1日10トン完売!四国発の“変り種ミルク”が話題
東京ウォーカー
1本5000円の牛乳や、リカルデント配合など、様々な進化を見せる“牛乳業界”だが、実は地方にも、人気の“変り種牛乳”があるのをご存知だろうか。
たとえば、四国乳業の「夕しぼり牛乳」(1L・278円)がそれ。夕方搾乳した牛乳を翌朝に出荷するという“鮮度”が自慢の一品で、4軒の酪農家限定で作っているため、1日10トン程度が限界という。ほぼ毎日“完売”し、時には注文を断ることもあるという、隠れた“人気牛乳”なのだ。
なんでも、朝搾る牛乳に比べて、夕方の方が「乳脂肪分」や「無脂肪固形分」の数値が高いそうで、“コク”がぜんぜん違うのだとか。「お客様からはよく、『牧場で飲んだ味がする』と言われます。鮮度の良さや、コクのある味わいが人気のようですね」と、四国乳業の菊池さんも笑顔だ。
同じく四国乳業で、今話題なのが「四季の牛乳」(1L・各258円)だ。その名の通り、春夏秋冬の4種類あり、パッケージも各季節バージョンという仕立て。「春の牛乳」は春にしか飲めないというのも面白いところ。でも、朝夕だけでなく、季節によっても牛乳の味って違うものなの?
「季節のよって与えるエサも違いますからね。見た目は一緒でも“風味”が違うんですよ。牛は寒さに強い動物の反面、夏は“夏バテ”することだってあるんですよ」(菊池さん)
“夏バテ”とはびっくりだが、牛だって生き物。季節や環境によって、体調は変わって当たり前ですよね。ちなみに、「春」は「みずみずしい味」、「夏」は「さわやかな味」、「秋」は「豊かな味」、「冬」は「まろやかな味」なのだとか。今のところ「夕しぼり牛乳」「四季の牛乳」ともに、関西・中国・四国地区でしか手に入らないが、東京・新橋にある、香川・愛媛のアンテナショップに不定期で販売されるとのこと。う〜ん、タイミングを見計らってアンテナショップに行くしかないか…。
とはいえ、もちろん東京に居たって、ちょっと変わった牛乳はちゃんと味わえる。産地も製造工場も東京都内という「東京牛乳」や、全国的にはナイトミルク「nemu ネムー」も“夜型”の人を中心に話題。真夜中に搾乳されたミルクが、“ほっ”とさせてくれるという。
味も見た目も人気の“変り種牛乳”。地産地消の流れもあり、これからますます人気になりそうだ。 【東京ウォーカー/安藤真梨】
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