WEB連載【GEAR'S VOICE Vol.18 PART1】ノンバーバルパフォーマンス「ギア-GEAR-」演出部 兼 映像担当の窪木享インタビュー@『あかやしろ榮』
関西ウォーカー
灯油屋さんのトラックが市中を回る季節になりました。寒くても元気に京都で公演中のノンバーバルパフォーマンス「ギア-GEAR-」の連載コラム第18回目(毎週木曜日更新)。
今日は大名の先輩でもあり、「ギア」の演出部や、プロジェクションマッピングなどの映像も担当している窪木亨さんにインタビューします。
大名:先日の「岡崎ときあかり」お疲れさまでした、の意味を込めて、今日は大名おすすめの焼肉屋さん『あかやしろ榮』さんにお邪魔しています。窪木さんお疲れさまでしたー
窪木:お疲れさまでしたー『あかやしろ榮』の「榮」ってなんて読むんですか?
店員さん:「榮(さかえ)」と読みます。このお店は3号店なんですが、スタッフ内で店名募集をしてみんなの投票で決めたんです。
この榮というのはアルバイトのスタッフが出した案だったんですよ。
「栄える」というイメージと「火」の文字が2つ入っていて、焼肉屋さんらしさが出ていたのでこれに決まりました。
窪木:アルバイトスタッフさんの意見だったんですね。「ギア」の誰でも意見を出せる環境と似てますね。
大名:さて、窪木さんには大名はいつもお世話になっておりますが、改めて、少年時代はどんな経験をしてこられたのでしょうか?
窪木:小学生の頃は空手、跳び箱、水泳、ゴルフ、吹奏楽などの習いごとを沢山受けていました。中学生は卓球部、高校では柔道部、そして大学に入って演劇部に入りました。小学生の頃のレクリエーションで本気で迷路を作ってお化け屋敷と連動させ、出られなくなった下級生達を泣かせてしまったり、高校の卒業時に学内に残す記念品を決める会議では校名のイニシャル(Hです。)を学校の屋上にヘリポートの様に描こうと提案して却下されたり、好奇心旺盛な少年だったと思います。大学進学時には勉強で大学へ進むことに気が進まず、当時選択科目で取っていたのが美術だったという理由で芸術系の大学を目指しました。「日本で唯一のマンガ科(当時は学科ではなくデザイン学科マンガ専攻というくくりでした)」というフレーズに引かれて精華大学のマンガ科へ進みました。マンガ科時代にクロッキーを沢山させられたのですが、いま思えば、体の内部構造が、肩のラインが、重心がどのようになっているか、他人を描くことで、自分の体がその人の姿勢になることが出来るようになる。舞台に立つ人にこそ、クロッキーが役に立つはずです。課題で1週間に100枚~500枚描く、って言うのが大変だったけど、いますごくその経験を活かせています。
大名:大学から演劇サークルに入られたのですが、なにか切っ掛けが有ったのですか?
窪木:高校の国語の先生が聾唖の障害を持っておられたのですが、その先生の一風変わった授業があって、「星の王子さま」を題材に、演劇をして理解を深めると言うものでした。同じ時期に「アルジャーノンに花束を」の舞台収録番組をテレビで見て、舞台の上手下手を照明を使って、過去と現在をうまく演出しているのを見て、舞台の魅力に魅かれました。そして、演劇の発表にもテレビで見た内容を取り入れたり、あとは台詞を覚えることが僕は嫌で、一字一句覚えるのではなく、その役の役柄を理解し、その役柄としてアドリブでお芝居をしてみました。この経験が切っ掛けで舞台の道へ進もうと思ったんです。
【GEAR'S VOICE Vol.18 PART2】へ続く。
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