WEB連載【GEAR'S VOICE Vol.11】ノンバーバルパフォーマンス「ギア-GEAR-」ジャグリング・パートの酒田慎吾さんインタビュー@洋食店『鶴亀JAPAN』
関西ウォーカー
京都で絶賛公演中のノンバーバルパフォーマンス「ギア-GEAR-」の連載コラム第11回目(毎週木曜日更新)。今回も制作スタッフの大名(だいみょう)が、「ギア」ジャグリング・パートに出演中の酒田慎吾さんにインタビュー。
「こんにちは、大名です。次第に朝夕の風が冷たくなってきて、秋を感じつつある今日この頃です。今回は『ギア-GEAR-』にジャグリング・パートとして出演中の酒田慎吾さんに、彼のお気に入りの洋食店『鶴亀JAPAN』さんにてお話をうかがいました」
大名:今日は『鶴亀JAPAN』さんにお邪魔しております。選ばれたきっかけは?
酒田:以前イベントで共演させていただいたフレアバーテンダー(※1)の方がいらっしゃるお店なんです。ほかではなかなか見られないパフォーマンスを見ることができるし、ご飯もすごく美味しいので、よくお邪魔しています。特に「チーズオムレツ」がオススメです。
大名:現役大学生のジャグリング・パフォーマーである酒田さんですが、いつ頃からジャグリングをされているのでしょうか?
酒田:幼稚園の頃に街角で大道芸を見たのですが、それが非常に衝撃的で、忘れられなかったんです。それがジャグリングを始めたきっかけですね。小学3年生の頃には本格的な道具を買ってもらって、自己流で練習を始めました。今みたいにDVDもなかったので、ひたすら本を読んで研究していました。本ってだいたい自分と向かいあう形で動きが書かれているので、鏡を当てて自分と同じ向きになるようにしてみたり、子どもながらに試行錯誤を繰り返していましたね(笑)
大名:これまで、ジャグリングが嫌になったり、飽きたりすることはなかったのでしょうか?
酒田:飽きたことは一度もないですね。練習が本当に楽しくて、練習を練習だと思っていないんです。これは子どもの頃からずっと変わりません。スランプに陥って嫌になったことももちろん何度かありますが、そういう時は練習することを一度辞めてみるんです。そしてしばらく時間が経つと、やっぱり「ジャグリングがやりたい」という気持ちが沸々と沸き上がってくるんですね。仕事でも趣味でも、楽しんでやっている人には敵わないと僕は思っているので、これは自分で編み出したジャグリングを楽しむための秘訣なのかも知れません。
大名:スランプに陥る経験が酒田さんにもあるとのことですが、そんなときに心掛けている考え方などがあればお聞かせください。
酒田:スランプの間でも成長は続いている、と考えるようにしています。例えるなら、外からは中身が見えないコップに水を溜めていくようなイメージです。一見成長していないようでも、確実に成長は続いていて、ある点を突破すると水が溢れ出すような瞬間がやってくるんです。この喜びは何度経験しても素晴らしいものですね。
大名:普段は子どもたちにジャグリングを教える活動もされているそうですが、どのようなことを考えながら子どもたちに接しておられるのでしょうか?
酒田:ジャグリングそのものの楽しさを知ってほしい気持ちももちろんありますが、それ以上に、ジャグリングを通して「努力すれば必ず成果は出る」ということを知ってほしいと思って活動しています。できないことができるようになることの達成感をたくさんの子どもに伝えていきたいです。
大名:尊敬する人を挙げるなら、どんな人ですか?
酒田:僕はとても人からの影響を受けやすいんです。これは自分の強みだと思っていて、自分の中に一本ブレない芯を通した上で、たくさんの人から影響を受けています。特に、作家の三島由紀夫さんのような自分自身に対してストイックな生き方はかっこいいな、と思います。
大名:ここまで続けてこられたジャグリングですが、その魅力は何なのでしょうか?
酒田:「ルールがないこと」だと思っています。スポーツにはルールがあるけれど、アートにルールはありません。ジャグリングはアートでもあると思っているので、自分次第でどんなスタイルにでもできるし、他ジャンルとのコラボレーションの可能性も無限大です。だからこそ、ジャグリングという一つのジャンルだけにとらわれず、新しいことにどんどん挑戦していって、新たなシーンを作ってみたいと思っています。
大名:その一つがギアへの挑戦である、と?
酒田:そうですね。これまでお芝居の経験はほとんど無かったのですが、別のものと組み合わさることによる達成感というのは間違いなくあって、その楽しさを日々感じています。ギアという世界のなかだからこそ引き立つジャグリングの魅力もたくさんあります。
大名:今後の目標があればお聞かせください。
酒田:自分のパフォーマンスでお客様を泣かせることが目標です。自分にもそんな経験があるのですが、圧倒的なものを見たときに、わけも分からず涙がこぼれてしまう、という経験をさせたいんです。人生のなかで、感動して涙を流すという体験はそんなに多いものではないじゃないですか。そんな経験を自分が与えることができたなら、こんなに素晴らしいことはないし、それが自分には必ずできると信じています。
(※1)フレアバーテンダー…ボトルやグラスなどを用いた曲芸的なパフォーマンスによってカクテルを作り提供するバーテンダーのこと
※※次回はギア演出部のウォーリー木下さんにインタビュー予定です。どうぞお楽しみに!※※
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