身体障害者が表現する食をめぐる人間心理！劇団態変の新作「喰う」が10/14(金)～16(日)に上演！

2011年10月11日

関西ウォーカー

身体障害者の障害そのものを表現力に転じた舞台を「劇団態変」の新作公演「喰う」が10/14(金)～16(日)に兵庫県の「伊丹AI・HALL」で上演される。

抽象的なタイトルで現されているこの作品のテーマは、身体障害者による、食わない「喰う」の表現。「喰う」といっても、この舞台に具体的なものは一切登場せず、舞台演出、音楽、そして10人の役者の身体によって「喰う」という行為に潜む人間心理の深層が現される作品となっている。未来へ対し展望の描けない時代に食物の争奪戦が起こったとき、食をめぐる熾烈な人間のエゴが顕在化する。そのなかで生き残れないであろう、身体障害者が表現する無欲に近い「喰う」とは！？舞台の音楽は、TV番組「新・題名のない音楽会」の音楽監督で有名な指揮者・作曲家の伊東乾氏が担当、舞台美術には、鉄による抽象彫刻作品を生み出す彫刻家の塚脇淳氏を迎え展開される、身体・音楽・美術が絡み合い生み出される生命力溢れる舞台に注目だ！

【関西ウォーカー/森智美】

「喰う」

●開催日時：10/14(金)19:30～、10/15(土)15:00～、10/16(日)14:00～

●会場：伊丹AI・HALL

●住所：兵庫県伊丹市伊丹2-4-1

●出演：　愛澤咲月、　金満里、　キンジス・ハーン、　楠本哲郎、　小泉ゆうすけ、　上月陽平、　下村雅哉、　福森慶之介、　向井のぞみ、　チョン・スンナク、音楽/伊東乾、舞台美術/塚脇淳

●料金：3500円(当日)

●問い合せ先:06-6320-0344(劇団態変）

●チケット予約：http://www.asahi-net.or.jp/~tj2m-snjy/form/ticket.html