デザイナー・コシノジュンコが沖縄県立芸術大学で講演
東京ウォーカー(全国版)
6月9日、那覇市の沖縄県立芸術大学首里当蔵キャンパス・奏楽堂で、第3回「じんぶんキャンパス~アーツマネジメント講座」が開催され、世界的デザイナーのコシノジュンコが講演を行った。
同講座は、“現代版踊奉行”平田大一沖縄県文化観光スポーツ部長プロデュースのもと、文化・芸術活動を社会や産業と結びつけることを目的に、芸大における“アーツマネジメント要素を含む学科設置”に向けた取り組みを前進させようと企画されたもので、さまざまなゲストからその可能性を学んでいく。人選は平田部長が自ら関わり、6月は、デザイナーのコシノジュンコを招請した。
まず舞台に立った平田部長は、企画の立ち上げの意図を語り、歓迎のため笛の演奏を披露してから、コシノジュンコを壇上に招いた。
この日の昼過ぎに来沖したばかりというコシノジュンコは、人気を呼んだドラマ「カーネーション」(NHK)の裏話や母親や祖母をはじめとする家族の話を語りながら、「何かを始めるに当たって『まだ早い』ということなどない」「若さとは年齢のことではない」「出会いとはクリエーションである」など、数々の金言を口にし、ユーモアの混じったエピソードと印象的なフレーズに聴講者は頷きながら聞き入っていた。
「対極の美」をテーマにした、コシノジュンコのコンセプトの解説や、オフィシャルデザイナーとして招致された「ローマ国際映画祭」のオープニング・イベントで上映された、琉球海炎祭の花火映像も取り入れたムービーの紹介もあった。
終盤は会場からの質問に対して、コシノジュンコは丁寧にコメントし、さらに人生訓にも言及するなど、芸術分野にとどまらない、ためになる話をふんだんに披露した。
ラストは、平田部長が19歳のときに書いたという自らの文章を特に学生に向けて朗読し、さらに太鼓を演奏しながら自身の作詞作曲した“大きな太陽の歌”の意味を持つ曲を歌って締めくくった。
次回の第4回「じんぶんキャンパス~アーツマネジメント講座」は、7月21日(土)、舞台パフォーマンス「ブルーマン」の日本公演を手掛けるブルーマングループ株式会社・新井勝久代表取締役社長を招いて、同キャンパス一般教育棟3F大講義室にて行われる。【東京ウォーカー】
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