【WEB連載】仮想DJ「昭和歌謡エンドレスリピート」12曲目「紅白歌合戦カウントダウン！」

みなさんこんにちは。いやー、年末も年末。すでに会社はお休みに入っている人も多いのではないでしょうか。2012年、マヤ暦による世界終末イヤーという事でしたが、過ぎてみりゃなーんも起こりませんでしたね。

アメリカで小学校が休校になったり、シェルターが作られたりドエライ騒ぎのわりには終末騒動の発信場所、マヤの方々は「新時代の始まりやー」とばかりにお祭りしていたというこの温度差よ……。

いやいやいや。もちろんそんな都市伝説ネタで今年最後の仮想DJを終わらせるつもりはございません！　今回はあと数日に迫った歌の紅白歌合戦カウントダウンとばかりに再び大特集だーっ！！

「再び」。そう。私は前々回、この仮想DJで紅白についてすでに書かせていただいているのだが、ここでお詫び申し上げなければならないことがある。数少ない愛読者（←果たして存在するのだろうか）は覚えていらっしゃるだろう。私が「勝手にトリ候補予想」をしたことを。

●紅組は由紀さおり＆ピンク・マルティーニで間違いない

●白組は氷川きよしさん、もしくは美輪明宏様

……見事にハズレとるやーん！！！！（泣）　紅白ウォッチャーとしてのプライドボロボロ。紅組がいきものがかり、白組がSMAPって、両者とも好きだけれども、なんちゅうか、鰻丼を求めていたらロコモコが出てきたみたいな感じが。むーん、せめて紅組の由紀さおりさんのトリは実現して欲しかったなあ。シニアで世界進出だし。尊敬も込めて。

さて、その由紀さおりさんはというと中盤で徳永英明と「怖いくらい繊細なベルベットボイス対決」に。これはこれで素晴らしい時間になりそうだが、徳永氏の前がきゃりーぱみゅぱみゅ嬢という事で、テンションの切り替えがスムーズに行われるのかがカギに……。きゃりぱみゅ嬢は郷ひろみさんとぶつけるべきではなかったか。

美輪御大は和田アキ子さんと「ソウルフルボイス対決」。歌そのものに霊力が備わるという噂すらあるヨイトマケに、アッコさんがどう立ち向かうのか。緊張屋の彼女のこと、マイクを震わせることは間違いない。

個人的に興味深いのは順番が早いゴールデンボンバー。空気があったまっていないうちからヤンチャをすると、DJOZUMAどころではないヒンシュクを買ってしまうので要注意だ、下ネタを無理にぶち込むのはおよしッと彼らに伝えたいのだが、方法が無いのでせめて優しく見守る事にしよう……。

昭和歌謡を愛すこのブログとして是非とも応援したいのは、荷が重すぎる舘ひろし。裕次郎の「嵐を呼ぶ男」を課せられた舘氏のプレッシャーを思うと、涙なくしては見られない。そして歌いながら交霊しているかのような、イッた表情が毎回楽しみな森進一「冬のリヴィエラ」。

そしてラスト、浜崎あゆみ嬢。あなたはやっぱりトップに歌ってすぐ去っていくのね（泣）。カウントダウンライブも大事だが、たまにゃ最後まで残って蛍の光歌って帰りなさーいッ！！ぜーぜー。

さて、いかがでしたでしょうか、今年最後の仮想DJ。2012年、本当にありがとうございました。また来年、お会いいたしましょう。田中稲でした。

【文＝田中稲】