奈良の国宝で映画を上映!なら国際映画祭「3・11 ア・センス・オブ・ホーム・フィルムズ」奉納上映会

関西ウォーカー

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世界各地の著名な映画監督らが東日本大震災の被災地への思いを込めて制作した3分11秒のショートフィルム全21本をまとめた映画「3・11 ア・センス・オブ・ホーム・フィルムズ」が、震災から半年後の9/11、奈良県吉野町にある金峯山寺(きんぷせんじ)で野外奉納上映会が行われた。

この上映会は「なら国際映画祭」の一環として企画されたもので、金峯山寺の国宝・蔵王堂に奈良市の小学生たちが布を縫い合わせ作ったスクリーンが張られ、月明かりの下で映画作品が初上映された。

この上映会の企画をした奈良出身の映画監督・河瀬直美さんが上映前に「映画監督として何か命が元気になることが出来ないか」との思いから生まれたとあいさつ。各編を結ぶ主題は「ホーム(家)」。震災によって物理的な家だけでなく、精神的な意味でも家が被害を受けたとの認識があることから生まれたもので、この作品は、被災地に向けてのメッセージが込められたものや震災当日を再現したものなど、さまざまな監督が担当した家族や人との絆を描いたショートフィルムを一本の作品にした。

この上映会にゲスト参加したスペインの映画監督、ビクトル・エリセさんは「このフィルムが心にとどまって、ひとつの架け橋として意思を伝え合うものになれば良い」とコメントした。

なお、「なら国際映画祭」は9/17(土)~19(祝)の3日間「プリ・フィエスタ2011」と題して、奈良各所で映画作品が上映される。詳細は公式サイトをチェックしよう。

【なら国際映画祭「3・11 ア・センス・オブ・ホーム・フィルムズ」奉納上映会】

会場:金峯山寺・蔵王堂前

日時:9/11(日)18:00~20:00

主催:NPO 法人なら国際映画祭実行委員会

参加監督:アピチャポン・ウィーラセタクン、アリエル・ロッター、イサキ・ラクエスタ、ジャ・ジャンク、カトリーヌ・カドゥ、桃井かおり、百々俊二、ジョナス・メカス、想田和弘、チャオ・イエ、西中拓史、ウィスット・ポンニミット、レスリー・キー、ポン・ジュノ、キム・ソヨン、山崎都世子、ナジブ・ラザク、ペドロ・ゴンザレス・ルビオ、パティ・スミス、スティーブン・セブリング、ビクトル・エリセ、河瀨直美

「なら国際映画祭」公式サイト:http://www.nara-iff.jp/

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