グラミー賞授賞式でのパフォーマンスを拒否した最優秀新人賞候補がいた！

第54回グラミー賞主要3部門にノミネートされているボン・イヴェールが授賞式でのパフォーマンスを拒否していたことが明らかになった。このボン・イヴェールとはジャスティン・ヴァーノンのソロプロジェクト。最新アルバム「ボン・イヴェール」が現在、世界各地で大ヒットし、最優秀新人賞の有力候補の一人として注目を集めているシンガーソングライターなのだ。

グラミー賞授与式のパフォーマンスといえば、今年はコールド・プレイとリアーナによるコラボパフォーマンス、アデル、ポール・マッカートニー、フー・ファイターズらが予定されている。毎回、授与式の目玉の一つとなっているだけに、ボン・イヴェールの拒否が大きな波紋を呼んでいるというわけだ。

ジャスティンが米音楽業紙Billboardに語ったところによると、今回主要3部門へノミネートされたにもかかわらず、授賞式では他のアーティストとのコラボレーションで演奏することを依頼されたそう。「俺たちは自分たちの音楽をプレイしたかったんだ。けれどそれは出来ないって言われたよ。誰かとコラボしなきゃ駄目だってね。ノミネートされて称えられているのは俺たちが作った、このレコードなのに、ステージでは自分たちとは全く関係のない曲を演奏してくれなんて頼まれたんだ。だから“じゃあ、もういいや”って感じだった」とのこと。グラミー賞にノミネートされたことを素直に感謝する一方で、「ロックンロールは、スーツを着たヤツらに決められるべきものじゃない」と、硬派な姿勢を表明した。

その一方で、制作面においては様々なアーティストと積極的にコラボする姿勢を見せているようだ。2010年、カニエ・ウエストのアルバム「マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー」への参加をはじめ、今後はアリシア・キーズやザ・フレイミング・リップスとのコラボが控えているとのこと。

今年のグラミー賞の台風の目として熱い注目を集めるボン・イヴェール。賞の行方はいかに？ グラミー賞発表は日本時間2月13日(月)9時30分から。【東京ウォーカー】