全世界的なアイコンとなった“キング・オブ・ポップ”=マイケル・ジャクソン。

彼は幼いころから兄弟と共に歌い続けていた。製鉄所で働く父・ジョセフ(コールマン・ドミンゴ)は野心家で、「人生は勝つか負けるかだ」と言い放ち、息子たちに厳しいレッスンを課し、兄弟グループ“ジャクソン5”としてデビューさせた。

彼らを見た聴衆は誰しもマイケルの圧倒的な歌声に酔いしれ、評判が広まったことでジャクソン5の人気は急上昇。そんな彼らはモータウン・レコードと契約し、スターダムを駆け上がっていく。

そんな中、幼い少年のマイケル(ジュリアーノ・ヴァルディ)は、孤独と重圧に打ちひしがれそうになる。子どもらしい暮らしができないマイケルを、唯一無条件の愛で支え続けたのは母・キャサリン(ニア・ロング)だった。

やがて青年となったマイケル(ジャファー・ジャクソン)は、音楽史にその名を刻む名プロデューサー、クインシー・ジョーンズ(ケンドリック・サンプソン)との出会いによって、グループの枠を超え、ソロアーティストとして前人未踏の音楽的創造性を爆発させていく。

『オフ・ザ・ウォール』『スリラー』という歴史的メガヒットアルバムと名曲の数々を生み出し、全世界の寵児となっていくマイケル。

しかし、その栄光の裏には、早熟の天才ゆえの孤独感、強権的な父親の呪縛、家族への愛と自分の中に溢れるビジョンとの間で葛藤する一人の人間の姿があった…。

(C),TM & (C)2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.


マイケルを演じた二人の俳優の完璧なパフォーマンスに圧倒される!

人類史上最も売れたアルバム『スリラー』を生み出し、全世界で10億枚を超えるレコード売上、13のグラミー賞、30を超えるギネス世界記録を打ち出す。そしてムーンウォークをはじめとした革新的なダンスで、音楽と映像表現の概念そのものを塗り替えた、唯一無二の存在マイケル・ジャクソン。

本作は、ジャクソン5の一員としてその才能を見出された幼少期から、ソロアーティストとして飛躍し、世界最高のエンターテイナーへと駆け上がっていくまでのマイケルの軌跡を描く。

北米で映像が初解禁されると、公開後24時間で1億1620万回以上再生され、音楽伝記映画の予告編として史上最多の記録を達成。日本でも公開2週間足らずで国内興行収入27億円突破の大ヒット(2026年6月23日の時点で)を記録。世界中でリピーターも続出しているという。

製作は、国内興収135億円を記録した世界的メガヒット映画『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)を手掛けたグレアム・キング、脚本は『007/スカイフォール』(2012年)、『グラディエーター』(2000年)など3度のアカデミー賞ノミネートを果たしたジョン・ローガン。

そして監督を務めたのは『トレーニング デイ』(2001年)や『イコライザー』(2014、2018、2023年)シリーズの“名匠”アントワーン・フークア。フークア監督は、資料の中で「マイケルが自分を変え続け、型にはまることを拒んだ姿は、私自身のキャリアにとっても大きな刺激だったし、それは多くの人にとっても同じだと思う。私にとって、マイケルが成し遂げたことは、限界などないと教えてくれる存在だった」と語っている。

アントワーン・フークア監督とマイケル・ジャクソンを演じたジャファー・ジャクソン(C),TM & (C)2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.


マイケル・ジャクソンを演じるのは、マイケルの実の甥であるジャファー・ジャクソン。演技未経験者のジャファーは、いきなり超スーパースターの叔父・マイケル役をオファーされて最初は相当迷っただろう。本当に、よくこんな大役を引き受けてくれたと思う。

彼は2年間の準備期間の間、マイケルの文書資料や私的な文章を読み漁り、映像を見続け、足の感覚がなくなるまで毎日踊り続けたという。本作を観ると、ジャファーがただマイケルのモノマネをしているわけではないことがよくわかった。マイケルの持つ信念や情熱、優しさ、メッセージなどを、彼なりに咀嚼し、全身で表現しているのだ。

ジャファーはどれだけの努力を重ねてマイケル役に挑んだのか。きっと想像を超えるような苦労やプレッシャーを乗り越えてきたはず。上映後は思わず拍手をしたくなったほど、ジャファーの演技と完璧なパフォーマンスに圧倒された。

(C),TM & (C)2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

(C),TM & (C)2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.


子どものころのマイケルを演じたのは、オーディションで選ばれたジュリアーノ・ヴァルディ。彼が初めてスクリーンに登場した瞬間、本当にマイケルにそっくりで度肝を抜かれた。歌やパフォーマンスも完璧で、とってもかわいらしいチビマイケルを見ているだけで何故か泣きそうになってしまった。ジュリアーノくんの今後の活躍が楽しみである。

(C),TM & (C)2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

(C),TM & (C)2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.


マイケルの父ジョセフ・ジャクソンを演じたのは、アカデミー賞、英国アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、トニー賞など数々の賞にノミネートされ、高い評価を受けているコールマン・ドミンゴ。コールマンは2024年に『ラスティン: ワシントンの「あの日」を作った男』で、2025年に『シンシン/SING SING』で2年連続アカデミー賞主演男優賞にノミネートされている。

劇中では、なんとしてでもジャクソン5を成功させたいジョセフが、マイケルを鞭で叩くなどして厳しく指導していたことがわかるシーンが登場し、めちゃくちゃ怖かった。

本作でジョセフは徹底的に悪役として描かれていて、マイケルが大人になっても父親から距離を置いているような描写がある。ただ、ジョセフ本人は、貧しい生活から抜け出すためにスパルタ教育をしていたのだとインタビューなどで語っており(それでも鞭打ちなどの虐待は絶対にダメ!)、マイケルが法廷(虐待疑惑があったが無罪判決が出ている)に現れた際には、ジョセフが彼を支えながら歩くこともあったため、親子の関係性は少しずつ修復されていっていたのではないかなと勝手に思っている。

マイケルの父ジョセフ・ジャクソン(コールマン・ドミンゴ)(C),TM & (C)2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.


ほかキャストには、母キャサリン・ジャクソン役に映画『ベストマン』(日本未公開)とドラマ『サード・ウォッチ』(2003〜2005年)で3度のNAACP賞を受賞したニア・ロング、Motownの立役者ベリー・ゴーディ役にラレンツ・テイト、マイケルの楽曲『オフ・ザ・ウォール』や『スリラー』を手がけた伝説的音楽プロデューサー、クインシー・ジョーンズ役にケンドリック・サンプソン、マイケルの長年のボディガード、ビル・ブレイ役にケイリン・ダレル・ジョーンズ、弁護士のジョン・ブランカ役に映画『セッション』(2015年)や『トップガン マーヴェリック』(2022年)のマイルズ・テラーが扮し、それぞれのキャラクターを魅力的に見せている。

また、家族役には、ジェシカ・スーラがラトーヤ・ジャクソン、ジャマル・ヘンダーソンがジャーメイン、ライアン・ヒルがティト、トレ・ホートンがマーロンを演じている。

マイケルの母キャサリン・ジャクソン(ニア・ロング)(C),TM & (C)2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

伝説的音楽プロデューサーのクインシー・ジョーンズ(ケンドリック・サンプソン)(C),TM & (C)2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

弁護士ジョン・ブランカ(マイルズ・テラー)とマイケル(ジャファー・ジャクソン)(C),TM & (C)2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.


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