絶賛公開中! 品川ヒロシ監督の最新作「Zアイランド」出演の宮川大輔にインタビュー

関西ウォーカー

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哀川 翔の芸能生活30周年を記念して制作された品川ヒロシ監督の最新作「Zアイランド」。ある島を舞台に、元ヤクザの組長と、彼と敵対していたヤクザ組織、そして人間を襲う疫病感染者が大乱闘を繰り広げるバイオレンスアクションだ。哀川演じる元ヤクザの組長・宗形(むなかた)と敵対する竹下組の組員で、独自に統合した薬によって感染者“Z”(ゾンビ)と化した吉田を怪演した宮川大輔に本作への思いを聞いた。

―最初に脚本を読まれた時、どのような感想を抱かれましたか?

宮川「品川監督の書く脚本は、テンポがよくて、笑いの入れ方もおもしろいので、読んでいてわくわくしましたね。僕が最初にZに感染する役やったんで、プレッシャーもすごくありました。目立たないといけないし、他のZを演じる方々の見本にもなるので、大事な役やなと思いましたね」

―演じられた吉田あきらはどのようなキャラクターだと思いますか?

宮川「所属する竹下組を裏切って、彼女を連れて銭荷島(ぜにじま)へ逃げて、独自に調合した薬がきっかけでZに感染してしまうんです。どうしようもないやつなんですけど、どこか憎めないキャラクターじゃないかなと思いますね」

―役作りで苦労されたことは?

宮川「Zの動きを想像で3パターンほど考えて、事前に監督に見てもらったんですが、3つとも『ゴリラやん!』って言われて、却下されました(笑)。監督には『エリマキトカゲが走る感じで』と言われたので、その通りに走ったら、みんなが大爆笑してくれたので、その走り方が採用されましたね」

―ご自身のZ姿はいかがでしたか?

宮川「どんどん血のメイクなどが足されていったので、演じている僕も盛り上がってきて自分でいうのもなんですけど、ハマリ役やったと思います(笑)」

―撮影中、大変だったことはありますか?

宮川「吉田の身体に入っている刺青ですね。刺青はシールでもできるみたいなんですけど、安っぽく見えてしまうので、彫師の方に毎日3時間かけて書いてもらってたんです。彫師の方が『寝といてくださいね』って言ってくれるんですけど、筆を使って書くので、くすぐったくて眠れないんです(笑)。刺青はゾンビメイクよりも時間がかかるので大変でしたね」

―哀川さんとは2度目の共演になりますがいかがでしたか?

宮川「哀川さんは、撮影中にアジを50匹も釣り上げたり、カニを捕まえたりしていて、本当に少年のような方です。けど、いざ撮影に入るとみんなをまとめてくれるので、兄貴という言葉がぴったり。映画の中でもさまざまなアクションを決めていて、かっこよかったです」

―この作品を撮り終えてどのようなお気持ちですか?

宮川「哀川さんをはじめ、ベテラン俳優からミュージシャンまで、すごいキャストの方々に囲まれながらも、無事に撮影を終えてほっとしています。自分なりのZを演じることができたので、みなさんにも観てもらえるとうれしいですね」

【取材・文=リワークス】

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