札幌で谷川俊太郎の世界を楽しむ展覧会開催

ギャラリーSYMBIOSIS(札幌市中央区)で7月14日(火)から7月30日(木)まで、「とても個人的な谷川俊太郎展」が開催される。

一人のファンがタイトルどおり“個人的に”企画したもので、世界的詩人である谷川俊太郎さんの著書約90冊をはじめ、音楽や映像などの作品を、多方面から楽しめる内容だ。

その一環として、谷川さんとグッドアイデア社が設立した、全く新しいデザインレーベル「oblaat(オブラート)」の作品も紹介する。

展示されるのは、詩が書かれた鉛筆や、プレパラートの詩を顕微鏡で読む「ポエミクロ」など、遊び心のあるもの。全て企画者本人の私物なので、自由に読み聴きしたり、手に取れる。谷川さん本人の協力により、貴重な私物も展示されるので見逃せない。

さらに、7月20日(祝)には、「高瀬“makoring”麻里子LIVE」を開催。高瀬さんは、谷川さんの作品をメインに現代詩に音楽をつけて歌うグループ「DiVa」のボーカル。

「まこりんの歌で聞くと、詩が活字で読むよりもずっと深く心に届くのに驚く」と谷川さんに評されている。同ライブでは、札幌を中心に活躍するミュージシャン、扇柳トールさんをサポートに迎えるのも見どころの一つだ。

会場では、ゆったり読書を楽しめるように、椅子と飲み物(有料)を用意。また、谷川さんがメディアなどで語った言葉を企画者が集めた「詩人の言葉」を入れたクッキーや、絵本専門店「ちいさなえほんやひだまり」セレクトによる絵本も販売される予定。

子どもから大人まで、ファンの多い谷川俊太郎さんの世界を様々な側面から楽しめる内容。夏休みに親子で出かけてみるのもいいだろう。【北海道ウォーカー】