「逃げ恥」絶好調の新垣結衣、「自分を見つめ直したい」と本音を吐露

人気に奢ることなく、常に自分自身を冷静沈着に見据える女優…それが新垣結衣さんの印象。いつ取材しても穏やかな笑顔に満ち溢れ、現場にはステキな時間が流れていく。そんな彼女が、1年ぶりに連ドラに主演中。「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)で、契約結婚という“訳アリ妻”に挑戦している。

「私が演じるみくりとプロの独身を貫く津崎(星野源)は契約結婚を交わしますが、2人を取り巻く人々との掛け合いも面白いですし、みんなが愛すべきキャラクターなので、それぞれが抱えている問題にも、ぜひ注目してほしいですね。星野さんとは初共演になりますが、明るくてキラキラした印象の方。撮影も和やかに進んでいます」

最近では、結婚に対する価値観も“10代の頃とは大きく変わった”と笑顔で語る。

「結婚したら、同じ空間に一緒にいることが当たり前になるようなそんな夫婦が理想ですね。みくりと津崎は、契約結婚を機に互いに意識するようになりますが、結婚って、それぞれの価値観があるし、いろんな形があっていいんだなと思いました。大事なのはお互いの気持ち。2人が納得していれば、遠距離結婚とか、どんな形でもいいんじゃないかって。私の理想は遠距離ではありませんが…(笑)」

ドラマでは、みくりの料理シーンも登場し、クックパッド内では「逃げ恥キッチン」もオープン。みくり同様、料理の腕前は中々な新垣さんだが、最近作ったものは？

「親子丼は好きでよく作りますね。でも、この季節はどうしてもお鍋に頼りがちで…。以前は、キムチ鍋とかわかりやすい味が好きだったんですけど、今はあっさりしたおダシで、お肉やお野菜の素材の味を食べ比べて、しっかりと味わうのが好きです。友達を呼んだら、みんなでワイワイ“タコ焼きパーティー”なんかもしたりして…。楽しいひと時ですね」

今はドラマの撮影に追われる日々が続いているが、冬にかけて行きたいスポットを聞いてみた。

「露天風呂付きの旅館で雪見風呂とか、一度やってみたいですね。元々インドア派で、旅行に行っても施設内で楽しむのが定番でしたが、もう大人なので(笑)、これからは観光も楽しみたいです。“ここいいな”と思ったら、足を運べるような行動力を身につけたいと思います」

肩の力が抜け、仕事もプライベートも順風満帆に見える新垣さん。最後にこんな抱負を語ってくれた。

「最近失敗が多いので、“落ち着けよ、自分”と言いたいです(笑)。みくりに習って改めて自分を見つめ直したいですし、“興味を持ったことはすべて行動に移す！”そんな大人の女性になれたらいいなと思います。ドラマも面白いので、最後まで温かく見守ってください」

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【東京ウォーカー編集部●取材・文＝蓮池由美子/撮影＝西村智晴/スタイリスト＝亘つぐみ/ヘアメイク＝野中真紀子】

編集部