WEB連載【GEAR'S VOICE Vol.17】ノンバーバルパフォーマンス「ギア-GEAR-」劇場周辺散策@京都市美術館
関西ウォーカー
日増しに寒さを帯びる京都の街で絶賛公演中のノンバーバルパフォーマンス「ギア-GEAR-」の連載コラム第17回目(毎週木曜日更新)。
今回は制作スタッフの大名(だいみょう)が、「ギア」映像担当が手がけるプロジェクションマッピングする近代建築をご紹介します。
「こんにちは、大名です。日増しに寒くなっておりますが、みなさま風邪など召されてませんか?「ギア-GEAR-」の映像担当が今回「岡崎ときあかり」と言う催しでプロジェクションマッピングを担当させていただきます。今回はその会場である京都市美術館をご紹介させて頂きます」
京都市美術館がある岡崎地区は、明治の東京遷都後の京都に活気をもたらすための開発が沢山行われてきました。内国博覧会の会場として、平安建都1100祭のときに平安神宮が建立され、琵琶湖疎水事業の際に世界で2番目の水力発電所が作られ、その後も動物園や京都府立図書館など、京都の文化を支える場所として発展してきました。そして、現在でも平安神宮建立から続く時代祭が先日10/22に開催され、さらに10/26から28(日)の3日間は「岡崎ときあかり」が開催され、京都市美術館や京都府立図書館をプロジェクションマッピングなどを使用した、次世代に文化を繋ぐライトアップイベントが開催されます。
京都市美術館は平安神宮の参道「神宮道」にある大鳥居の側に立つ存在感のある近代建築です。
設計は広く国内からコンペ形式で募集をされ、審査に当たったのは伊東忠太や、武田伍一などの建築学者で、武田はお向かいに立つ京都府立図書館の設計も担当していました。
コンペは196通の応募の中から、応募要項にあった「日本趣味ヲ基調トセル近世式」をもとに東京の前田健二郎案が一等入賞し、部分的に修正をして1933年(昭和8年)に大礼記念京都美術館として開館した。デザイン的には帝冠様式と呼ばれる洋式建築の上に和風の瓦屋根を載せる和洋折衷のファサードが特徴的で、当時の日本の気運を感じさせます。
内部は正面エントランス部分の左右に伸びる二階への階段や、南北の階段室に赴きがあり、撮影ロケーションとして使用されたり、二階の陳列室は天井が高く、自然光で美術作品を見ることが出来ます。現在は市民や市内の芸術学生による展覧会会場として、また、海外の美術館のコレクション展の会場として多くの人に芸術の素晴らしさを伝え続けています。
【ギアのcastが岡崎ときあかりにやって来る!】
「ギア」の映像担当が手がける岡崎ときあかりのプロジェクションマッピング。今回はじめてプロジェクションマッピングが照射される京都府立図書館にギアのCASTが登場します。
【ノンバーバルパフォーマンス『ギア-GEAR-』とは?】
ブロードウェイの『ブルーマン』や韓国の『ナンタ』などで注目を集めた「ノンバーバルパフォーマンス」とは、言葉を全く使わない新しいタイプの舞台公演。『ギア-GEAR-』は、マイム、ブレイクダンス、マジック、ジャグリングの超絶パフォーマンスとプロジェクションマッピングなどのテクノロジーが融合した、日本発・日本初の非言語エンターテイメント。舞台は古びたおもちゃ工場。かつてその商品だった人形「ドール」が、作業を続ける人間型ロボット「ロボロイド」とふれ合い、感情を獲得し、人間に近づいていく感動の物語。2012年4月よりロングラン公演をスタートし、9月より新たにVer.2.00を上演! 大人から子どもまで、日本語がわからない外国の方でも楽しめる、70分100席限定の衝撃体験。
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