「ただ～いま！」玉木 宏が広瀬アリスと来阪！映画「探偵ミタライの事件簿　星籠(せいろ)の海」舞台挨拶

6月4日(土)から全国で公開される映画「探偵ミタライの事件簿　星籠(せいろ)の海」の舞台挨拶付き先行上映会が、5月17日に大阪ステーションシティシネマ(大阪市北区)で開催され、主演の玉木 宏とヒロイン役の広瀬アリスが舞台挨拶に登壇した。

本作は、ミステリーの巨匠・島田荘司がシリーズ総部数550万部を超える、脳科学者・御手洗 潔を主人公としたシリーズ最新作「星籠の海」が原作。御手洗を演じるのは玉木 宏。映画オリジナルキャラクターであるヒロインの小川みゆき役を、広瀬アリスが演じる。

ボルテージがマックスの会場に飛び交う大歓声を浴びながら、玉木と広瀬が登場。NHK連続テレビ小説「あさが来た」に出演していた玉木は、約2か月ぶりの来阪。開口一番、「ただ～いま！」と挨拶をして、鳴り止まない拍手喝采に応えた。

すると、粋な玉木の挨拶が面白かったのか、隣で爆笑している広瀬…。すかさず玉木が、「なに笑っとんねん！」と関西弁でツッコミを入れて、賑やかな舞台挨拶の幕開けとなった。

本作は、映像化を拒み続けてきた原作者・島田が、ただ1人「彼であれば…」と玉木の出演を熱望して実写化が実現した。これについて玉木は、「シリーズが始まってから35年。原作ファンも沢山おられますし、島田先生が35年もの間、命を懸けて書いてこられた作品なので凄くプレッシャーも感じています。だけれども、生みの親である島田先生に喜んでもらえる作品になればと、やらせていただきました」とコメント。

ヒロインみゆき役との共通点を聞かれた広瀬は「凄く似てる部分が多いと思います。よく喋るところだったり、根っから明るいところ。あとは、ちょっと空気が読めないところ！」と赤裸々に告白。

すかさず玉木が「それは言わない方がいいんじゃないの？」とフォローした上で「映画に出てくる小川みゆきは、だいぶ抑えた演技ですよ。普段の方がうるさいうるさい！」と暴露して、会場は大爆笑。

また「あさが来た」の撮影で約11か月滞在していた玉木は、大阪の印象を聞かれると「自転車で移動したりしながら、スーパーにもよく行ってましたけど…。大阪は東京に比べて、スーパーのキムチコーナーが凄く広いですね！東京だと2～3種類なのに、どこのスーパーに行っても種類が豊富で、キムチコーナーが確立されていることにビックリしました。逆に納豆が少ないんですね」と、親近感溢れるエピソードに観客も大喜び。

さらに、大阪のおばちゃんの印象について、「よく喋ってくれるのは、ありがたいことです。ただ、成田山(大阪府・寝屋川市)の節分祭にお邪魔した時は、もの凄いパワーだなと思いました。もう鼓膜が3回ぐらい、破れるんじゃないかと思いましたから！」と、笑顔で語った。

続けて広瀬は「食レポで商店街を歩いた時に、大阪の人は“バンッ！”って撃ったら、本当に倒れてくれるのかと思ってやってみたところ、本当に倒れてくれて…。『このレスポンスの良さ、凄い！』と思って、バンバンバンバン撃ちまくっても、皆さん倒れて下さってました(笑)」と、自由奔放な性格が垣間見れるエピソードを披露した。

最後に、広瀬は「この作品は原作のファンから、ミステリーが大好きな方、原作を読んでいない人でも楽しめる作品となっています。シリアスなシーンだったり、緊張感のあるシーンが多いんですけど、私の演じている小川みゆきちゃんがコミカルな役なので、クスッと笑ってもらえたらと思っています」と、作品の魅力をアピール。

玉木は、「僕が演じている御手洗以外は、御手洗という人間に翻弄されていきます。非常にスピーディな作品ですので、置いて行かれないように！そして、御手洗の周りの人間と同じように、翻弄されて、『結末はこうだったのか！？』と、作品の世界を十分に堪能してください。本日は、おおきに」と一礼して、笑顔の絶えない和やかな舞台挨拶を締めくくった。

映画「探偵ミタライの事件簿　星籠の海」は、6月4日(土)から梅田ブルク7ほか全国の上映劇場で公開される。

【取材・文＝関西ウォーカー編集部　大西健斗】