【WEB連載】酒女倶楽部の日本酒レポート        2本目「RISSIMO(リッシモ)」(京都府・松本酒造)

関西ウォーカー

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いま、日本酒が海外から注目を浴びているって、知っていました? 世界の料理を引き立てる良いお酒として、人気を集めているんですよ。その証拠に、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなどに日本酒をPRしに出かけている酒蔵さん、いくつもあります。なんだか、うれしいですね。わたしたち酒女倶楽部のメンバーの中にも、ロンドンで日本酒ソムリエをしている女性がいます。彼女も「日本酒のすばらしさを伝えるのよ!」と言ってがんばっています。世界の酒女に飲んでほしい、日本酒!

で、今回ご紹介するのは、こちらの一本。「RISSIMO(リッシモ)」。

これ、何人かの女性に飲んでもらったのですが、「瓶がすごいおしゃれ!日本酒ばなれしてる!」と大好評。ワインでもこんな瓶はないくらい、スタイリッシュですよね。よく見てください。瓶を結んでいるリボン、お米のカタチをしています。そのこだわりがステキ!「で、肝心の味は?」というあなた。ナイス質問、ありがとうございます! 実は、このお酒、京都・伏見にある創業223年の蔵「松本酒造」http://www.momonoshizuku.com/が、同じく京都の有名イタリアン「イル ギオットーネ」とコラボしてできたお酒なんです。つまり、イタリア料理と相性の良い日本酒、なわけです。

さっそく飲んでみました。まずは、お料理を口にせず、日本酒だけを一杯。控えめなすっきりした味わいで、大人しい印象さえありました。ところがです!イタリアンと合わせると、味が変わった!隠れていたふくよかな甘みがぐぐっと立ち上り、料理とハーモニーを奏で始めたではないですか。大人しいお酒って、濃い味の料理と合わせると味負けしてしまうんですが、このお酒は、お料理と合わせるとあでやかに変身する! 大和撫子七変化。そんな一本だな、と思いました。

ところでRISSIMOには、小さくてかわいいパンフレットがついていました。そこに書かれていた「イル ギオットーネ」笹島シェフの言葉が良かった。

~店にしても商品にしても『売れるかどうか』がありきじゃありませんし、京都で次世代を考えていらっしゃるところに共感しました。 来年、再来年も楽しみにしないと。~

わかります。心意気に惹かれて、なにかをいっしょにやりたくなることって、ある。そして酒女は、思いの込められたお酒に、ほれてしまうのです。お値段はちょい高めですが、女子会の席に持っていくと、それだけで盛り上がりますよ。お酒は、人の輪をつなげてくれる効果もありますものね。良い日本酒で、楽しいひとときを。

甘さ度★★★★☆ 辛さ度★★☆☆☆ 女性度★★★★★ 男性度★☆☆☆☆ 合う料理:イタリアン、フレンチ、チーズ、卵料理 このお酒を芸能人に例えると…すっとした美女でいて、演技の世界に入ると迫力のある「小雪」さん!

※甘さ辛さ度、女性男性度、合う料理は、すべて高野の独断と偏見です。

【文・写真=酒女倶楽部・高野朋美】

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