WEB連載【GEAR'S VOICE Vol.06】 ノンバーバルパフォーマンス「ギア-GEAR-」マイム俳優・いいむろなおき@カフェ・アンデパンダン<パート2>

関西ウォーカー

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大名:そして帰国されてからこれまで、日本でマイムという分野を開拓してこられたわけですが、どのようなきっかけでギアに出逢われたのでしょうか?

いいむろ:皆あまり信じてくれないのですが、ちゃんとオーディションを受けたんですよ(笑)ウォーリー木下さん(現在ギア演出部)とたまたま一緒に仕事をしていた時に、関西でこういう動きがあるよ、と教えてもらいました。新聞でも記事を見かけたことがあって、ちょうど気になっていたところだったので、迷うことなくオーディションを受けました。関西で非言語パフォーマンスを開拓する動きがあって、それに自分が関わらないわけにはいかないという想いが非常に強かったですね。

大名:これまで通算200回以上の公演を重ねてきたギアですが、その魅力は?

いいむろ:やはりロングランであることの魅力は大きいと思います。役者間のコミュニケーションであったり、ちょっとした間であったり、あらゆる部分が一朝一夕には絶対に到達し得ないところまで来ているのではないでしょうか。また、色んなジャンルのパフォーマーが一つのものを創りあげるというのも大きな魅力です。異なるジャンルだからこそ、毎日お互いが新鮮な刺激を受けています。出演者は5パートから1名ずつで5名なのですが、これが単なる足し算ではなくて、互いの要素が刺激しあうことで何倍ものエネルギーが生まれるんです。あとは、ノンバーバル(非言語)であることの魅力はやはり外せません。僕は“理解”には必ずしも言葉は必要ないと思っていて、ノンバーバルであるということは、見たまま感じたままの情報がダイレクトに脳に届くということじゃないですか。言語を介さないからこそ働く想像力や感覚というのは必ずありますよね。

大名:今後ギアとして目指していきたいところは?

いいむろ:小さな子どもが「ギアかっこいい!」と思ってくれるような作品をもっと追求していきたいです。その子どもはギアを観たという出来事そのものは忘れてしまうかも知れないけれど、その時の気持ちや感覚は、経験として必ず残ります。そうして子どもたちの人生経験を少しでも豊かなものにしていければ素敵だな、と思っています。日本では、舞台を観るという行為はある種“通なもの”として認識されているところがあるじゃないですか。ここまで公演を続けてきて、ギアはこの一般感覚を変えられるという確かな実感を持っています。実際にギアにお越しくださる客層を見ると、これまでの小劇場での公演とは全く違う雰囲気なんです。カップルがいたり、家族連れがいたり、まさにテーマパークのような客層ですね。ギアを入り口として、普段劇場に足を運ばない人たちにもっと生の経験をしてもらい、観劇することのハードルを下げていきたいと考えています。

大名:では最後に、まだギアを観たことがない人へのメッセージをお願いします。

いいむろ:騙されたと思ってまずは一度観にきてください。月並みですが、もうこれしかないです。劇場で皆様にお会いできることを、心より楽しみにしています。

※次回はギア音楽製作の豊田奈千甫さんにインタビュー予定です。どうぞお楽しみに!※※

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