“生ける骸骨”も公開!舘鼻則孝の1日限定展覧会が開催
東京ウォーカー
下駄から着想を得た「ヒールレスシューズ」で知られる「NORITAKA TATEHANA」デザイナー、舘鼻則孝の個展「面目と続行」展が、12月9日(水)、東京都文京区の和敬塾 本館にて1日限りで開催。新作、未発表作含む過去最多の約30点が公開された。

「面目と続行」展では、下駄がモチーフの「ヒールレスシューズ」「フローティングワールド」をはじめ、現代版の煙管(キセル)「Theory of the Elements」や北陸を中心とした伝統工芸士との製作による「スカルプチャー」などが公開された。
同展の根本思想として、舘鼻は「宇宙は空・風・火・水・地の5つのエレメンツが構成している」というインド発祥の“五大思想”を挙げる。そして、それを最も色濃く表した作品が、富山県の鋳物メーカー、能作と協業した真ちゅう製の骸骨「TRACES OF A CONTINUING HISTORY」だ。

同作品は、舘鼻自身の身体をCTスキャンに撮り、骨のデータだけを取り出して実寸で作り上げたもの。「私が形にしたのは自身の死への恐怖。とりわけ、2011年3月11日に日本を襲った巨大地震で感じた恐怖を、これを製作すること、死を可視化することで癒していきました」と語る。
また、今回苦労した点については、「会場を構成したことです」と舘鼻。「それはストーリーを組み立てることと同じ。見ていただきたいところをしっかり表現しなくてはいけない。そして、見ていただく方に伝わるようにしなくてはいけないので、そこは一番考えました。この和敬塾 本館は、まだ僕が生まれていないときに建ちましたが、今ではさまざまな使われ方をしている。(本展を開催したことが)この館にとっての新しい1ページになればと思います」と付け加えていた。【東京ウォーカー】
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