異色のパニック・ホラー「デッド寿司」舞台挨拶に監督・キャストが集合　「寿司だけにネタにして」!?

日本料理の代名詞的存在“寿司”が人喰い寿司となり人間に襲いかかるパニック・ホラー「デッド寿司」が現在、シネマート心斎橋で公開中だ。公開初日となった1/19に、本作の井口昇監督、人喰い寿司と戦うヒロインを演じた武田梨奈、ヒロインを助ける元寿司職人を演じた歌手の松崎しげる、音楽監督の福田裕彦がシネマート心斎橋へ駆けつけ舞台挨拶を実施した。

本編の上映後に登壇した井口監督は「去年の夏に完成してからいろんな海外の映画祭で上映し、ついに今日、日本での劇場公開を迎えられて嬉しいです」とコメント。主演の武田は「寿司だけに、いろいろネタにして楽しんでください！」と挨拶し、久しぶりの映画出演となった松崎は「現場では井口監督にのせられて、いろいろとやりました。寿司が人間を襲うなんて映画は井口監督にしかできない。撮影中も監督の笑顔につられて最後まで演じられました」と撮影現場を振り返った。

海外でも高い評価を得ている本作。アメリカの映画祭「ファンタスティック・フェスト2012」で、主演の武田梨奈が主演女優賞を獲得した。それについて武田は「女優として、映画祭で賞をいただけるのは夢でもありました。でもまさかお寿司と戦って賞をいただけるとは（笑）」とにこやかに語った。本作のジャンルについて聞かれた松崎は「アクションあり、コメディあり、ホラーありという感じで一言で説明すると“しっちゃか めっちゃか”ですね！（笑）」と答え観客の笑いを誘った。

日本だけでなく、海外からも高い注目を集めている「デッド寿司」。2/9（土）からは京都みなみ会館での公開も決定している。

【取材・文=関西ウォーカー編集部・鈴木大志】