羽生結弦もNHK杯に出場!GPファイナルの切符は誰の手に?

東京ウォーカー(全国版)

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11月28日(金) から30(日)まで、なみはやドーム(大阪府門真市)で開催される「NKH杯国際フィギュスケート競技大会」。ISUグランプリシリーズの第6戦となる大会で、グランプリファイナルへの出場選手が決定する、今季前半戦の総括ともいえる大会である。

まず女子は、村上佳菜子に優勝への期待がかかる。オリンピック明けのシーズンということもあり、「このオフは今までできなかった練習に力を注いだ」とのこと。その結果、シーズン序盤はジャンプの調整が遅れていたが、ようやく本領を発揮し始めた。浅田真央の休養後、日本女子をけん引するエースとして、負けられない戦いとなる。

次いで注目したいのが、昨シーズン、全米選手権で銀メダルを獲得し、ソチ五輪では初出場なのにもかかわらず9位入賞を果たしたアメリカのポリーナ・エドモンズ。飛躍を遂げた昨シーズンに比べ、ここまではジャンプの安定感に苦労している印象だが、その潜在能力は高い。もちろん宮原知子もカナダ大会(11月1日~3日)に続いて表彰台に上がる可能性は大いにある。アメリカのグレイシー・ゴールドは夏場に落とした調子を戻しているか否かがカギを握る。復調していれば優勝を当然狙えるポジションだ。

これまでに挙げた4名の選手には、グランプリファイナル進出の可能性が残されている。枠はあと2つ。熾烈な戦いが予想されるなか、地元・大阪の選手であり、NHK杯に初出場する加藤利緒菜にも期待したい。

男子については、羽生結弦のコンディションによって大きく展開が変わる。強行とも取れる今回の出場だが、状態がどうあれ、出場するからには五輪チャンピオンとしてふさわしい演技が求められてしまう。そんな厳しい状況をあえて自ら求めて、目指すはグランプリファイナル連覇だ。今大会で3位までに入ればファイナル進出が決定するが、くれぐれも無理をして状態を悪化させることだけは避けてほしい。

シリーズ第2戦のカナダ大会で優勝した無良崇人にも大きな期待が寄せられている。オフから充実した練習を積んだ今季は、今までにない勢いを感じさせる。4位までに入ればグランプリファイナルへの出場が決まる、今回は絶好のチャンスだ。NHK杯初優勝をぜひとも目指してほしい。

最後に、勢力図に大きな変動があるペアとアイスダンスについても触れたい。オリンピックシーズンを終え、パートナーを変更した組も多く、若手の台頭も目立つ。今後の4年間を占うシーズンとなるだろう。個人的にはかつて世界ジュニア選手権で素晴らしい演技を披露した、アイスダンスのモンコ&ハリャーヴィン組の成長がうれしい。日本のペア、高橋成美&木原龍一組、アイスダンスのキャシー・リード&クリス・リード組、平井絵己&マリオン・デ・ラ・アソンション組も出場する。彼らの成長した姿も楽しみの一つである。【中村康一】

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