現代の暮らし方に合わせた町家の楽しみ方を提案!心地よく過ごせる宿が奈良町に完成

関西ウォーカー

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10/21(金)、奈良町(奈良県奈良市)の町家を改修した宿「奈良町宿 紀寺の家」の内覧会が行われた。

近年、町家を改装したカフェが若い女性を中心に人気を呼び、奈良の観光地としても有名な奈良町だが、10/28(金)にオープンする「奈良町宿 紀寺の家」は、この奈良町で初となる町家を改修した宿。

オープンするのは3戸で、1戸1組、3戸合わせて最大13名まで宿泊可能だ。築約100年の町家を改装したという建物は、奈良町でおなじみの「格子の家」など、町家の再生改修を30年以上手掛ける建築士・藤岡龍介さんが設計監理を担当。

「20年間誰も住んでいない町家を、土地の所有者が学生マンションに建てかえようとしているという話を聞き、どうにかして町家を残していけないかと考えた。」と改修のきっかけを語ってくれたのは、奈良町で生まれ育ち、宿の運営管理を行う藤岡俊平さん。伝統的な町家に床暖房や風呂場、キッチンなどいろいろな設備、ベット、イスなどを配置し、今の暮らしに合わせた町家での過ごし方を提案する。

今回オープンした3戸はそれぞれ「通り庭の町家」「前庭の町家」「縁側の町家」と名称があり、その名の通り、通り庭があったり、玄関前に庭があったり、広い縁側があったりと、間取りや地区年数、インテリアが異なる。どの部屋も家具が低く備え付けられ、町家ならではの、縁側や格子越し光、通り抜ける風が心地よい。部屋のいたるところに飾られた現代アートも、伝統的な建物の佇まいと絶妙にマッチして、まるで町家のギャラリーにいるかのような気分に。

宿では、スタッフが収穫した新鮮な野菜、玄米を始め、朝しめた鶏肉など、地元・奈良の新鮮な食材を使った夕食(2500円)を提供。宿泊とセットの朝食は、こだわりパン、平飼い卵のココットなど、夕食とは違い、洋食で奈良の食材を楽しめる。

また、奈良公園や東大寺への観光スポットに徒歩圏内の好立地にあるので奈良散策が手軽にできるのもポイント。「観光に疲れた後は宿でのんびりしてほしい」という思いで作られた、オリジナルの部屋着まであって、宿の随所にスタッフの心遣いが感じられる。

奈良に遊びに行った際は「奈良町宿 紀寺の家」に是非泊まってみたいと感じた。心地よく過ごせる町家と、気の利いたスタッフの心遣いに、日ごろの疲れがとれてリフレッシュできるはずだ。

【関西ウォーカー/森 智美】

「奈良町宿 紀寺の家」

オープン:10/28(金)

住所:奈良市紀寺町779

連絡先:0742-25-5500

料金:1泊15000円(2名利用の場合)※1名様1泊朝食付き

予約方法:ホームページから

ホームページ:http://www.machiyado.com/

※10/23(日)11:00~16:00 一般公開

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