【連載「ミスキャンパス立命館2012通信」Vol.8】目立つ花、引き立て役の花、それぞれ生かして表れるものとは。
関西ウォーカー
立命館大学ミスキャンパスのファイナリストの京都らしい文化体験をレポートするこの連載。前回は、いつもの文化体験のレポートとは異なる東京でのイベントについて書かせていただきましたが、いかがだったでしょうか。今回、紹介させていただく文化体験は、華道です。ファイナリストの望月さんと堀さんが、池坊様で体験させていただきました。体験前にファイナリストそれぞれに話を聞くと、望月さんからは、「京都らしい体験ができるのでワクワクしています。先生にお花のことをいろいろ聞いていい作品を作りたいです」と。堀さんからは、「華道はずっとしてみたいと思っていたので楽しみです。自分らしい作品を作りたいです」と二人共、華道にとても興味を持って楽しみにしているようでした。
体験前に、いけばな発祥の地とされる、六角堂を案内していただきました。この六角堂の住職が、代々池坊の家元となっているそうです。
また、華道についてのお話を伺うと、いけばなは、もともと男性のたしなみだったそうですが、江戸時代中期頃から女性に普及し始めました。明治時代になると、女性教育に取り入れられて、現在はいけばなをしている人の90%が女性と言われているそうです。
その後、いけばな体験をしました。用意していただいた花は、ススキ、コスモス、女郎花(おみなえし)、吾(われ)亦(も)紅(こう)、栗を用意していただきました。
体験中、堀さんは集中して黙々と、望月さんは先生と何度も話し合いながら、バランスを決めて生けていました。二人とも高さや奥行、どれだけ葉を切り落とすか非常に悩みながら花を生けていました。先生から「生け方に人の心が表れる」という話を聞いていたのですが、できあがった作品は二人の個性が表れたものとなっていました。
体験終了後、望月さんは、「いけばなに個性や性格が出ると言われていたのですが、完成したものを見ると、ダイナミックな作品になりました。いけばなに対して堅いイメージがあったのですが、実際はとても楽しく出来ました!」と多くの方に体験してほしいと言っていました。また、堀さんは、「コスモスが好きなので目立つように生けました。華道を体験するのは念願だったのでとても嬉しいです」としきりに感動した様子でした。
自分の心が表れてしまうという華道体験。みなさんも是非一度体験してみてはいかがでしょうか? 今までの自分とは違った姿を見ることができるかもしれませんよ。以上、ミスキャンパス立命館2012実行委員白井が文章を担当させていただきました。
【文=「ミスキャンパス立命館2012」 実行委員 白井寛人】
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